私の最もおすすめ、八丈島の郷土料理を堪能できるお店いそざきえん

ちーぼーです。今回は樫立にある八丈島の郷土料理のお店いそざきえんについての紹介です。大通りを運転していると、いそざきえんの看板がちらっと見えるのですが、ずっとどらえもんと空目していて気になっていました。どらえもんって八丈島と何の関係が！？と思っていましたが、それはどらえもんではなく、いそざきえんでした。

いそざきえん
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いそざきえん

【住所】東京都八丈島八丈町樫立347

【アクセス】空港から車で約15分底土港から車で約18分

【営業時間】昼11:00～15:00(14:00LO)／夜(当日15:00迄に予約～22:00)夜は予約のみなので注意してください。

【定休日】不定休

【電話番号】04996-7-0041

【喫煙】全席禁煙

いそざきえんは、八丈島の歴史と文化を感じられる郷土料理の有名なお店です。八丈島の豊かな食材をふんだんに使った料理を楽しむことができます。お店は流木を集めて建てられた、百余年経った古民家を活用していて趣があります。建物はとても広く100席ほどあるそうです。

古民家大好きな私は、お店に入った瞬間からテンションがあがりました。

夜は本格的な御赦免料理を予約することができ、ランチにはお手頃な「黒潮コース」を食べられます。御赦免料理とは、昔流刑地だった八丈島で、罪人が許されて本土へ帰るときにだされたお祝いの料理です。なので島にある食材を使って、心を尽くし作られた料理なのです。

八丈島では1606年から約275年の間に流された流人は1898人です。その内の741人が赦免されたと言われています。

黒潮コースには、八丈島で古くから食べられている味噌味の麦雑炊や八丈島産の刺身・階層・野菜の郷土料理・あら汁・デザートがついてきます。

席につくと布？和紙？に書かれたメニューが出されました。このメニュー表もとても味がありますよね。

黒潮料理がスタンダードなメニューとなっていて、そこに姿作りか塩釜の1つをつけたのが寿料理、両方をつけたのがしょめ料理です。

今回私は、寿料理で姿作りを注文しました。

最初に、明日葉こんにゃく・海藻の酢の物・海藻の煮物・ムロアジの煮物・切り干し大根・ジャガイモの塩煮・芋と小豆の甘い炊き合わせ・自家製たくあんが出されました。

普段食べないような珍しい味付けのものもあり、1つ1つ味わっていただきました。お酒が飲みたくて仕方ありませんでしたが、車なのでここはグッと我慢するのが大変でした。お酒にとてもあうお味です。

食事をしていると、次に姿作りがでてきました。キンメダイに乗せられ丁寧に並べられたお刺身は、ハイビスカスも映え見ただけでもテンションがあがってしまいます。島のお魚のカンパチ・キンメダイ・目鯛・尾長ダイが入っていて新鮮なお魚は身がプリプリしていました。写真は2人前です。

今回は注文していませんが、塩釜はこんな感じです。アオダイや目鯛を塩で包み、水分を外へ逃がさず蒸し焼きにして、食べる時にこの塩釜を叩いて食べます。主に祝いの席で食べられることが多い料理です。

こちらは麦雑炊です。明日葉と里芋が入っていて、明日葉の風味を感じることができ、味もしっかりしていてとてもおいしかったです。麦雑炊は普通の白米に変えることができますが、断然麦雑炊をおすすめします。

デザートには、スイカ・グアバ・島バナナがでてきます。

おばあちゃんの家にいるような雰囲気の中、島のゆっくりとした時間を感じながら食事をし、最高の時間でした。

食事を終えお店を出ると、デザートで出されてバナナがつるされていました。

帰ろうとしたとき、ポットに入った明日葉がたくさん並んでいました。ずっと明日葉を売っているところを探していたので「おおお！これは購入できそう！」と思い、お店に戻り明日葉を売ってもらえないかと聞きに行くと、スタッフさんは見つかりませんでした。

スタッフさんを探そうとお店の横にある事務所を覗くと、仕事を終え食事をしているスタッフさんがいました。私が顔を出すと、食事中にも関わらず対応をしてくれました。「明日葉が欲しいのですが購入できますか？」と尋ねると「1つ100円で購入できますよ」とのことで、3つ購入させてもらいました。お金を払おうとしたときに「全部で200円でいいですよ」と安くしてくれました。

食事中にも関わらず、とても丁寧な対応をしていただき、値段まで安くしていただいてありがとうございました。

お店に着いてから出るまで、ずっとテンションあがりっぱなしで、スタッフさんもとてもいい方ばかりで楽しい時間を過ごしました。外にはブランコもあり実際に乗ることができます。マスクをしていて表情が分からないと思うのですが、私は満面の笑みです。