【今年1年の振り返り10・11月】毎日釣りに通う日々。たくさん釣れて少しお魚を捌くのが上手になりました。

移住生活

10月

【11日】DIY 壁の珪藻土塗り

家の壁がベニヤ板にくすんだ色の壁紙が貼ってあるだけのような壁だったので、珪藻土を塗ることにしました。珪藻土を塗ることによって八丈島の大敵である湿気を取ったり、防音・防熱効果があり、古民家をより暮らしやすくする効果があります。

周りに養生テープを張り、このコテを使って塗っていきます。途中から手で塗った方が早いことに気が付き、手で塗り仕上げはコテでならします。

寝室の壁は一部色を変えて珪藻土を塗りました。よくあるおしゃれなお家の壁みたいです。

珪藻土は1か月ほどかけ、すべての壁を塗ることができました。前よりも壁の色が明るくなったので部屋も明るくなり、高級感がでました。前はいろんな部屋の音が筒抜けでしたが、猫の追っかけっこの音などあまり響かなくなった気がします。

【15日】お食事処通のお手伝い

飲みに行った時に通が気に入り、お手伝いをさせてもらえないか聞くと「いいよー手伝って」と了承を得ることができたので、この日から毎週金曜日通のお手伝いを始めました。お店の名前は通と書いて「みち」と読みます。ここのおかみさんのお名前が通子さんなので、通になったそうです。

通は「今日もいやがらせ弁当」の主役篠原涼子さんが映画で働いている勤務場所として出てきます。

お店の前には、お店の人たちがお世話をしているたくさんの猫ちゃんたちがいます。

このお店を知ったきっかけも、たまたま車でお店の前を通ったときに猫がたくさんいたのに気がつき猫と遊びたかったので、お店にお邪魔したのが最初の理由でした。

お店ではランチの少し前の時間からお弁当作り・配達・ホール・猫とじゃれるお手伝いをしています。まだ島で仲の良い人がいなかったので、島のことをいろいろと教えてくれたりもしました。お休みの日は釣りに行ったり、通のご家族とご飯を食べに行ったりよくしていただいています。

通は大衆酒場のような雰囲気で、八丈島の飲食店の中でもメニューの値段が安いのが特徴です。島の特産物である島寿司や明日葉も食べることができ、予約をすれば釣ってきたお魚を捌いてくれます。

普段は観光客のお客さんが多く来店します。そのお客さんとお話をしたり、暇なときは外で猫とじゃれたりのんびりとお手伝いをさせてもらっています。

通子さんはお店に行くといつもおやつをくれます。「ちーちゃんこれあげる」「ちーちゃんあれ食べたい?」「ちーちゃんこれ持って行きなよ」と、八丈島で4キロ太った理由の一つになっている気がします。

【19日】自転車で八丈島一周

この日は天気が良かったので、自転車で八丈島を一周することにしました。本当は歩いて一周をしたかったのですが自信がなかったので自電車で周りました。

八丈島を1周する八丈一周道路があり、この道を進むことにしました。八丈島は山手線とだいたい同じ大きさといわれていて約45キロの道のりです。

八丈島は車や信号があまりないので、思う存分サイクリングを楽しむことができます。気になるところを見つけると自転車を降り寄り道ができるので、新しい八丈島の発見がありました。

今回は電動自転車で一周4時間半でまわることができました。途中でお昼ご飯を食べたり、のんびり草っぱらで寝たり楽しい旅でした。ちなみに歩いて八丈島を一周した場合は10時間ほどかかるそうなので、もう少し暖かくなったらやってみたいと思います。

【手作り料理】

10月はイチから手作りで料理を作ることにはまっていました。

・ピザ

生地からピザを作りました。上には八丈島特産のくさや・島唐辛子・明日葉をのせます。

形はいびつになってしまいましたが、おいしく焼けました。

・クッキー

ハロウィンが近かったので、みんなにあげるべくクッキーづくりをしました。

ポケモンのかわいいクッキー型を買ってポケモンクッキーを作ったのですが、全部おせんべいみたいに硬くなってしまい失敗してしまいました。

・ソーセージ

庭にできているパセリとバジルを使うべくソーセージ作りです。

材料を練って、腸詰につかう腸が八丈島には売っていなかったのでサランラップにまいて成形します。これを電子レンジでチンするとソーセージが完成です。

できたソーセージを庭で七輪にのせて焼きすぐに食べました。ソーセージというよりは、細長いつくねのような触感になってしまい、ソーセージのプリッと感はありませんでしたがお味はおいしかったです。

11月

【1日】上京

東京でやり残した気がして前日に急遽東京行きを決めいってきました。東京についてすぐに上野の立ち飲みに行きました。私の行きつけの、たきおかという立ち飲み屋さんです。ここの立ち飲み屋では一人で飲んでいる人も多く、その人たちは今何を考えているんだろうとか何の仕事をしているんだろうと想像をしながら一人で飲むのが好きでした。6軒飲み歩きをしていたら1日が終わってしまいました。

次の日は二日酔いの頭を抱えながら、ディズニーランドに行きました。

今回の目的はディズニーランドに行くことでした。普段東京に住んでいた時は、人が多いのでディズニーランドに行きたいとは思ったことがなかったのですが、移住してから行きたいという気持ちが急に出てきたのです。

ディズニーランドは1日の来園数がおよそ40000人と、八丈島の人口の約6倍です。「どこからこんなに人がやってくるんだ」というほどの人がいました。ちっちゃい子からおじいちゃんおばあちゃんまで、ミッキーの帽子を被ってキャッキャしていてそれを見ているだけでも幸せな気持ちになります。

パレードを見たり乗り物に乗ったり、ビールを飲んだり。夢のような時間を過ごしました。

あとはもう3日目もお酒を飲んでいて、八丈島に売っていなさそうな食材を20キロくらい買って帰りました。飲み屋さんで「島唐辛子」「くさや」という文字を見つけると、東京のそれはどんなもんなんだろうと、結局八丈島とあまりかわらないようなものを食べていたのには自分で笑ってしまいます。

【7日】外壁のペンキ塗り

雨で色が剥げてしまったお家の外壁にペンキを塗りました。高いところが届かなかったので脚立を借りて塗ります。家の外壁は10年に1度塗るのがいいそうです。

業者に頼むと20万円ほどかかるそうなのですが、自分でやったので1万円もかからずに塗ることができました。外からみると50年の古民家に見えないくらい、かわいらしいお家になって満足です。

【11日】釣り

11月はとにかく釣りに行きました。八丈島の11月はあまり寒くなく、雨の日以外は毎日釣りに行っていた気がします。

最初の方はサビキ釣りをしていたのですがよく釣れるようになり、この時の私はこんなに釣れても食べられないけど釣りをしたいという贅沢な気持ちになっていたのです。毎日これでもかという量のムロアジのお刺身を食べていました。

そこで通のおじちゃんにカゴ釣りという釣り方を教えてもらい、カゴ釣りマスターになるべく50センチ以上のお魚が釣れるまで毎日行くことに決めたのです。

カゴ釣りはサビキ釣りとは違い針が1つしかついていないので、お魚を釣るのがかなり難しいです。釣具屋のおじちゃんにも「ロマンの釣りだし、我慢できる人じゃないと釣れないかもね」と言われていました。

サビキ釣りではあんなに釣れていたのに、1匹も釣れない日もありました。

それでも何日も何日も通うと、とうとう50センチオーバーのお魚が釣れたのです。

この時は飛び跳ねるほどうれしかったです。釣りはやっぱり楽しいですね、最高の趣味です。八丈島にはたくさんのお魚がいます。海に囲まれている島なので車でピュッと5分ほどで釣りにいつでも行くことができるのは、とても幸せな環境だと思います。

最近は釣具もどんどん新調していて、大きなお魚が釣れても困らないような道具がそろってきました。八丈島では春先イカが釣れるそうです。釣れたてのイカは格別で、イカなんてなんぼあってもうれしいのです。イカ釣りは船釣りでしか釣れたことがないので、イカ釣りマスターを目指してまた毎日通いたいと思います。

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