ちーぼーです。
八丈島に実際移住をしてみて、かかった費用をまとめました。「八丈島へ移住したいけど 、予算はどれくらいかかるの?」「八丈島ではどんな生活スタイルなの?」という疑問にお答えしたいと思います。
引っ越し
引っ越しの荷物や車を運ぶには、貨物船を使います。人と同じフェリーには積み込むことは出来ません。
家財
費用:30万円前後 芝浦貨物営業所を利用しました。まずは連絡をし、見積もりをとってもらいます。見積もりをとると家に手紙が届き、返信することにより予約を取ることが出来ます。
私は単身ですがペットが4匹いるので荷物が多く、一家族分の荷物があり2トントラックで入るくらいのコンテナを1つ借りました。八丈島は小さな島なので、天候により上陸出来ず船が欠航することがあります。そのためにも家財は、引っ越しをする3.4日前に早めに持っていってもらわなければなりません。
今住んでいる家まで、荷物を回収しに来てくれます。そして荷物を運び船に乗せ、自分たちが到着する日に、新しい八丈島の家までトラックで運んでくれます。設置などはしてもらえないので、そこからは自分で行います。
ちなみに、3.4日前に家の中の荷物を全部もっていかれてしまうので、布団などももちろんありません。私は、新しい布団を購入し八丈島に持っていき、古い布団を取り残された家で使い、家を出る日に粗大ごみで捨てました。ペット用品も同様、同じような手順を踏み、古いものは捨てていき、新しいものを持っていきました。
何日間かベッドもなく羽毛布団にくるまっていて、なんだか寂しく、惨めな気分になりました(笑)もし他に良い方法があったのならば、むしろ教えてほしいです。
車
費用:33000円 軽自動車は33000円、普通自動車は47000円です。
八丈島で車を買おうか悩みました。しかし八丈島の車屋と本島の車屋を比較すると、輸送費を含めても本島で買った方が安かったので、本島で購入し輸送しました。
車は、家財とまた別の窓口の芝浦営業所に輸送を頼みます。予約はしなくていいのですが、直接芝浦営業所に車を持ち込まなければなりません。家まで取りに来てくれるプランもあるのですが、取りに来てもらうと2万円かかるので持ち込みがおすすめです。
車を輸送できる日は、週に2.3回しかありません。なので、家財よりも早く持ち込む必要があります。車は予約できず早いものから順番に島に送っていきます。なので1週間前くらいに持ち込むのが良いと思います。
車の中に何か積んだ状態で輸送する場合は、別途料金がかかります。50センチ×50センチで2500円程だったと思います。もし積みたい場合は、直接問い合わせをしてみてください。
人
費用:18750円(特2等の価格です) 事前にネットで予約をし、フェリーで行きました。ネットで予約をすると20%オフになります。
本島からは1日1便、22時半に浜松町駅のそばのターミナルからフェリーが出航します。八丈島までは10時間半かかります。
フェリーの座席にはランクがあり「2等、特2等、1等、特1等、特等」の5種類あります。特等だと28000円程です。私は、1番安い2等にしようか悩みましたが、長旅なので特2等というオープンスペースをカーテンで仕切ることのできるベッドにしました。
ペット
費用:1匹3760円 ペットは人と同じフェリーに乗ります。縦横奥行きすべて45センチ以内のゲージに入れ、顔の出ない状態にし、ペット専用ルームに乗せられます。なので大型犬などはフェリーに乗せることが出来ません。
ゲージに関しては、ソフトのものではなくハードケースがおすすめです。私は持っていなかったので、移住用に新しく購入しました。
実際に買ったハードゲージです。セールで2094円でした。
1番安く、人気も高かったです。4匹飼っているので、4つ購入しました。段ボールを開けてみると、ふたと下の部分が分かれていて自分でねじ回しを使い、組み立てる形状でした。自分で組み立てる商品の為安かったみたいです。1つ作るのに5分もかからず、かみ合わせが悪いこともなく作りやすかったです。
このゲージは出航する1ヵ月前に購入し、いつでもみんなが入れるように家の中に並べて置いておきました。ペットにとって引っ越しや移動はストレスです。ゲージに慣れてもらえれば、移動のストレスの軽減になると思うのでやってあげてもらえたらなぁと思います。
必要なもの
車
費用:36万円 島暮らしをするにあたって、絶対必要なもの、それが車です。
電車はもちろんないですし、バスは1時間半に1本しか走っていません。
私は6月八丈島に遊びに行ったとき、車の免許を持っていませんでした。なので移住に間に合うように、急いで合宿で免許を取りに行きました。八丈島で免許を取ることは原則できないそうです。免許を持っていない方は移住する前に取ってきた方が良いと思います。
車は、島の潮風で3年くらいで錆てしまい、長くても5.6年程で乗れなくなってしまうそうです。高くてかっこいい車も同じように錆びてしまいます。なのでそんなにいい車ではなく、安くて乗り換えやすい軽自動車を島の人たちは乗っています。
除湿器
費用:2万円 八丈島は温暖な気候で湿度が高い島です。夏になると湿度80%ほどあり、雨の日が多くなります。
私が住んでいる古民家にとって、湿度は大敵です。カビやダニの繁殖の原因になります。革製品のものや、押し入れにはいっているものは湿気でカビてしまいます。除湿器は家に何台あってもいいといえるほど、八丈島で暮らすには必要なものです。
アマゾンプライム
費用:年会費4900円or月会費500円
都内だと送料無料のものが多いのですが、八丈島は離島なので送料が高いです。離島には配達できませんっていわれることもあります。そんな時AmazonPrimeに入っていれば、Amazonでの買い物はいつでも送料無料になります。注文してから到着まではだいたい5日くらいです。
島の人たちはAmazonPrimeに入っていて、ネットで何かを注文する時はAmazonを利用するそうです。
私は都内にいるときから、重いものや定期的に購入するものはすべてネットで購入していたので、そういう使い方をするにもAmazonはおすすめですよ。
その他
他のものに関しては八丈島に売っていますし、実際暮らしてからネットで注文するでも大丈夫だと思います。
引っ越しをする前に、着なくなった洋服や雑貨はトレジャーファクトリーで買い取りをしてもらいました。トレジャーファクトリーは段ボール2個まで家に集荷に来てくれます。あまり値が付くわけではないですが、捨てるよりはいいでしょう。
昔まではブックオフで買い取りをしてもらっていたんですが、今回初めてトレジャーファクトリーを利用して、こちらの方が値をつけてくれるイメージです。
まとめ
単身+ペット4匹の八丈島への引っ越し費用は約38万円です。八丈島に行って必ず必要なものを買いそろえるのに約38万円。八丈島移住への必要な金額はだいたい76万円でした。
平均よりも私の移住費用は少し高い方かもしれません。もっと安く抑えようと思えば、電化製品を持っていかなかったり、車は八丈島で購入したり、宅急便を使ったりと節約することはできます。
八丈島にはコンビニがなく、スーパーはみんな20時にしまってしまいます。
島は不便そうというイメージがあり、足が遠のいていた人たちも少なくないはずです。今の時代はネット通販があるので、島にいても何でも揃えることができます。
八丈島でとれた新鮮な魚や野菜を食べ、もし足りないものがあればネットで買う。今のこの時代だからこそ、島暮らしは無敵でサイコーなのかもしれません。
コメント
読みやすくて楽しいです。
自分が島に移住するような気分になって毎日楽しみにしています!
これから八丈島のこともっと教えてください。
そういっていただけて嬉しいです。
八丈島のこと、みんなにも好きになってもらえるよう、これからも発信していきますので、見てほしいです★
引越しの日数や費用など、勝手に気になっていたので興味深い記事でした。
しかもとても読みやすいし分かりやすい。
本を出版できますね。
離島はすごく不便な印象でしたが、ネット(Amazon)のおかげでそうでもなくなってるんだなあ。
で、ちーぼーのお店の開店はいつですか?
そうやっていっていただけて、とても嬉しいです。
ありがとうございます。
ちーぼーのお店は今、担当の方にお願いをしていてもうすぐでオープン予定です!
お楽しみに♪
ナンバープレート載せてても平気だったのは島だと結局住所バレするからだったんだね!w
知らないこと沢山載ってて勉強になりました。
そして楽しく読ませて頂いてます!
・放置車両でない限り、車のナンバーから所有者情報の照会はできないですよ。
・島だからといって、簡単に住所バレなんてしないでしょ。よっぽどの悪意がなければ。そんなこと言われたら誰だって怖いですって。
ここを楽しみに見ている人は決して探さないと信じたい。人から嫌がられるようなことをして得する人はいないから。
ちーぼーさんが、八丈島で安心して暮らせるように、このホームページで楽しく見守るだけにしましょうよ。
わざわざありがとうございます。
昔は照会できたみたいですが、今はできないようになっているようですよね!
そのことを確認していたので、Twitterにもナンバー載せていました。
心配してくださってありがとうございます★
いやまあきっとばれてはしまいそうだけど、ナンバーだけじゃ住所わからないみたいだよ!
楽しく読んだのであれば月末のゲスト先で感想お聞かせくださいね。ふふ