アテンド係のはずが、たくさんのことを学んだ二日間〜シマビト大学で感じた八丈島の豊かさ〜

移住生活

5月23日、24日はritokei(https://ritokei.com/)のシマビト大学の方々のアテンド係をしました、ちーぼーです。

「ritokei」を初めて聞いた方もいると思うので、少しだけ説明をします。

ritokeiとは、日本の有人離島の情報を専門に扱うメディアおよび団体(認定NPO法人離島経済新聞社)です。

私は前回の台風の時にはじめてritokeiという団体があることを知りました。ritokeiさんは台風の時に義援金を募ってくれ、事業者へと支援をしてくれたのです。私も支援していただいたうちの1人でした。

そこからritokeiさんとの繋がりができ、今回はritokeiで実施されているシマビト大学の現地を訪れるという講座で、私が八丈島の現地アテンド係として参加してきました。

いやあ、ちょっとこれ以上私は深く説明できないっていうか、「アテンド係やって!」と誘われ「オッケ〜!」と何も考えずに返事をしただけだったのであんまりよく分かっていません(笑)

とにかくシマビト大学の人たちに、八丈島を説明するっていうお仕事でした。

今回富次朗商店や末吉にあるLight houseを訪れ台風や島の現状を伺ったり、ふれあい牧場や歴史資料館など島のさまざまなところを訪れました。

富次朗商店の向かいにあるワーキングスペースむかいの富次朗で、代表の伊勢崎さんにお話を伺いました。

アテンド係とは思えない顔で、完全に参加者のみなさんと話を聞いているちぼちゃん。

八丈島は坂下(三根・大賀郷)・坂上(樫立・中之郷・末吉)の5つの地域からできています。

坂下地域に島のおよそ8割の人が住み、坂上地域には2割の人が住んでいます。私は島の中でも栄えている三根というところに住んでいます。富次朗商店は樫立にあり島の中で田舎の部類に入り、末吉地域は島でもっとも田舎と言われる地域です。

今回の台風で坂上地域は土砂災害が起き、水道や電気もなかなか復旧をすることがありませんでした。

特に末吉地域では土砂が流れ込み、避難所となっていた旧末吉小学校は土砂に飲み込まれてしまったのです。まだまだ復旧に追われています。

そしてこの地域には多くの高齢者の方が住んでいます。

今回の台風で末吉唯一のスーパーは閉業してしまい、私は「末吉にはもう商店が1つもなくて不便だろうし、またいつ土砂災害が起きるか分からない。それに周りの人たちも心配しているから、みんな坂下に降りてくればいいのに。」と思っていました。

ですが、富次朗商店の伊勢崎さんは「この5つの地域があっての八丈島。だから末吉地域のために移動スーパーをはじめる。」と、末吉で移動スーパーをやろうと立ち上がりました。それに伴いクラウドファンティングを開始。(https://for-good.net/project/1003123

この移動スーパーをやるというのは、ただ食料品や生活用品を販売するという目的ではありません。

地域の人たちと挨拶を交わし、買い物の楽しさを通じ孤立を防ぎ、情報や安心を届けるというものだとおっしゃっていました。

個人の利益だけ考えたら、きっとやっても儲けにはならないというかかなり大変な事業です。島のために、島への恩返しだと言っていました。

次に末吉にあるLight houseでお話を伺いました。

ここは台風後にできた新しいカフェです。もちろん飲食店ではありますが、倉庫にキッチンカーが入れ込まれていて「みんなが集まれる場所を作りたい」という碧海さんが作り上げた空間です。

ここの店主の碧海さんは商工会青年部員でもあり、町議会議員でもあります。私も青年部員なので碧海さんと一緒に出張に行ったりイベントを一緒にやったりと、割と勝手に仲が良いと思っています。

ちぼより歳が2個しか上じゃないのに、いつも頑張っていて偉い。でも頑張り過ぎてちょっと心配って思っちゃうこともあり、飲みの席とかで「チョットガンバリスギナンジャナイ。仕事を下ニマワスノモ大事ヨ。」とチクチク言う生意気なちぼちゃん。

碧海さんは「末吉で生まれ育ち、地域の人たちに育てられた。だから今度は僕が末吉を守りたい。」と言っていました。

このお店は朝7時から営業し遅い時は20時ごろまであいています。なんでそんなに早い時間からやっているかというと、末吉の子供達の朝のスクールバスを見送りたいからなんだそうです。

この日訪れた時も、末吉の人たちや子供たちが遊びにきていました。

今回の台風の土砂災害で末吉を離れてしまった人もいたそうなんですが、それでも末吉が大好きでこうやって末吉に遊びに来ているという人もいました。地域を愛し、愛されているお店です。

碧海さんは台風が来た時の状況や対応、末吉という地域の特色などいろんなお話を聞かせてくれました。

やっぱり同じ八丈島でも地域によって台風の対応の仕方も違うし、私が知らなかったことがたくさんあることに気付かされました。

私の住む三根地域は、島という特徴がら私は半分以上の人が顔見知りだと思っています。ですが末吉地域では、全員が顔見知りの中でその人間のことを理解をし合っているんだそうです。

例えばの話ですがちょっと冷たくされたとしても「この人はこういう人だから冷たくしているんじゃなくて、きっとこう思っているんだ。」というところまで理解をしあえているって感じ。人間関係の濃度が違います。

みんながみんなを理解しあい助け合っているからこそ、末吉地域の人たちはこの地域を愛しているんだなと話を聞いて思いました。

「みんなより安全な坂下地域に降りてくればいいのに」なんていう私の気持ちは浅はかでした。

なかなか同じ島に住んでいても末吉に行く機会は少なかったんですが、この時末吉の人と仲良くなれたので「今度お魚持って行くのでみんなで食べましょう」とお約束しました。もっとみんなのお話が聞きたいです。

夜は坂上の中之郷地域にあるうみかぜ椎茸の竜児さんのお店で、食事会が行われました。

うみかぜ椎茸は今回の台風でレストランは閉業、椎茸栽培はハウスがダメになってしまい収穫率が4割になってしまいました。

台風直後は事業を辞めてしまおうかと思っていたそうなんですが、再建に大奮闘し先週通販の虎に出演していました。

みんなみんな台風で自分の事業をこれからどうしようかと、今でも辛い思いをしています。ですがその中でも自分のことだけでなく、誰かのため地域や島のために何かやろうともがき前へと進んでいるということを改めて感じました。

なんだか離婚したとか離婚して周りにどう思われるんだろうかとか、悩んでいたのがどうでもいいなって、ちっぽけなことを気にしていたんだなって。

自分の事業をどうやったら大きくできるかっていうのも、別に当たり前に自分のことをやり、それ以上に誰かのことを想い生きていきたいと感じました。

とりあえず次は、末吉地域でイベントやりたいな!

今回はアテンド係として参加させてもらいましたが、たくさんの島のことを学ばせてもらいました。まだまだ知らないことがいっぱいです。

二日間を通し難しい話や専門用語みたいなものもいっぱいでてきて、2割くらいは話についていけませんでしたが、そんな中でもなんだか自分自身が人として強くなれた気がします。

また来月!

このシマビト大学の八丈島講義は、次回6月20日に開催されます。もしご興味ある方は是非。→https://ritokei.com/campaign/shimadai/8jo2026

コメント