移住候補地探し

ちーぼーです。

いざ移住を決意したものの、どこの離島にしたらいいんだろう？と、ネットで島を調べました。日本には離島って案外たくさんあるんですよね。

離島移住で大事なこと

・仕事を探すこと

・家を見つけること

・東京からの利便性

が私にとって大事な3つです。

島は、都会よりも仕事がありません。種類も少なく、自分の好きな職種を選ぶことは難しいかもしれません。仕事自体全く募集していないところもあると思います。

そして家です。島暮らしにおいて、家を見つけるのがとても大変です。実際空き家はたくさんあるのですが、そこの所有者の方が「親戚や知り合いにしか貸さない」「何かあった時の為に空き家のままにしている」という状態が多いそうです。

島によるのかもしれませんが、ペット可の賃貸はほぼないような気がします。なので私は、最初家の購入を考えていました。ペット可の賃貸物件を見つけるのは、辛抱強くタイミングを待つしかないと思います。

東京からの利便性は、私が麻雀プロの仕事をするために東京に行くことがあるので、これも大事な1つです。他の島では、飛行機などの乗り継ぎが必要なところもあります。

もう1つの移住候補先

八丈島に行く前、もう1つ移住目的で離島に旅行に行っていました。

それは、五島列島です。

五島列島を知ったのは「ばらかもん」というアニメでした。

体調が悪かった時に、ばらかもんというアニメに出会いました。ばらかもんは「習字の先生が仕事でミスをしてしまい島に飛ばされ、その島で古民家に住み近所の子供たちとのんびり過ごしながら、習字を書く」という物語です。

アニメで見たその生活がとても羨ましく温かくほっこりして、当時気が滅入っていた私は涙を流しながら見ていました。それからこのアニメのことを調べ、五島列島という島を知りました。5回くらい見返した、大好きな作品です。ぜひ1度読んでみてください！きっと離島暮らしの良さが伝わると思います。

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五島列島と知ってすぐに行く準備をしました。

島に行く前、たまたま東京で五島列島の移住者相談会をやっていて、相談会にも参加してきました。移住者スタッフの方達にお話を聞き、連絡をとり、現地でも案内していただいたのです。

五島列島では、家を購入しようと空き家バンクの古民家を見に３軒連れて行ってもらい、そのうちの1軒がものすごく気に入り購入しようと思っていました。

空き家バンクとは、自治体のやっている非営利の不動産みたいな感じです。

五島列島の古民家は安く、私が購入しようとしていたのは4LDKで400万。かなり綺麗で、きっと掘り出し物件だったと思います。

ただ、その家には畑をやる場所はなく、畑をやりたいのでどこかないか聞いたところ「家の前にある畑、◯◯さんの所有物で使ってないだろうからただで貸してくれって言ってみるよ」と家の所有者の方が答えてくれました。

初対面にも関わらず、私がひとりで移住すると聞いてその後もいろいろと気を遣っていただき心配してくれて、本当に優しい方でした。

家の購入を前向きに考えながら、その日の夜1人で飲みに行きました。そこで出会った人たちに、島のこと、その地域のこと、仕事のこと、この島で出会いはあるのか（笑）を教えてもらいました。

出会った島の人たちに仕事をどうしようかと相談したところ、購入予定の家の周囲では仕事を募集しておらず、市街地に行かなければならないとのこと。ただ、家から市街地は車で30分以上かかり、その市街地でも自分がピンとくる仕事が見つけられませんでした。

五島列島は自然が豊かで、家も安いです。ただその分時給も安いです。その辺りは、家の安さと賃金はイコールになってしまうんでしょうね。あとは、若い人たちとあまりで会えなかったのも、五島列島を断念する1つの理由でした。お友達も欲しいですし、旦那さんもいつかは欲しいのでこのままだと見つからないと思いました。一人で住むには、私には少し寂しかったです。家族が出来たら、五島列島での暮らしはありだなぁと思います。

八丈島に決めた理由

五島列島から帰ってきてまもなく、八丈島に行きました。

八丈島は仕事をメイン選んだ島です。八丈島は五島列島に比べ、家賃や物価が高いです。私は、八丈島で家を購入できるほどのお金を持っていません。それに賃貸もほぼ募集をしておらず、ペット可の物件なんてきっと見つからないんだろうなぁと思いながらも、何があるかもしれないと期待を持ち八丈島に下見に旅行にいきました。

八丈島では、移住者組合の方たちにとてもお世話になりました。牧場、牛乳工場、カフェの仕事を見せていただきました。職業体験もさせてもらいました。そこで働いている方たちは、とても優しく、夜は飲みに連れて行ってくれました。私が出会った人たちはなんだかみんな特徴的で、頭の中で全員アニメのキャラクターに置き換えていました。それを伝えたら怒られてしまいましたが（笑）

周りを見渡せば若い人たちがいて、仕事はきちんと決まったわけではないですが、どうにかなりそうな気がしました。

しかし一番の問題は住む家です。住む家がなければ、働くことも出来ません。

職業体験をした翌日、知り合った地元の方に不動産屋さんまで連れて行ってもらいました。八丈島にある不動産屋さんは、私が探し出した中では1つしかありませんでした。田中グラス店に行き家を紹介してもらい、地元の方と一緒に3軒内見に行きました。しかしピンとくる家はなく、ペットを飼っていいかも大家さんと要相談とのことでした。これじゃきついかぁと少し心が折れていました。

すると、地元の方がおもむろに電話をし始めました。

車を走らせ、ある1軒のお家に連れていってくれました。そこには夫婦が待っていて

私はどうゆう状況かよく分からないまま、流れに身を任せお家にお邪魔させていただきました。このお家はお話を聞くと、築50年以上のお家で、いわゆる古民家だそうです。3年間誰も住んでいなかったので、家の中は蟻が沢山いて好き勝手歩いており、ネズミが通っているような穴もありました。

さっきまで見ていた物件は修繕しないと住むことはできず、家賃6万5000円だったのに！しかも敷金礼金もかからないんですって。八丈島に神様が舞い降りてきました。

こんな感じのストーリーがあり、現地で初めてお会いした方の親戚のお家を貸していただくことになりました。ペットに関しても、犬と猫がいることを伝えてみると

なんて素敵な方に出会えたんだろう。

そんなこんなで仕事もなんとなく決まり、友達も多分出来て、そして一番の難点であったお家も決めることが出来ました。

まとめ

ネットである程度の情報を調べ、その土地の移住組合や役所の方に連絡をするといいと思います。

そして、自分にとって1番何が大切か。仕事なのか、家なのか、人間関係なのか。どの部分は妥協が出来て、どの部分では妥協ができないか。

私は仕事をメインに考えて移住を決め、住む家は妥協しようと思っていましたが、周りの方たちに恵まれ、結果的には仕事も家も妥協をせずに移住をすることが出来ました。感謝しきれません。

離島はとても小さなネットワークです。ネットに書いていないことや、行ってみないと分からないこと、そしてそこでの出会いがあると思うので、まずは現地に行ってみることをおすすめします。