新婚旅行3日目です。この日は札幌から移動して石垣島へ向かいます。
この日の札幌の気温は21度、石垣島は27度でした。石垣島に着くと、夏の八丈島のような気温と湿気でベタベタで、長袖からすぐに着替えました。やっぱり沖縄はいつ来ても暑いですね。暑いのが好きなので、空港に降り立った瞬間テンションが上がりました。
石垣島ではレンタカーを借りて行動です。私は八丈島に移住する直前に合宿免許で車の免許をとったため、八丈島以外で運転するのは初めてで、車を使いこなせるか・道は迷わず行けるか・標識を理解できるかでドキドキの連続でした。
八丈島は空港の入り口と出口くらいにしか一方通行もなく、変なところに行かなければ道路の幅も広いので安心していつも運転していました。一方の石垣島は、とにかく車の数が多く、みんなスピードを出すので怖かったです。私が法定速度くらいで運転していても、ビュンビュン後ろから抜かれていたのです。「なんやねん。そんなに急いでどこ行くねん。」ともやもやしながら運転をしていました。
朝から何も食べていなかったので、さっそく八重山そばを食べました。
沖縄のそばって、そこまでめちゃくちゃおいしいというイメージはないですが、沖縄に行くとついつい食べてしまいます。
そもそも私は石垣島の飛行機をとったというよりも、宮古島の飛行機をとったつもりだったので石垣島で何をするかを決めていませんでした。なのでご飯を食べながらノリヒトとどこに行くか相談をしました。
相談をしているうちに気がづけばもう17時になっていたので「これは、ひとしに行けるかも」と思い、急いでひとしに向かいました。ひとしとは石垣島で1番有名なご飯屋さんです。いつも石垣島に行くときは予約をしようとするのですが、人気なため一度も行くことができていませんでした。
もし予約がとれず、ひとしに行きたい場合は17時に直接行くと入れる可能性が高いので是非行ってみてください。
ちょうどオープンの17時にお店に着き、扉を開けるとまさかのほぼ満席。恐る恐る「空いていますか?」と聞くと、ギリギリ席が空いておりお店に入ることができました。感動です。
ずっとずっと行きたかったので、ひとしに行ったらこれを頼むというメニューが3年前から決まっていました。
それがこのうにチャンプルーと
お刺身の盛り合わせです。ここに島だことシャコ貝を追加してもらいました。
立派すぎます。お刺身の盛り合わせにはマグロ専門店なのでいろいろな部位のマグロや、沖縄のブダイ・カンパチなどほかにもいろいろなお魚が入っていました。沖縄のお魚ってぶよぶよしていてあまりおいしくないイメージがありましたが、ひとしのお刺身はサイコーにおいしかったです。
ちなみにシャコ貝はほぼ沖縄でしか見ませんが、食べるとちょっと独特なお味がします。シャコ貝は鮮度が大切で、私的には苦手な人もおおいかなぁという感じだったので、沖縄以外にあまり出回らないのかもしれません。
飲み物はノリヒトは泡盛、私はビールを注文。
さっき2人ともご飯を食べたばかりだったので、お腹がいっぱいでそんなに食べたり飲んだりできませんでした。2人とも、いつものその場で行動する行き当たりばったりで計画性がないので、それが仇となったのです。
動けなくなるほどお腹がいっぱいになったので、少しだけお酒や食料を買いこの日は宿に戻り2人で野球を見ました。
次の日になり、朝からさっそくドンキにお買い物に行きました。石垣島のドンキは初めてです。八丈島にはドンキがないので、久しぶりのドンキにドキドキワクワクです。
ちなみに着ている服は私がデザインした、CHIBO THE DRAFTというオリオンビールのまねっこをしたTシャツです。せっかくの新婚旅行なので、おそろいの服を着て浮かれようと思い、ノリヒトにもプレゼントをしペアルックにしました。
ドンキでは、お家で使うドンキブランドの食料品や、大容量のスルメイカなどなど八丈島では買えないものを買い溜めました。
その後は、やいま村に行きました。ここのリスザルがめちゃくちゃかわいいのです。石垣島に来るといつもリスザルに会いに行きます。
リスザルたちは何かを拾って食べています。何を食べているんだろうとしゃがんで見てみると、木の葉に隠れた虫や落ちている木の実を食べている様子です。
ノリヒトもリスザルにならって、落ちている木の実を割っていました。
お昼ご飯はノリヒトが石垣牛を食べたいといっていたので、石垣牛を食べに行きました。
2人前で7000円くらいだった気がします。新婚さんいらっしゃい!で旅行券をいただいていなかったら、こんなに高級なお肉はなかなか食べる気がしません。高級なものを食べている罪悪感で、おいしかったのかどうかも覚えていないです。
ご飯を食べ終え、せっかく石垣島に来たんだから泳ごうと思い水着に着替え、海に行きました。しかしちょうど干潮で遠浅の沖縄では泳げる場所がほとんどなく、膝小僧よりも下の水位だったのです。
まわりの人たちはみんな服を着てパシャパシャしているだけでしたが「いいや、石垣島に来たんだから潜る」と、お腹を地面にすりながら頭までつかり、水位が低すぎるので泳げずほふく前進をしていました。
ノリヒトはそんな私を見て引いていました。
かれこれそんな海でのほふく前進を1時間ほどし、一旦宿に戻りました。夜はなんと、八丈島に住んでいる真由美さんと一緒に飲んだのです。ちょうどたまたま真由美さんも石垣島にいることを知り、お誘いしました。なんたる偶然。
3人で飲んでいましたが、ノリヒトがいつものように知らない人に声をかけていました。
そこで事件が起こったのです。
なぜか男の子にノリヒトが怒り始め2人で外にでていってしまったのです。私は止めにいきましたが話は聞いてもらえませんでした。もう止めても無駄だと思い真由美さんと、残っていた若い子たちと一緒にお酒を飲むことにしました。
ですが、新婚旅行にもかかわらず自分の感情で喧嘩をしたノリヒトに私が怒り仲直りもせず、結局八丈島にはバラバラで帰ってきました。新婚旅行が台無しです。
この日は、2軒目3軒目と行く飲み屋さんも決めていましたが、ノリヒトが喧嘩をしたせいでどこにも行けませんでした。垣島3日目も何もできませんでした。
今では仲直りをしましたが、ノリヒトくんは禁酒と旅行代全部持ちの刑に処されました。南無南無。
島に帰ってきてからは、顔を合わせる島の人たちから「ノリヒトくん元気なさそうに1人で歩いてたよ。」「ノリヒトくん反省してそうな顔してたから、許してあげなよ。」「ちーぼー大変だったね。大丈夫?」と、しまいにはお話をしたことない島人からも心配してくれ、声をかけてもらいました(笑)
島は狭いコミュニティなので、喧嘩をしていることもバレるし、ひとりで悲しげに歩いていると心配をされます。ゆっくり喧嘩もできません。ですが、そんな島の人たちのおかげて早めに仲直りできたのかもしれません。
これからは喧嘩しないようにしようと、より一層思いました(笑)
八丈島に移住する前は、石垣島に移住するというのも考えていました。都内に住んでいた時に1番旅行に行っていたのが石垣島で、自然あふれる石垣島が大好きでした。
しかし、八丈島に移住し八丈島から石垣島に旅行で行くと今まで思っていたイメージと少し変わっていました。もちろん石垣島は八丈島よりも海が透けていてきれいで、飲食店やスーパーの物価も安く、チェーン店もたくさんありいいところがだくさんあります。
でも、石垣島では気軽にモリツキはできないし、土地が高いのか畑をやっているお家も少なく、車道は狭く交通量も多いし、なんだかギラギラしてる人たちがたくさんやってきます。
八丈島は基本的にはどこでもモリツキができ、畑ができる土地があり、ギラギラした観光客はあんまり来ないし、なによりも人が優しいです。大好きだった石垣島に行き、それよりも八丈島の方が大好きなんだなぁということに気が付きました。
そんなことをしんみり考えながら、石垣島から一人でお家に帰還したちーぼーでした。
おしまい。
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