2日連続で朝6時からあしたば加工工場で、明日葉の加工のお手伝いをしてきました、ちーぼーです。ちーぼーは早起きが苦手そうと思われているかもしれませんが、二日酔いじゃなければ普段から、毎朝6.7時には起きているので、もしかしたら人よりも早起きが得意かもしれないです。
都内の雀荘で働いていた時は毎朝9時起き(これでも周りの雀荘で働いている人よりもはやい)でしたが、早起きした方が1日が長く行動できるのでこの生活に気に入っています。
あしたば加工工場はゲームセンターの跡地で作業が行われています。昔は射的やカラオケビリヤードなどが置かれていたらしく、どことなくゲームセンターの雰囲気が漂う素敵な工場です。
明日葉ってどんな野菜?
私は、明日葉という野菜を八丈島に来て初めて知りました。都内ではなかなか聞きなれない野菜かもしれませんが、八丈島では有名な特産物です。
そして驚くことに、明日葉は野菜の王様と言われているほうれん草よりも栄養価が高いのです。下の表で黄色に塗られている部分は、成分ランク1位、灰色は成分ランク2位、赤色は成分ランク3位です。ほとんどの栄養部門で表に色が塗られています。
こんなに有名なのに何であまり出回らないかは、私はまだ分かっていません。ですが、こんなに栄養価の高い明日葉を少しでもみなさんに知ってもらえたらと思い、このブログを書きました。
このブログでは何回か明日葉の説明をしているのですが、あしたば加工工場で働くにおいてまた明日葉の勉強をしてみました。
明日葉は「今日葉を摘んでも明日には芽が出る」と言われるほど、生命力が強く発育がはやい野菜です。実際には「明日には」というのは盛っていますが、たしかに他の野菜よりも成長スピードが断然にはやいです。
よく八丈島のいたるところで、この明日葉が生えています。私も畑で育てていますが、気づいたら畑の端の方で勝手に生えていました。
水路の近くや山にも生えているので、そういった場所で摘んできて手で持って歩いている人もよく見かけます。人の土地では育てている可能性があるので、勝手に採らないように気を付けてください。
明日葉はセリ科の植物で、私的にはセリ科特有の香りとほのかな苦味があり、三つ葉に近い味だと思っています。根に1番栄養があり、その次に茎、次に葉に栄養があります。
明日葉の茎を切ったときに黄色の少し毒々しい汁がでてきます。これがカルコンと呼ばれ、強い抗酸化作用と便通を整える作用があり栄養素を多く含みます。ちなみに黄色の汁は、服につくと取れないそうです。
八丈島ではおひたしや味噌汁・天ぷらにしてよく食べられています。また、八丈島の多くの飲食店で扱われ、スーパーにも売っています。
旬は5月ごろで、私が初めてスーパーで明日葉を見かけた秋冬ごろは値段が1000円とかなりの高値でびっくりしましたが、今では300円ほどで売られています。
明日葉の加工
あしたば加工工場で、2日間明日葉の加工をお手伝いしてきました。あしたばの旬は5月らしく、いつも加工をしているわけではないので、貴重な体験をさせていただきました。
こちらは農家さんから仕入れた明日葉です。農家さんによって明日葉の特徴が異なります。1日目は背も高く茎も太く少し硬いのが特徴でした。2日目は背は昨日より低く葉が柔らかく、茎が少し細かったです。どちらがいいというわけではないのですが、農家さんによって少し違うそうです。
ちなみにそこらへんに生えている明日葉は、色も薄く葉も硬くここまで大きくはならないので、やはり農家さんはプロです。
明日葉をこの機械で5センチほどに裁断していきます。すごい量ですよね。何キロだったかな・・・まったく思い出せません。2日間でこの3倍くらいの明日葉を4人で加工しました。
まず最初に、虫や泥がついている場合があるので水につけて良く洗います。
よく洗った明日葉を振り水を切ります。
そして裁断機に入れると、こんな感じになります。
この裁断された明日葉を今度は、高熱の機械でプレスしていきます。
社長がプレスしているところを覗いて見ていると「明日葉は食べても飲んでも体にいいし、加工してても体にいいんだよ。こうやって高熱でプレスした時に出た水蒸気を浴びてると、肌がツヤツヤになるんやで。」と教えてくれました。
「ぜひその加工を私にさせてくれ」と思いましたが、焦げないようにかき混ぜたり機械を調整しながら加工をしていて難しそうだったので言えませんでした。
加工された明日葉は、かつおぶしのような感じで出てきます。生の明日葉は苦味がありますが、加工することにより甘味が出て食べやすくおいしくなります。
私はこのネットに入ったかつおぶしのようになった明日葉を振っていきます。振ることにより、ふわふわとした明日葉と、粉末のような明日葉に分けることができます。
ふわふわの明日葉は出来立てが1番甘味が出ているらしく、1口食べたらめちゃくちゃおいしかったです。
あしたば加工工場では、この工場で作った明日葉製品を購入することができます。
また、まだまだあまり知られていない明日葉を紹介する「明日葉という野菜のおはなし(約15分)」を平日に行っているそうです。
電話予約(平日) 0120-24-3181
ネット予約 明日葉という野菜のおはなし(20分程度) | Coubic
そのお話では、原産地八丈島の明日葉の紹介や栄養についてのお話が聞けたり、明日葉グリーンティーの試飲・明日葉ふわふわ削り節の試食もできます。
「八丈島はちょっと遠くて行けないよ!」という方は、あしたば加工工場 オンラインショップでも明日葉製品を購入することができますので、もしよければご覧ください。
私は今後も工場のお手伝い、SNSでの発信のお手伝いをさせていただこうと思っています。
明日葉がもっとみんなに知ってもらえますように!
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