日本三大廃！八丈オリエンタルリゾート

ちーぼーです。今回は日本三大廃墟と言われている八丈オリエンタルリゾートについて紹介します。

八丈オリエンタルリゾートは、八丈島にある巨大リゾートホテルです。1968年バブル期に建てられ、当初は「八丈ロイヤルホテル」と称していましたが、後に「プレシアリゾート八丈」、「八丈オリエンタルリゾート」と改称しました。ホテルにはディスコ・テニスコート・プールなどの超豪華な施設が備えられ、創業者朴魯貞の銅像が置いてありました。

徐々に客足が衰え2006年に閉館。その当時、八丈島国際ホテルや八丈島温泉ホテルなども同じく閉館になってしまったそうです。

88室450名宿泊することができ、当時海外旅行が一般的ではなかった時代、新婚旅行先として有名でした。1964年当時は、ハワイ旅行が当時の国家公務員の初任給1万9100円の19倍となる36万4000円と非常に高かったことと、当時は米軍統治下で海外渡航が禁止されていたことから、ハワイの代替えとして旅行先に選ばれることが多かったのです。

当時の八丈島は「日本のハワイ」と呼ばれていました。しかし海外旅行の制限が廃止され、海外旅行が安価になり、本物のハワイが身近になったのです。沖縄も日本に返還され1970年代以降観光客が減少傾向になり、経営が傾いていきました。

かつては八丈島にも映画館やゲームセンターなどの娯楽施設がありましたが、徐々に減っていき現在ではパチンコ店・ボウリング場・カラオケ店だけになってしまい、ホテル閉業をきっかけに八丈島からいろいろなものがなくなってしまいました。

多くのユーチューバーが八丈オリエンタルリゾートを訪れ、中に入って撮影ができないかと管理人にお願いをしていましたが断られていました。許可なく無断侵入は禁じられています。

現在では日本三大廃墟と呼ばれ、廃墟マニアの聖地になっているそうです。かつての栄えていた時代を感じ想像をかきたて、ロマンが溢れタイムスリップをした気分になります。そして、その姿が荒廃していく様は人を魅了します。

バブル時代に生れていなかった私は、とても興味をそそられます。新築の新しい美しさとは違う美があり、今の時代では感じることのできないものを感じられると思います。

八丈オリエンタルリゾートで有料の廃墟ツアーがあったら人気が出そうですよね。私も中に入りたいので、もしそんなツアーが出来たら参加したいです。インスタ映えしそうですし、きっと人気が出そうなのになぁと思います。

このホテルをネットで調べていると、トリック劇場版2で舞台になっていることが分かりました。さっそくネットフリックスで映画を見ると、私は昔見たことのあった作品でした。

八丈島を知り八丈オリエンタルリゾートを知ってから見ると、また見え方が変わり少しだけ中に入りたいもどかしさを紛らわせることができました。

トリック劇場版2

トリック劇場版2は八丈オリエンタルリゾートが閉館された、2006年に公開されました。山田奈都子（仲間由紀恵）と上田次郎（阿部寛）は、青沼という青年から１０年前に失踪した幼馴染みの女性を助けてくれと依頼され、霊能力者から助け出すという物語です。劇中では、当時猿岩石として売り出し中の有吉弘行がちょっとした役ででていたり、トリックならではのコメディが随所にあり作品としてもおもしろかったです。

八丈島は富毛村と称され、舞台になっています。劇場内ではホテルを中心に、八丈島の様子がうかがえます。廃墟となる前のホテルのいろいろな場所が映っています。富毛湯は、裏見ヶ滝温泉です。

おまけ

ホテルに入らなければ、敷地内を散歩することができます。広大な敷地を伸びきった緑に囲まれた道は、迷路のようになっています。COCOと散歩をしていた時に、きれいなハイビスカスが落ちていたので頭にのっけて記念撮影しました。かわいい。