八丈富士と末吉温泉みはらしの湯

観光地

明日から久しぶりの東京に行くので、そわそわしています。東京に行くっていっても、八丈島も東京なので「ああここも東京だったか」っていう、のりつっこみを一人で何度やっているか分かりません、ちーぼーです。

今回は、先日「八丈富士」に登り、そのあと汗を流すために「みはらしの湯」で温泉に入った最高の1日を過ごしたお話です。

八丈富士

標高854.3mの八丈富士は、島のシンボルのような存在です。形成されて約1万年と若いですが、伊豆諸島の最高峰で、富士の名がぴったりな山です。二重火山で、真ん中は直径400~500mの穴となっていて、すり鉢のような構造をしています。この火口丘は「君の名は。」の舞台となっています。

八丈富士の入口には「登山届を提出してください」と書いてある掲示板がありました。私も、QRコードを読み取り、名前・住所・電話番号をメールで警察に送りました。万が一の遭難に備えるため、登山届の提出が迅速な救助につながります。義務化されているわけではないですが、自分の身を守るために登る方は必ず提出するようにしましょう。

絶景のお鉢巡りが魅力で、空中散歩をしているような解放感から「天空の道」といわれるほどです。お鉢巡りの分岐点までは、溶岩で作られた1280段の階段を約1時間かけて登ります。この階段が結構きつくて、私が思っていた山登りには階段は存在しなかったので心が折れそうでした。気分転換に階段で登ったり、坂で上がってみたり、走ってみたり、音楽聞いてみたりいろいろな方法を試しながら1280段登り切りました。

階段を登り終わると、火口内が見渡せるお鉢巡りの分岐点につきます。晴れていれば、とても景色がよく八丈小島や、火口内を見渡すことができます。

私が行ったときは霧が濃くて、風景を楽しむことはできませんでした。

30分ほど登り、頂上につきました。しかしとても風と霧が強く、頂上はミストサウナのようになっていました。

頂上でおにぎりを食べようと思い、家でルンルンしながら4つおにぎりを作ってきていました。海苔はパリパリ派なので、別でタッパーに入れてもっていったのですが、タッパーから出すと同時に霧でふにゃふにゃになり、強い風混ざり合いしとしとの海苔をおにぎりに巻いて食べました。

おにぎりの中に入れた具は、頂いた北海道の鮭・スーパーで買った高級ソーセージ・じいじが家庭菜園で作ったオクラのオカカ和え・じいじの家庭菜園で作った島唐辛子の味噌和えと作っていましたが、ミストサウナ状態だったので顔もビチョビチョ・鼻もビチョビチョで味がよくわからず、かろうじて「島唐辛子かれええ、うまああ」っていうのだけ分かりました。次からは海苔を巻いて、具は全部島唐辛子味噌にしたいと思います。

霧で景色もよく見えず風が強く、もし足を踏みはずすと滑落してしまうので、おにぎりをほおばりながら下山しました。帰りの道は、階段までがかなりハードコースで、風が吹けばしゃがみ安全モードで進みました。

階段のところまでいったら、こっちのものです。山を登り切った気持ちよさと、おにぎりパワーで帰り道楽しくなってしまい、1280段ほぼノンストップで小走りで下までおりていきました。登りは1時間半ほどかかりましたが、帰りは15分ほどで下についたと思います。

ちなみに、階段上りと下りどっちのほうが大変か問題は「上りは自分の体重を上に持ち上げるのでエネルギーは大きく疲れるが、下りは荷重が膝などにかかるので傷めたり筋肉痛になる」みたいです。なのでどっちが大変かといわれると上りだそうです。

私はこの次の日から、走って山を下りたため両足の横太ももが筋肉痛になり悶えていました。自分はもう若くないんだなぁと改めて実感しました。

また今度晴れている日に、チャレンジしたいと思います。絶景をみんなにも見せたいです!

みはらしの湯

営業時間:10時30分~21時30分

定休日:火曜日(祝日、夏期、年末年始などは休まず営業します)

料金:大人500円 小学生・70歳以上の八丈町民200円

シャンプーやせっけんは無料で使うことができますが、タオルはないので持ち込みか購入をしてください。

山登りで疲れた体を休めに、末吉温泉「みはらしの湯」に行きました。

旅には温泉が欠かせない!という方はたくさんいらっしゃいますよね。私も温泉が大好きで、旅行に行くと毎回その土地の温泉を楽しんでいました。

八丈島は魅力的な温泉が7個もあります。

・末吉温泉みはらしの湯(海一望の絶景露天風呂)

・洞輪沢温泉(漁港の片隅に建つ無料の激シブ系)

・中之郷温泉やすらぎの湯(八丈町営温泉の中で一番こぢんまり)

・中之郷温泉足湯きらめき(家族やカップルでも一緒に楽しめます)

・樫立向里温泉ふれあいの湯(地元の人が集まる温泉)

・樫立向里温泉ザ・BOON(八丈島唯一のサウナが設備ですが、とても残念ながら休業中)

・裏見ヶ滝温泉(水着を着て混浴ができるジャングルクルーズ温泉)

今回行った、みはらしの湯は切り立った海岸を望む高台に位置します。内風呂と露天風呂があり、偶数日奇数日により男女の入れ替えがあります。

みはらしの湯は、八丈島で1番有名で最も景色のよい温泉です。晴れた日には海がきれいに見え、夜に行くと満点の星がよく見えます。市街地からは少し遠いですが、八丈島に来たら是非行ってほしい温泉施設です。

温泉は、強い塩分の黄土色の濁り湯です。ずっしりとした重みのある湯感で、塩湯の刺激が強く、生傷の絶えない私の体はそこらじゅうがヒリヒリしました。温泉で体が温まってきたらお風呂から出て、露天の潮風で体を冷ます。雄大な海を眺めなが、何度も繰り返しました。

気づくと1時間以上お風呂に入っていました。暗くなってからの運転をまだしたことがなく怖かったので、暗くなる前にみはらしの湯を後にしました。

男湯と女湯の間には休憩室があります。テレビをみたり牛乳を飲んだりゆっくりするところのできるスペースです。

八丈島の周囲

この日は八丈富士に登り、帰りにみはらしの湯に行きました。地図で見ると島を横断した形になっています。都内でいうと、東京駅から川崎駅まで車で行った距離どだいたい同じです。

八丈島は車で1時間半で一周することのできる小さな島です。八丈富士と三原山の裾野をまわって、島をぐるりと一周する「八丈一周道路」の走行距離は約45キロです。

家からは車で、海・山・牧場・スーパー・温泉どこに行くにも15分あればついてしまう、とてもコンパクトな島です。ひとりでもいろいろなところに行きやすいという利便性は、私にとっても島にとっても大事な八丈島の魅力の一つだと思います。

ただ今回は、八丈富士の近くにみはらしの湯があると思って行きましたが、もはや島の真逆に位置していたということは、ブログを書いているときに気がつきました。どうせ全部の温泉に行くんだから、もっと近いところに行けばよかったと、少しだけですよ、少しだけ後悔しました。

コメント

  1. 陶芸正義 より:

    ちーボーみはらしの湯ぜひ行きたいですよ 今日こちらNHKあさイチの番組で50年来麻雀を打っていて4年前に私と同じ食道癌でなくなった伸光窯を新商品紹介していましたゲストは同じ岐阜県人の野口五郎さんでした 亡くなった友人に結婚式の司会やってむらいその司会者の新婚旅行が八丈島でした よく飲む最高の友人でした
    ちーぼー宛に事務所にビールジョッキ送っておきました 10年間つずいた女流p励ましプレゼントちーぼーで最後です 八丈島生活頑張ってね

  2. こういち より:

    なんでこの日に登ったかな?
    普通晴れた日に行くよね…
    八丈富士からの絶景、見たかったねぇ。
    また秋の晴れた日にでもチャレンジしてください。

    方向音痴なのか、行動力があるのか分かりませんが、この島はちーぼーさんにはいいサイズのようですね。
    隅々まで探検して楽しんでください。
    その発信を楽しみにしています。

    • chibooop より:

      晴れていると思ったら、登ってみたらこんなことになっていました・・・w
      うんうん!リベンジして写真とってきます♪

  3. さゆちゃそ より:

    いつも話ししてるちあきさんを思い浮かべながらブログ読むと
    形成されてから1万年とまだ若く〜
    の部分が違和感ある。笑
    めっちゃ調べたりしてんだね。感心