ちあきはニワトリを飼いたい

移住生活

八丈島では個人でニワトリやヤギを飼っているお家がたくさんあります。朝散歩をしていると、どこからか「コケコッコー」という声が聞こえてきます。

ニワトリと言えば卵を産んでくれる動物です。最近畑も採れ始め、釣りもちょっと釣れるようになり自給自足という言葉に魅力を感じています。卵は食生活に大事なひとつです。「よし!これはニワトリを飼えば家族も増えるし、卵も産んでくれるから一石二鳥だ」と思いニワトリを飼いたいなぁという気持ちが強くなりました。

ニワトリを飼いたいというのは少し前から考えていたのですが、もしニワトリが死んでしまったら自分で愛情をかけていたニワトリを捌いてお肉にする自信がありませんでした。もちろん今飼っている犬や猫も飼う前は、死んでしまったらどうしよう立ち直れないだろうなぁと思い考えていた時期もあります。死んでしまうのは悲しいですが、それまで一緒に暮らしてきた時間はかけがえのない時間です。一緒に生活している間にたくさんの幸せをもらっています。なので、いつか来る死を覚悟しながらもそれでも一緒に暮らしたいと思い現在犬と猫を4匹飼っています。

ニワトリはそれとまた少し違い、どうしても死んでしまったら鶏肉として捌いて食べるという意識を持っていました。自分のペットを羽をむしり関節を切って肉をはぎ取ると考えるとゲロが出てきてしまいそうです。自分が今後ニワトリを飼った時に、捌いて食べるかは分かりません。今回はペットとしてニワトリを飼うという話で進めていきたいと思います。

今日はニワトリをいつか飼いたいと思っている私が、ネットでニワトリを飼う方法を調べたのでまとめてみました。ネットで独自に知らべただけなので、もしかしたら間違っているかもしれません。

ニワトリは1年間に卵を何個産むか

ニワトリ1羽が産む卵の数は1年間におよそ300個ほどです。産まれてからだいたい150日くらいで卵を産むようになります。産み始めてから毎日産むようになりますが、やがて産まない日がでてきて、7.8年で産まなくなってしまいます。

オスメスの違い

人間の男性が子供を産まないように、オスのニワトリは卵を産みません。卵を産むのはメスのみで、養鶏場などにいるニワトリはほぼメスのニワトリだけです。ひよこがオスだと分かると基本的には殺処分され、肉用に育てることもなく肥料や飼料の原料とされてしまうそうです。なので鶏肉として出回るのは、卵を産む能力が落ちたニワトリなのです。

ではオスがいなくてもなぜメスは卵が産めるのか不思議ですよね。これは人間の女性に例えると、産卵=出産ではなく排卵にあたるためです。オスと交尾をして産卵をした場合は、その卵は有精卵になり、受精のないまま生まれた卵は無精卵となります。一般的に流通しているのはほぼ無精卵です。有精卵の方が栄養価が高いようなイメージがありますが、ほぼ変わりません。

また、「コケコッコー」と鳴いているのは実はオスだけです。オスは縄張り争いやメスへのアピールのため、このような鳴き方をします。メスは「コッコッ」と鳴くくらいなのです。ニワトリは暗くなると目がよく見えず暗くなると就寝し、光を感じる朝まで静かにしています。

ニワトリの飼い方

ニワトリは警戒心が強く神経質な面もありますが賢く、顔の特徴を見分けることができコミュニティを形成しながら生活する動物です。人間にもなつき、人間のあとを追って一緒についてきてくれたりもする愛らしい生き物です。

寿命はだいたい7年から10年といわれ15年ほど生きることもあります。体重は800グラムから2キロ、身長は50センチから70センチ前後まで成長します。

費用

飼うための初期費用は、ニワトリの場合1000円から5000円ほどで、ヒヨコだと100円から300円ほどで購入することができます。またオスとメスでは値段が違い、オスの場合だと採卵ができないためただ同然で売られていることもあります。

エサ代は1羽の場合月約900円で年間約10000円ほどです。

小屋

・地面が乾き、風通しが良く、日当たりの良い場所に設置

・周囲の金網は、イタチや猫に破られないような強さにする

・150センチ×80センチ×80センチ以上の大きさ

・止まり木をつける

・砂場を必ずつける

小屋は自分でDIYをして作ろうと思っています。

エサの与え方

エサはホームセンターで売っている配合飼料を使います。エサの中には野菜の小さく切ったものがたくさん入っているため、1日に必要な栄養を摂取することができます。エサは朝と夕の2回与えます。ニワトリは雑食性なので基本的にはなんでも食べてくれます。

白菜やキャベツ・うどんやそばを細かくしたものをあげると喜んで食べます。貝殻の砕いたものや小石を与えるのも良いです。ニワトリは歯がないかわりに、筋胃という厚い筋肉でできた胃があり、この中でエサと一緒に食べた小石などでエサをすりつぶします。

ニワトリは飲み水の容器を砂で汚してしまうことがあるので、毎回綺麗にしておくと病気にかかりづらくなります。

日常のお世話

掃除は週に2回くらい、床の掃除をし糞を取り除きます。ニワトリはトイレを覚えないので、床のあちこちでしてしまうそうです。ちなみにニワトリの糞は肥料として畑にも使えるので、トイレの掃除は今の生活においてむしろ助かります。

年に2,3回は砂場を新しい砂と入れ替えます。

ニワトリは暑さに弱いので暑さをさけられるように、すだれなどで日かげを作るようにします。冬は北風を吹き込まないように、ついたてをたてたりビニールシートをかけたりして工夫します。

遊ばせ方

小屋の中で基本的には過ごしていますが、時々外で遊ばせます。小屋の中で大事に飼っていた場合は、逃げていくことはないそうです。外に乾いた良い砂があると、ニワトリはそこへ移動して身体を横たえ羽根に砂をかけていきます。砂遊びは羽根の中にいる虫を払いのける効果があるので、天気のいい日は外へ出すことが大事です。

ニワトリを迎える準備

今回ネットでニワトリのことをたくさん調べましたが、やっぱりネットで調べているだけではあまりピンとはきません。八丈島には実際にニワトリを飼っている人は多くいるので、少しお話を聞いて来ようと思います。新しいペットを迎え入れるには、たくさんの知識を身に着け準備をしなければいけません。もしきちんと迎え入れることになったら、大事に大事に育てて幸せな生活をさせてあげたいです。そして、おいしいおいしい卵をいっぱい産んでもらい卵料理をたくさん食べたいです。

ニワトリの小屋に関しては、自分でイチから作ろうと思います。ニワトリを迎え入れるには小屋を作ってからです。本当は室内で飼ってあげたいのですがそういうわけにはいかないので、私の住んでいるお家に負けないほど素敵な小屋を作ってあげたいです。小屋を作るのはすごい難しそうで時間がかかると思いますが、これから少しずつニワトリを受け入れる準備をはじめたいと思います。

コメント