【カラオケ無料】愉快なおとうさんと韓国人のおかあさんが営む居酒屋やたい村

ちーぼーです。今日は通のおじちゃんが結婚のお祝いに連れて行ってくれたお店、居酒屋やたい村の紹介ブログです。時々飲みに誘ってくれるんですが、いつも私が行ったことのない居酒屋さんを見つけてきてくれて「あそこまだ行ってないでしょブログにも書けるね」と連れて行ってくれます。まだまだ知らないお店もたくさんあるので、うれしいです。

それとなんですが、今までブログでは名前を伏せていましたが、結婚を公表したのでブログにもちょこちょこ旦那さんが出てくると思います。お家では旦那さんのことを「多賀ちゃん」と呼んでいますが、これからは二人とも多賀ちゃんなのでブログでは「ノリヒト」という名前で登場しますので、よろしくお願いします。

やたい村

【住所】東京都八丈島八丈町三根４２０１

【アクセス】空港から車で約５分、底土港から車で約３分

【営業時間】１７：００～２３：００

【定員】１６名ほど

【電話番号】04996-2-4532

【喫煙】喫煙可

釣り宿あさぎくの隣にあるやたい村は、お店が道に面しているわけではなく少し分かりづらいかもしれません。やたい村の看板を見つけたら、敷地に入り駐車場を越えるとお店があります。

お店に入るまではちょっぴり入りづらい雰囲気がありますが、開けると少し薄暗く秘密基地のようなワクワクとした雰囲気の店内に入ることができます。

店内はテーブル席３とカウンター席が４つあります。

お店に入ると店主のおとうさんがYouTubeを見ていました。「おぉ！いらっしゃーい」と迎え入れてくれ、韓国人のおかあさんに電話をして「お客さんがきたよー」と呼んでいました。

メニューです。お酒はこのほかにも島の焼酎をたくさん取り揃えていました。

食事のメニューは一般的な居酒屋のおつまみや韓国料理・焼き鳥・食事メニューがあります。

この日はお通しを豚足かもつ煮を選ぶことができました。

私は豚足が大好きなので豚足にしました。本当にお通し？というほど量が多く、これだけでも満足してしまうほどです。

むかし、通のおじちゃんに「八丈島で焼き鳥を食べるならどこがおすすめですか？」と聞いたときに、「やたい村の焼き鳥は大きくておいしいよ」と言っていたので、焼き鳥を注文しました。

焼き鳥を注文した時おとうさんにも「串は大きいからあんまり頼みすぎるとお腹いっぱいになっちゃうよ」と言われました。でも結婚のお祝いだし、きっと通のおじちゃんがご馳走してくれるからと思い、二人の意見を無視してたくさん焼き鳥を頼んでしまいました（笑）

厨房とまた別のところに焼き鳥の焼き場があり、おとうさんが焼いてくれました。その時に焼き場から愉快な鼻歌がこちらまで聞こえてきて思わず笑ってしまいました。鼻歌を聞きながら焼かれていった焼き鳥は、たしかにどれも大きく食べ応えがあります。お店で串打ちをしているので大きいサイズで出せるそうです。

つくねは自家製で、おすすめなんだそうです。

おとうさんとおかあさんとみんなでお話をしながら焼き鳥を食べました。私たちのことを観光客の人だと思ったらしく「東京から来たの？」と言われ「いえ、半年前に引っ越してきたんです。」と伝えると、おかあさんが食い気味に「もうずっと八丈島に住んでよー」と言ってくれました。

八丈島の人とお話をしていると「八丈島にずっと住んでね」と言われることが多いです。島ならではの会話ですよね。

おかあさんは「モデルさんかと思ったよ。かわいいねー」とずっと褒めてくれ、お酒がとてもおいしかったです。サービスでキムチまでいただいてしまいました。キムチはおかあさんの手作りで、日本のキムチとはちょっと違う韓国らしいキムチで少し酸っぱくておいしかったです。

おとうさんもおかあさんもとてもフレンドリーに話してくれ、麻雀の話や八丈島の話いろいろなお話をしました。

おとうさんは身長が１８０センチくらいありとてもがたいのいいおじさんで、おかあさんはおとうさんに比べとても若かったので「おいくつなんですか？」と聞いてみることにしました。するとおとうさんは７６歳、おかあさんは６０歳と一回り以上のご夫婦らしくびっくりです。

おかあさんは昔韓国で料理屋さんをやっていたらしいのですが、八丈島の韓国人の親戚の人に「八丈島はハワイみたいなところだからぜひ来なさい。ちゃんと結婚もしなさい。」と言われ、ハワイに来た気分で八丈島に来たそうです。それからその年におとうさんと出会い結婚され、このお店を開いたと教えてくれました。

お店ではカラオケが無料らしく、途中からカラオケ大会になりました。

ノリヒト（私の旦那さん）が歌うと「マニマニチョアヨー」、私が歌うと「アンチョアヨー」とおかあさんが言っていました。おかあさんに「チョアヨーってどういう意味？」と聞くと、「チョアヨーは良いって意味だよ。マニマニはとってもって意味。だからマニマニチョアヨーは、とても上手だねって意味。アンはNOって意味だから・・・ふふ」って笑っていました。

アンチョアヨーはようするに「へたっぴ」ということです。そうです、私は歌が上手じゃないんです。歌のうまいわるいは万国共通なんですね。もしかしたら下手っぴなのはばれないかと思ったのですが、だめでした。

結局おとうさんもおかあさんも、旦那さんの歌が気に入ったらしくノリヒトばかりが歌っていました。私にマイクがまわってこないので、追加で注文されたレバニラをずっと食べていました。

この日は焼き鳥でほとんどお腹がいっぱいになってしまい、焼き鳥とレバニラしか注文できませんでした。チヂミがおすすめらしいので、今度はチヂミやほかの料理も食べてみたいです。

結局やたい村で４時間以上楽しい時間を過ごしていました。お酒も料理もおいしく、カラオケでも楽しむことができ、なによりもオーナーさんご夫婦がとっても好きになりました。

通のおじちゃんはまだ飲み足りなさそうで、お店に１人で残って私たちは帰宅しました。私はよほど楽しかったのか踊って帰っていたらしく、また転んでしまいヒザをすりむきました。そして２人とも二日酔でした。

やたい村の前には猫ちゃんたちがたくさんいます。釣り宿屋さんで魚をもらうことの多い猫ちゃんたちは、いつの日からかやたい村の敷地で暮らすようになったそうです。猫ちゃんに会いたい方にもおすすめです。

やたい村は一見少し入りづらいですが、入ってみるととても気さくなおとうさんとおかあさんがやっている韓国料理も味わえるボリューミーな居酒屋さんです。ネットで情報がほとんどでていないので、ゆったりと時間を過ごすことができ穴場スポットです。