タケノコがどうしても採りたい!知り合いをつたって、タケノコ採りおじちゃんに連れて行ってもらいました

移住生活

じゃがいも掘りがとても楽しく、忘れられない思い出になりました、ちーぼーです。そんな私は、八丈島の人たちがTwitterでタケノコ採りに行ったというのを羨ましく眺めていました。

「じゃがいも掘り楽しかったし、タケノコも採りに行きたい!!」

タケノコは生えていたとしても誰かの土地だったりすると採っちゃだめなので、自分で判断するのが難しくタケノコを採りに行けずにいました。ですが今回居ても立っても居られなかったので、知り合いの方にお願いしてタケノコ採りおじちゃんを紹介していただきました。

今回もじゃがいも掘りを紹介していただいたおじちゃんが紹介をしてくれ、朝わざわざ集合場所に来て私を紹介してくれました。いつもありがとうございます。

紹介していただいたタケノコおじちゃんは、初めてお会いした方で、私と同じくらいの娘さんがいらっしゃる方でした。急遽お誘いしたにも関わらず、虫よけスプレーやスポーツドリンクまで用意してくれていて、とてもやさしいおじちゃんです。

山は昨日まで台風が来ていたとは思えないほど、清々しく神秘的な空間でした。釣りが好きなので海にはよく行くものの、山にはあまり今まで行く機会がなかったのでとても新鮮です。

山の中には小さな川が流れています。ちなみにお魚はいないそうですが、お腹の赤いイモリはたくさんいました。イモリはきれいな水のところにしか生息していない爬虫類で、八丈島に来て初めて私は見ました。

山に入り、おじちゃんは歩きながら植物や生物を立ち止まって説明してくれました。

この木は天然記念物で、一応このクルクルとしたところがもう少し小さければ食べられるそうです。でも天然記念物だから採っちゃだめみたいです。名前は説明していただきましたが、いろいろ教えてもらって覚えきれず忘れてしまいました。

これは中華料理などによく入っているキクラゲです。天然のキクラゲをはじめてみました。

おじちゃんと「このキクラゲおいしそうだよー」「本当だ!食べる食べるー」と一緒に収穫しました。晴れているときは縮んでいるのでなかなか見つけづらいそうなのですが、昨日まで雨だったので大きなキクラゲをたくさん見つけることができたみたいです。

こちらは三つ葉です。三つ葉がいたるところに生えています。家には三つ葉は生えていないので、苗を持って帰ればよかったです。

他にもセリや明日葉がたくさん生えていました。山は食材の宝庫です。

おしゃべりしながらタケノコを目指し、どんどん山へと入っていきます。

そして竹やぶが出てくると「ほら!あそこにあるよ」とおじちゃんが竹をかき分け中に入っていきました。かき分けて中に入るとき、身長ほどまで草木が生い茂っていたので「かき分けて人の後に続いたとき、草木がバイーンって戻ってきて目に入ることがあるから気を付けてね」と、わざわざ教えてくれ「なんて真摯なおじちゃんなんだ」と、惚れ惚れしてしまいました。

中まで入っていくとタケノコが現れました。このタケノコは真竹と言います。タケノコにはいろいろ種類があり、今の時期は真竹のシーズンなんだそうです。

真竹は直径15センチ、高さ20メートルにもなる大型の竹です。大きくなった竹は、弾力性があり建築や竹細工に利用されています。別名苦竹とも呼ばれ、一般的なタケノコよりも苦い印象があるので、市場に出回ることはあまり多くありません。竹の皮には黒褐色の斑点があり、毛はなくきれいな皮なので、昔は食料品などの包装にも使われていました。

おじちゃんはタケノコをものすごいスピードで見つけてくれ「ほら、これ折ってみな」と収穫を私にさせてくれました。

タケノコは掘って収穫するものだと思っていましたが、このタケノコは長いため手で折って収穫をします。折ったときにタケノコは心地よいポキッという音がします。大きなタケノコであればあるほどこのポキッが良い音になります。

だんだん自分でもタケノコを見つけることができるようになり、一人で見つけポキッとタケノコを収穫していると「今いい音したねーそれはいいタケノコだよ」と遠くからおじちゃんがほめてくれました。

タケノコは雨が降るとグングン成長し、雨上がりにタケノコ採りに行くと良いそうです。真竹は、自分の身長よりも低く膝くらいの高さのタケノコが食べごろなので、そのタケノコを収穫していきました。

タケノコもたくさん見つけることができ、ポキッと折るのが快感で2人でたくさん収穫しちゃいました。

タケノコ採りは40分くらいで終わり、終わってからおじちゃんのお家に遊びに行ってきました。おじちゃんのお家はとても広く「いつもここで一服しながら休憩をしているんだよ」と、この庭からは海が一望でき八丈小島や冬はクジラの姿も見ることができるそうです。

庭では野菜はもちろん、バナナ・ビワ・みかん・グアバ・パッションフルーツなども育てていて、おじちゃんは自慢げに「ここはおじちゃんの秘密基地なんだよ」と教えてくれました。今は一人で暮らしているみたいですが、とても素敵な生活を送られていて、私も歳をとったらこんな生活をしたいなぁ~とジーンとしてしまいました。

初めてお会いしたおじちゃんとのタケノコ採りは、知識豊富なおじちゃんがガイドさんみたいに自然のことをいろいろ教えてくれました。タケノコ採りはもちろん楽しく、自然のことを勉強させてもらい、より一層自然が大好きになり素敵な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

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