【式根島】島1周12kmしかない徒歩で約2時間で回れる、空路では行くことのできない島

移住生活

最近裏見ヶ滝温泉に週に3回通っているちーぼーです。今日初めて土日に行ってみたのですが、平日とは違い観光客の人たちがたくさんいました。平日だと人がいたとしても1,2人しかおらず貸し切りのことが多かったのですが今日は4組もの人がいました。

そんなことよりも今日の裏見ヶ滝温泉はめちゃくちゃ熱かったんです。体感43度くらいあった気がします。みんなして足湯温泉のように体は外に出していました。一昨日行ったときは少しぬるめだったのですが、なんでなんでしょう!

でも今日のお湯は熱かったので、車でお家に帰るまで体もぽかぽかで温泉に入った~という心地よい感覚になりました。霙が降っている中での露天風呂は最高でした。

今日は新島のお隣にある、新島からたった8キロの近い距離にある式根島をまとめました。

式根島

式根島は島の大きさはかなり小さく周囲はおよそ12kmと、自転車や徒歩でも島を1周することのできる島です。島内ではバスやタクシーはありません。住人は、現在はおよそ550人の人が住んでいます。

島の周囲はリアス式海岸というせまい湾が複雑に入り込んだ海岸のため、多くの魚が見ることができます。

かつて式根島は、定住してる人はおらず新島や八丈島に流人を運ぶ際の仮泊港として使われていたそうです。

式根島と新島は船で10分ほどの距離にあり、かつては式根島と新島は地続きであったが、1703年の大地震の大津波により分離されてしまったと言われていました。しかし2000年前ごろにこの説は間違っていたと訂正がされたのです。

なぜ地続きだったという説が出たのかというと、明治時代に新島に住んでいた人たちが、本土の人たちに式根島の所有権を横取りされてしまうのではないかと危惧し、くっついていたと主張したそうです。新島にとっては、式根島は魚介類や野草などの生活の糧を得るためにとても重要な場所だったからです。

長い間無人島でしたが、これをきっかけに1889年に新島からの移住が始まりました。

しかし現在においてもこの地続きだったが津波で離れてしまったという説が、旅行ガイドなどにも書かれているそうです。

実際に新島と式根島は、同じ「新島村」という名前の村なのです。そういう歴史があったから、式根村ではなく新島と同じ新島村なんですね。歴史を学ぶと気付くことのできる発見です。

アクセス

竹芝桟橋から船で9時間、高速船を使えば2時間20分で行くことができます。

空路では行くことができず、調布飛行場から一度新島まで35分かけ行き、新島から船で10分で着きます。

八丈島からはどうやって行くんでしょう。もう一回竹芝桟橋に出ないといけない気がします。

観光

泊海水浴場

野状港から徒歩5分のところに、式根島で1番人気なビーチ泊海水浴場があります。日本の海水浴場88戦にも選ばれたこの海は、海水は透明度が高く波が穏やかでゆったりと過ごすことができます。ちなみに伊豆諸島で日本の海水浴場88選に選ばれているのは、新島の前浜海水浴場と式根島の泊海水浴場の2つのみです。

夏の間は海の家もオープンし、トイレ・シャワー・脱衣所が完備されているので子供連れでも安心して遊べる海水浴場です。

浜辺が円形の形をしているのは、水蒸気爆発をした跡だからです。1万年ほど前に、式根島火山の爆発で流出した溶岩席が海に流れ込み、高温のマグマと海水が触れ水蒸気爆発をしました。砂が白いのは、白い流紋岩質によるものです。

入り口が閉ざされた巾着状の海水浴場のため、波が穏やかなのです。湾の入り口にはサンゴもありますが、湾内から出ると海流で流される危険があるので、湾内での遊泳が鉄則とされています。

地鉈温泉(じなたおんせん)

なたで割ったような地形の温泉なので、このような名前が付けられました。神経痛や冷え性・関節症などに効果があるため、別名「内科の湯」とも呼ばれています。この温泉成分に含まれる鉄が、湯色を赤色にしています。

源泉は高温ですが段差のついた複数の湯船があり潮の満ち引きにより、海水とまじりあうことで適温の湯船になります。水着着用の混浴で、24時間いつでも無料で入浴することができます。ただ照明が一切ないので、きちんとしたライトをもっていかないと夜間に入るのは厳しそうです。

この字鉈温泉の入り口には「湯加減の穴」と呼ばれる穴があり、ここの穴に手をいれると字鉈温泉の湯加減が分かります。まるでローマにある真実の口みたいです。抜けなくなるんじゃないかと一瞬だけ頭をよぎってしまいます。

昔は着替えるための脱衣所がありましたが台風で倒壊してしまったため、現在は脱衣所がないので下に水着を着てくることをおすすめします。

ほかにも式根島には、島で珍しい無色透明な足付温泉

松ケ下雅湯があります。

この二つも入浴料は無料で、水着で入浴する混浴温泉です。

憩いの家という温泉は入浴料200円で、男女別のいわゆる普通の銭湯もあります。

特産物

島焼酎

飲むと若返るといわれている盛若や、神引、嶋自慢などいろいろな焼酎があります。その中でも年に数百本しか作られていない本格芋焼酎しきねは、式根島現地でしか買うことができません。

しきねは式根島で収穫した芋を新島で酒造し、また式根島に運ばれ販売されています。地元産のあめりか芋の豊かな香りと甘味がたっぷりの芋焼酎です。6月の下旬ごろに発売され、夏には売り切れてしまう大人気のお酒なのです。

ちなみに昔は島でしか買えなかったそうなのですが、調べてみたら去年から島ぽちという東海汽船がやっているHPで買えるようになったそうです。気になるけど式根島に行くのは大変だぁという方はぜひこちらで購入してみてください。

アカイカ

式根島でアカイカと呼ばれているイカは、剣先イカのことです。鮮度が落ちてしまうと白くなってしまうのですが、鮮度が良いと赤いのでアカイカと呼ばれているそうです。癖のない上品な味がし、価格は1杯1000円ほどととても高級なイカです。

3月から7月ごろがシーズンで、島のまわりで採れたイカを島で加工した100%地元産のアカイカの商品が数多くあります。

アカイカは焼いても硬くならないのが特徴です。式根島ではご当地グルメとして赤いか焼きそばが人気で、もちもちの太麺にゴマ油とにんにくのオリジナルのタレが絡み合います。式根島ではこの赤いか焼きそばが、飲食店「おくやま」「ファミリーストアみやとら」「池村商店」で購入することができます。

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