北海道のお魚を取り寄せて、カジカを捌いて「鍋壊し」を作りました

手作り料理

ちーぼーです。久しぶりにお魚を捌きたくなったので、都内にいた時に利用していたポケットマルシェで、北海道の鮮魚ボックスの詰め合わせを購入しました。

今回注文したのは3~5キロ送料別3240円でお魚です。その日とれたお魚の中で漁師さんがランダムで選んだお楽しみBOXです。時期や現場によって水揚げされる魚種が変わります。

今回は上からカジカ・アカカレイ・クロメヌケが届きました。

Twitterで教えて下さった方々ありがとうございました。

結局送ってもらった漁師さんに直接電話をして魚の名前を聞いてしまいました(笑)そこでお魚の名前と、どう調理したらおいしいかを教えてもらいました。

今回はカジカを捌きました。カジカは北海道では鍋壊しといわれているそうです。「鍋にするとおいしすぎて取り合いになり、箸でつついて鍋が壊れてしまう」という名前の由来なんだとか。思い切った名前ですよね。アニサキスもいるそうなので刺身にはせず、カジカで鍋壊しを作ることにしました。

ちなみにカジカは漢字で書くと「鰍」と書きます。秋から旬がはじまり、東北から北海道にかけて冷たい海域に住む魚です。

カジカ

見た目がアンコウにそっくりなカジカは、無数の小さな歯がついていています。こんなに歯が生えている生き物はそうそういない気がします。口が大きなお魚は貪欲であることが有名ですが、このお魚も食欲が旺盛です。お魚を捌くとき興味本位でいつも胃袋を開くのですが、たくさんの小魚が丸飲みにされていました。

お腹から捌くと中はこんな感じです。そしてカジカは胃袋が食べられるそうなので、綺麗に中を取り除き熱湯に入れます。

これが胃袋です。

カジカの肝はマンゴーのようなオレンジ色をしています。この肝の濃厚さは「海のフォアグラ」と言われるほどなんだそうです。肝が大好きな私は、カジカの中で肝を食べるのが1番楽しみでした。

胴体の部分はブツ切りにし、頭は縦に半分に切りました。我が家の包丁がだめなのか、骨が経ち切れず包丁でブツ切りするのが難しかったです。ハサミで切ると簡単にブツ切りにすることができました。ブツ切りにした身を熱湯をかけて臭みを抜きます。

魚を鍋や汁物にするときに重要なのが湯引きとアク取りです。魚特有の生臭みを軽減することが出来るので、必ず湯引きをすることをおすすめします。

大きなお魚だったので今回は半分だけお鍋にし「鍋壊し」が完成しました。

鍋を壊してしまうほどおいしいと言われていたので、期待が高まってしまいます。実際食べてみると身は淡泊ですがプリプリしていて、皮がプルプルでお肌に良さそうなお味がしました。胃袋はコリコリしていて臭みもなく、魚の胃袋を食べたのは初めてだったのですが、お肉のホルモンよりもおいしくてびっくりしました。

肝を溶かして食べると、さらに旨みが増し夢中で食べるおいしさでした。野菜にもカジカの出汁がしみ込んでいて、この日は寒く冷え切った古民家で食べていた私の体に沁みました。

カジカは水揚げ後、急速に傷みが進行して味が落ちてしまうので、なかなか北海道から流通してこないお魚です。ですが今回は漁師さんから直接購入したので、新鮮なカジカを食べることができました。

お酒もすすみ、いただいたレモンサワーもなくなってしまいました。3日間で飲み干してしまい、おいしいものを食べるとお酒も進みますね。

コメント

  1. 稲垣正義 より:

    カジカはおいしいですね