先日玄関をあけるとたくさんのカブツが置いてありました、ちーぼーです。
夏はスイカをいただいたり、冬はカブツをいただいたり、いつもありがとうございます。にしても、いつも多すぎてビックリします。島暮らしという感じなんでしょうか、何をいただくにも量がいつも多くてうれしい悲鳴です。
数えてみると80個近いカブツがありました。一体全体こんなにいっぱいいただいてどうしてやろうかと、ワクワク何に使うか考えました。
カブツという名前を聞いたことがない方もたくさんいると思いますが、いわゆるダイダイです。皮が分厚くゴツゴツとしていて、果汁たっぷりの柑橘系の果物です。さわやかな酸味の中にほのかな苦味があるのが特徴です。
島で育てている人は結構いるらしいのですが、八丈島から出ることはなくスーパーなどにもあまり並ぶことはありません。買うというよりは、いただくことの多い印象の果物です。
島では焼酎に果汁を混ぜて飲んだり、島寿司のお酢の代わりにしたりします。
10日前に「カブツを使って何を作るでしょうか?」という問題を出し、作り終えて答えを乗せる予定だったのですが、そのまま胃痛で寝込んでしまい正解を書くのを忘れてしまいました。
ポン酢
今回はこのカブツを使ってポン酢を作りました。
材料は、カブツいっぱい・醤油・昆布・かつおぶしです。カブツは20個くらい使いました。
一般的なポン酢の作り方は、果汁100ccに対して醤油が倍の200cc、昆布1枚、かつおぶし適当です。今回はカブツがたくさんあるので、贅沢にかぶつと醤油1対2のところ2対1で作りました。
ポン酢の作り方は簡単で、まず最初にカブツを搾っていきます。そこに半分の量の醤油を入れ、昆布を2本とかつおぶしを適当に入れ完成です。
毎年いただいたカブツで、我が家の1年分のポン酢を作っています。自分でポン酢を作ると、もう市販のポン酢には戻れません。カブツの柑橘のさわやかな香りがする贅沢なポン酢です。
大きな瓶に保存用のポン酢を入れ、食卓で使う用に小さめなボトルに入れて使っています。
カブツピール
果汁をしぼって出た大量の皮です。去年はお風呂に入れてカブツ湯にしましたが、今年は皮が大量にあるのでなんだかもったいないなと思いカブツピールに挑戦しました。
材料はカブツの皮20個分、砂糖300g、グラニュー糖、200g、板チョコ2枚
最初にカブツの薄皮を全て取り1晩水に浸け、たっぷりのお湯で茹でます。10分くらい茹でたら1度お湯を捨て、また新しい水を入れて茹でます。
茹で上がったら水で冷やし、中のワタの部分をスプーンでくりぬいていきます。このワタが苦味の原因なので、キレイにとっていくのが大切です。
すべてワタを取り切ったら、またお湯で10分ほど茹でます。10分経ったら一度お湯を捨て、もう1度茹でます。何度か茹でることによって、苦味が抑えられるそうです。
茹で上がったら水で冷やしたら、5mm幅で縦に刻んでいきます。
次に、鍋に刻んだカブツの皮・水・砂糖を加え中火で煮込みます。
水気がもうとばないなというところまで煮詰めたら、食品乾燥機に1枚1枚並べ乾燥させます。
私はこの辺から胃痛がひどくなったため、この先の写真はありません。
食品乾燥機で乾燥させ、ある程度くっつかなくなったらグラニュー糖をまぶして完成です。ピールはほろ苦いので、チョコ掛けピールも作りました。板チョコを湯煎して溶かして、半分つけたらチョコ掛けピールが完成します。
そしてできあがったのがこちらです。10日前に作った時はこの4倍の量がありましたが、今日写真を撮ったときにはパクパク食べてしまっていたので、これだけしか残っていません。
我ながらめちゃくちゃおいしいく作ることができました。おやつやデザートにしたり、ほんのり苦味があるので、お酒のおつまみにピッタリです。今まで捨てていたのがもったいないと後悔しました。「カブツってピール作るためにあるんじゃないか!」というくらいおいしいです。
ノリヒトが年末実家に帰るらしいので、お酒大好きノリヒトママにおすそわけしようと思います。喜んでもらえたらいいなぁ。そういえば年末年始は私1人で島でお留守番です。せっかくおいしいものいろいろ一緒に食べようと思ってたのに。お土産持ちきれないくらい、たくさん買ってきてもらおうと思います(怒)
カブツ湯
私はもったいないおばちゃんなので、ピールを作るときに中の皮を取ったものを排水用ネットに入れてお風呂に入れカブツ湯にしました。
お風呂がカブツのいい香りがして、捨てるところなくいただいたカブツを使い切ることができて大満足です。ありがとうございました!島暮らしサイコー!
コメント