八丈島の紹介ブログからすっかり、最近はお料理ブログのようになってしまいました、ちーぼーです。
雨の時期が終わったら、また観光地やグルメスポットを巡って紹介したいと思います。今回は前回の引き続きの、北海道から取り寄せたお魚を捌いたお話です。
アカガレイ
お腹を手前にして置いたとき、頭が左を向くのがヒラメ、右を向くのがカレイということから「左ヒラメ右カレイ」と言われてきました。見た目はそっくりですが実は性格は正反対なのです。
ヒラメは獰猛なハンターです。海底に実を潜め、エサが近くに寄ってくるととびかかり魚やイカ甲殻類などそバリバリと食べます。一方でカレイはおとなしく、ちょこちょこと動き回りながらゴカイなどを食べます。良く見比べてみると口の大きさが違い、ヒラメの方が大きい口をしていて、ヒラメは細いおちょぼ口になっているのです。
この性格の違いから、ヒラメはたくさん泳ぐので筋肉が発達し身がしっかりしています。しかし、カレイはエサをとるのにあまり泳がないため、身はさほど引きしまっておらず、これが刺身にするよりも煮つけにした方がおいしいと言われている理由なのです。
そしてカレイもまたアニサキスがついていることが多いという理由もあり、今回はアカカレイを煮つけにするために捌いていきます。
このお腹のところからオレンジ色のちょっと出ているのが卵です。それと白子のようなものを見つけて「あれ?卵があるのに白子もあるの!?卵はメスで、白子はオスなんじゃ??」と思いTwitterで聞いてみました。するとお魚博士が「白子じゃなくて肝臓で、食べられるよ」と教えてくれました。
この白いのが肝臓だと教えてもらったので安心して、一緒に煮つけにすることにしました。材料は醤油・みりん・砂糖・醤油・生姜・長ねぎです。
落し蓋がないのでアルミホイルで作り、弱火で煮込みます。
出来上がったのがこちらです。身に味もしみていて、ホロホロと身が崩れとてもおいしくお酒が飲めました。
残りのお魚はサランラップをしてジップロックに入れ冷凍庫で保存します。今度はムニエルや塩焼きにしてアカガレイを楽しみたいです。
クロメヌケ
クロメヌケは北海道限定の鮮やかな黄色い魚体のお魚です。お魚の名前で「メヌケ」という単語が使われるのをたまに目にしますが「メヌケ」とは、深海性の魚が地上に水揚げされたとき目が飛び出てしまう現象が由来になっているそうです。
外皮のヌメリが多く、黄色っぽい体色から敬遠されがちな食材と言われているクロメヌケですが、捌いて食べると綺麗な白身で味も非常においしいのです。
今回は刺身にしていただきました。捌くのが楽しくて、気づいたら切り身になっていたので写真はありません。
炙りのお刺身も作りました。
最近炙ってレモン塩でお刺身を食べるのにハマっていて、すぐに炙ってしまいます。もしかしたら普通のお刺身よりも、炙ったお刺身の方が私は好きかもしれません。
お刺身のお味は、柔らかい中にも歯ごたえがあり旨みが強く、若干甘みもありました。捌いているときにも感じたのですが、脂が乗っていておいしかったです。
柵どりした半分は冷凍します。三枚おろしした骨の部分は乾燥機で乾燥させ、骨せんべいにしました。こちらも酔っぱらった時に写真を撮らず食べてしまったので、写真はありません。少し骨が太くて硬いので、あまり骨せんべいにはむいてはいなかった気がします。酔っぱらっていたのであまり覚えていません。
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