保護猫活動のお話と、我が家の保護猫がお家に来て2ヶ月経ったお話

移住生活

島に移住し、もうだいぶ島暮らしにも慣れてきました、ちーぼーです。私にとって島暮らしは人もごみごみしていないし、自然あふれる環境でとても暮らしやすいと思っています。

ただ島に移住したときから気になっていたのが、野良猫の存在です。

島には野良猫がたくさんいます。時には、人よりも野良猫の方が多いんじゃないかと思う時もあります。

八丈島に移住する前までは日本橋に住んでいたので、野良猫を見たことはほとんどありませんでした。ですが、島にいると毎日野良猫に遭遇します。

今も庭に愛想の悪いたぬきみたいな猫がいて、どうやら軒下に住み着いているらしいです。家に帰ってくるとよく椅子の上で「何しに来たんだよ」という顔で見てきます。

「何しにきたんだよ」って、「ここはうちんちだよ!ただいま!」と声をかけますが、私の顔を見ると思春期の子供のように自分の部屋(軒下)に戻って行ってしまいます。

COCOとお散歩をしていると、怪我をしている猫や風邪で顔がくしゃくしゃになってしまっている野良猫を見かけることがあります。「かわいそう・・・大丈夫かな」と思うものの、私にはどうすることもできず見て見ぬふりをする生活を送っていました。

猫がかわいくて餌をあげる人たちが多いからなのか、島にはたくさんの野良猫がいます。スーパーには犬の餌はあまり売っていませんが、猫の餌はたくさん売っているのです。

餌をあげるのはいいと思うのですが、そんなにかわいいと思っているのであればお家の中で飼ってあげてほしい。外の野良猫たちは、この寒い冬を乗り越えられるか分からないし、怪我や病気になったら病院に連れて行ってあげるのかな?面倒をみるのであれば最期まで、ちゃんとみてあげてほしいのです。

まあ人の価値観の話なのでそこまで言えませんが、痛々しい猫を見るのは辛いし、以前家の前で猫が死んでいたのをひとりでお片付けをしたり、畑にうんちやおしっこをされてイヤだなぁと私は思っています。

ちゃんとした飼い主のいない猫をどうにかしてあげたいという気持ちの反面、飼い主のいない猫は迷惑だと思っています。生まれてくる命も大切ですが、今いる猫たちの幸せな暮らしを私は望んでいます。

島に移住した時、保護猫カフェをやりたいとずっと考えていました。ですが、動物を扱うことは1度始めてしまったら、途中で投げ出すことはできません。なのでずっと考えているだけで、何も行動を起こせずにいました。

そんなことを考えているとき「島猫ニャンとかする会に入りませんか?」と声をかけていただきました。

まだ私は実質的にお手伝いができているわけではありませんが「参加したいです」とお返事をしました。

Just a moment...

この島猫ニャンとかする会は、成猫のTNRや保護した猫の里親募集、譲渡などの活動を行っているボランティア団体です。

私もそうですが、拾った猫をお家で育てている島の人たちもたくさんいます。ですが、助けてあげたいけど家ではもうこれ以上家で飼うことが難しいという島民も多いのが現状です。

そこで島外向けにも、里親募集をしています。

条件はこちらです。

現在はこの子たちが、新しいお家を探しています。

私は移住する前、本土のペットショップで猫を購入しました。その当時は「猫を飼う」ということは「ペットショップで買う」という選択肢しか頭にありませんでした。

ですが途中二匹目の猫を飼う際、実は保護猫の里親になろうと譲渡会に訪れたこともありました。ですがその当時家は賃貸、彼氏がいたものの別れたらペット1を捨てられるかもしれないという心配からか、里親になることは認めてもらえませんでした。とても審査が厳しかったという記憶があります。

なので結局二匹目も三匹目もペットショップで購入しましたが、ペットショップの猫だって保護猫だって同じでかわいいのです。私に救ってあげられる命があるのであれば、保護猫の里親になってあげたかったと今でも思っています。

ぜひ猫を飼いたいと考えている方は、ペットショップだけではなくこういった保護猫もいるということを知っていただけたらうれしいです。

Amazonほしい物リストを一緒に編集しましょう

他にも、島猫ニャンとかする会では活動援助のお願いとして支援のお願いや、ほしいものリストを公開し猫の餌を募っています。

私は八丈島に移住しもうだいぶ時間が経ち、島の方や観光の方に顔を知ってもらえるようになりました。ですがなかなか島の魅力や、こういった活動が注目されずむずがゆい部分もたくさんあります。

微々たるものではあるかもしれませんが、私は人よりも発信力があります。なので微力ながらも島外へ向けて、この保護猫活動を伝えたいと思いブログを書きました。

猫のいる生活は、とても幸せなものです。時にはソファーを爪とぎにされボロボロにされ、食べているお刺身を泥棒され、「はやく飯くれ」と二日酔いの朝にはやく起こされることもありますが、ペットがいるから毎日頑張って生きていこうと思えます。

島に移住する前うつ病のような症状になってしまい、毎日何をやっているか分からない状態でした。夜は眠れないし、電気もテレビも消さず風呂にも入らず、ご飯も食べないような生活をしていた時期が一時期ありました。

自分のことは何もできないのに、それでもペットの世話や、お風呂だけは入れてあげていました。「この子たちには私がいないといけないんだから、がんばって生きよう」と思ったのです。

今の自分がまたこうやって元気に暮らしているのは、ペットたちのおかげです。

なので少しでもこういった猫たちにも幸せになってもらいたいし、恩返ししたいです。

ちなみに私が拾ってきた猫は、おにゃんこぽんという名前がつけられお家に来て2ヶ月が経ちました。

拾った時はガリガリ風邪で顔はくしゃくしゃでしたが、今は毎日元気に暮らしています。

1匹でも多くの野良猫が幸せに過ごせるよう、私もお手伝いしていきたいです。

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