すっかりご飯を食べてから今まで寝てしまいました、ちーぼーです。もう22時を過ぎると私にとっては寝なきゃいけない時間、深夜という環境になっています。都内にいたときは22時過ぎてからが1番テンションが高くなり本領発揮で遊びまくるという感じだったのですが、今となってはもうお眠です。おばあちゃんです。
日本にはどれくらいの島があるかご存じですか?
答えは6852島です。北海道・本州・四国・九州・沖縄本島の5つの本土のほかに6847つの離島があります。東京都には330の島があり、そのうち民間の人が暮らす島は11個で、約27000人の都民の島人が暮らしています。そうです、私も立派な都民なのです。
今日の八丈島から違う島に遊びに行ってみたいでご紹介する島は、利島です。今日までずっと「りしま」と読んでいましたが、読み方は「としま」です。
利島
高速船で南に約2時間30分の距離にある利島は、森林で覆われた火山島です。現在は326人の人が住んでいます。世帯の半数が移住者で、20代・30代の約80%は移住者という人を魅了する島と言われています。
伊豆諸島の中で1番面積が小さく島の面積は東京ディズニーリゾートのおよそ2倍で、人が住んでいるのは島の北斜だけなのです。
大型船、ジェット船、ヘリコプターとアクセスは良いのですが、冬になると西風の影響で船の着岸率が50パーセント以下に下がり、1週間近く島に船が着かないことも珍しくありません。利島は近いのに遠い独特な魅力にあふれる島です。
島のイメージとして「島の人はみんな親戚のように仲が良く知り合いが多い」というのがありますよね。私もこのイメージがあり、そんな関係にあこがれ、移住した理由の1つでもあります。
利島は特に冬になると物流や移動が不安定になります。船が数日着かなったときには、大島から誰か帰ってくると聞きつけ、卵を買ってきてもらうように頼むこともあるそうです。厳しい自然環境の中だからこそ、コミュニティの一体感が増し村総出で共同作業を行ったり、生まれた子供の子守りをみんなでお手伝いをしたりと、独自の風習が現在まで受け継がれています。このような環境であるからこそ、島の人たちは家族のように仲良く暮らしているのかもしれません。
アクセス
利島への行き方は、東京の竹芝桟橋から高速船で2時間30分、大型船で約9時間です。調布飛行場から飛行機で30分で行くことができます。また大島からヘリコプターで10分で行くこともできます。
ちなみに八丈島から1番早く行く方法は、1度飛行機で羽田空港に行き、そこから竹芝桟橋で高速船で2時間半かけて行くのが1番早そうです。ただ乗り継ぎをしなければ行くことはできず、行ったり来たりするのでかなり時間とお金がかかりそうです。
観光地
南ヶ山園地
利島より以南の伊豆諸島の島々を望むことができます。新東京百景にも選ばれている利島で最もポピュラーなスポットです。天気が良い日には新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島が一望できるめちゃくちゃ素敵な場所です。
園内には芝生の公園や展望台・キッチンガーデンがあり秋から冬にかけては星空観賞ができます。
世界最小のボウリング場
集落の端の方にある勤労福祉会館にボウリング場があります。2レーンのみですがとてもきれいですよね。このボウリング場からは隣の部屋で仕事をしている役場の方々も見える、なかなかシュールなボウリング場です。
このボウリング場は一般の人向けに営業しているボウリング場の中では世界最小なんだそうです。
八丈島にもボウリング場があるのですが、こちらは4レーンです。4レーンよりも小さなボウリング場があるだなんて思ってもみませんでした。
ごはんとおやつ ねことまちあわせ
ごはんとおやつ ねことまちあわせは利島港から徒歩約15分の空き家をリノベーションしたぬくもりあふれる空間で、利島産の食材を使った食事やドリンクなどが味わえます。JA利島の向かいにある、2階建てとしては利島で最も古い建物です。
このお店は利島農業協同組合が作ったカフェです。これまで利島には喫茶店がなく、観光客や島の住民が交流する場所がありませんでした。JAが作ったお店なんてとても素敵です。おいしいものが食べられるに間違いありません。
レシピには利島の食材を取りいれられ、スタッフ自ら山にげでかけて食材を収穫することもあるそうです。写真は人気メニューの利島産の明日葉と椿油を使った明日葉パスタです。
食器にもこだわり、利島や伊豆諸島の伝統と自然を活かした特注の食器が使われています。
現在はプレオープン期間中のため、週3日(水・木・金の12時~16時)のランチタイムのみの営業です。不定期での営業になっていますので、詳しくはホームページでご確認下さい。
特産物
椿
島の80%が椿に覆われており、およそ20万本が植えられています。冬になると赤い花が島全体を彩りその景色は圧巻です。椿の歴史は、1760年ごろ椿油で年貢を納めたという最初の記録が残っています。それ以来200年以上にわたり代々受け継がれているのです。
シャンプーに使われるなど美容効果が高いことで知られている椿油ですが、近年は食用としても注目されています。今までも高級料亭などでてんぷら油などに使われていましたが、椿油に多く含まれている「オレイン酸」が悪玉コレステロールを減らす効果があるためニーズが高まっています。
オリーブオイルには70~80%のオレイン酸が含まれていますが、椿油にはオレイン酸が85%以上含まれています。椿油を使った商品は、オンラインショップでも購入することもできます。
伊勢海老・サザエ
利島には元々船が停泊できるような自然湾がないこともあり、漁業は島の中心的な産業ではありませんでした。大正14年に農林省の補助で伊勢海老漁のために必要な船を購入したことで、今日の利島の漁業へと繋がりました。
利島周辺は非常に潮の流れが速いので、そこで採れる魚介類は身が締まっていて食感も抜群においしいのです。また、利島の伊勢海老やさざえは通常から比べるとサイズが大きいのが特徴です。乱獲をしない、大切な資源を守り育てる漁業を推進しているため、自然にサイズが大きくなります。
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