流人がおにぎり1個で1つの玉石を運んで出来た、大里の玉石垣

観光地

友達が今度ジョロキアの苗を持ってきてくれるそうです、ちーぼーです。辛いのが大好きなので「ありがとう」っていったものの、そのあと調べてみるとジョロキアは島唐辛子の20倍辛く、ハバネロの4倍辛い、世界最強の唐辛子なんだそうです。

原産国の北東インドでは、民家や畑を荒らす野生のゾウを撃退するために、ジョロキアが使われていました。ジョロキアの辛さは、大型の動物に効くほどの刺激があるそうです。もしかしてアリにも効くんでしょうか。最近アリが増える一方で参っているので、家のまわりにジョロキア塗ってアリの侵入を抑えたいです。

ジョロキアは手で触るのは危険なので、ゴム手袋をして調理をします。1つまるまる実を食べると死んでしまうそうです。また、家の中で調理をすると辛い匂いが充満してしまい、我が家にはペットがたくさんいるので庭で調理をするようにしたいと思います。

これは・・・間違ったものをお願いしてしまいました。ものには限度というものがあって、ハバネロにしておけばよかったなぁと後悔しています。食べれなかったら八丈島の人に苗をプレゼントしようと思います。欲しい方ご連絡お待ちしております(笑)

今日はTwitterで「大里の玉石垣が見たい」とリプをいただいたので、実際に行き紹介したいと思います。

大里の玉石垣

1606年関ヶ原の合戦で敗れた宇喜多秀家が初めて八丈島に流されてから、幕末までに1917人の流人が八丈島に流されてきました。江戸時代の役所は大賀郷の高台、大里集落にあり、明治41年の移転までこの地が政治の中心地となっていて、島役人が暮らしていました。

流人は食料を確保するため、海岸から玉石を運び上げ石垣を作りました。この玉石の石垣は今でも、八丈島で規模・美しさともに秀逸とされています。台風の多い八丈島の暴風雨から住居を守るための防風林としての機能もあります。

美しく積み上げられた玉石は、六法積みと呼ばれる独特な技法で、ひとつの石の周囲を6つの石が取り込まれて積まれています。昔はコンクリートもなく、どうやってこんなに丸い石をバランスよく重ねられているのか不思議です。コロコロ転がっていってしまいそうですし、四角い方が積みやすいのにデザイン的におしゃれ重視で丸を選んだのでしょうか。

そもそも八丈島は火山で作られた島なので、小さな穴の開いた火山石はたくさんありますが、こんなに丸い石がなぜたくさんあったのかが不思議です。

島の歴史をいまに伝える玉石垣ですが、横間海岸から大里まで1㎞ほどの道を、流人がおにぎり1個で玉石を1つ運んだと言われています。おにぎり1個食べるのもやっとですよね、考えただけでもゾッとしてしまいます。この玉石垣がもっとも美しいのは八丈島役所跡だそうです。

歩いて15分ほどの距離を、この玉石が両サイドに積まれる道の光景は圧巻です。周りはとても静かで緑も多く、散策しているとタイムスリップしたような感覚になります。私は建物や神社に興味をもったことはありませんでしたが、この玉石垣はとても感動しました。

玉石垣は実際に行ってみると、その凄さがもっと分かると思います。映えスポットでもあるので、記念撮影にとてもいい場所です。私も写真をたくさん撮ってしまいました。玉石垣の真似顔です。

コメント

  1. こういち より:

    これは本当に凄い!圧巻の光景ですね。
    ひとつひとつ石を運んで積み上げていく作業が繰り返されてどれだけの労力と年月をかけたのでしょう。
    想像しただけで気が遠くなる作業で、1mくらいで嫌になって、作業が雑で石垣が曲がってしまいそうなものです。

    これまで紹介してくれた中で一番行きたい場所です。
    ちなみに二番目は千両です。

    ジョロキア…危険だから気をつけて…

    • chibooop より:

      本当ですよね!ちーぼーが1人の作業員だったらもう今は玉石ないかもしれません。
      実際みるともっともっとすごいので見てほしい!
      ジョロキアはグングン成長中です。