【生ごみを減らし堆肥を作るコンポスト】八丈島ではコンポストを無料で貸し出しをしています

移住生活

ちーぼーです。Twitterで以前このようなツイートを見かけました。

「生ごみを堆肥に変えてくれるコンポストを無料で貸し出ししている!?」

これは貸してもらう手はないと思い、さっそく役場に行き貸してもらう手続きをしてきました。

手続きをしおよそ4日経ったころに、農協の方がお家までコンポストを届けてくれました。

コンポストというものがあるのを八丈島に来て初めて聞きました。コンポストを知らない人も多いと思うので紹介します。

コンポストとは、枯れ葉・野菜・魚などの有機物を微生物のパワーで発酵・分解させて作った堆肥のことをいいます。

コンポストには、

・生ごみの量を減らせる

・焼却による二酸化炭素の排出が削減できる

・栄養豊富な土ができ、家庭菜園に利用ができる

などのメリットがあります。畑をやっている私にはピッタリの製品です。物価高により、畑で使う肥料も高騰しているので、ゴミを減らすことができ、その上タダで肥料ができるなんていいこと尽くしです。

コンポストの無償貸与について (town.hachijo.tokyo.jp)

このコンポストを八丈島では無料で貸し出しをしているのです。

いい点ばかりに思えますが、一方でデメリットもあります。

・定期的にかき混ぜる手間がかかる

・堆肥が完成するまで3~6か月かかる

・虫や悪臭が発生する可能性がある

です。まあデメリットを書き出してみましたが、さほど気にならない程度です。

ここで、届いたコンポストをどこに置くかが重要になってきます。

家の庭・隣の畑、おける場所はたくさんあります。畑に置けば、堆肥になったときに運びやすいが、家で出た生ごみを捨てに行くのが面倒。庭に置けば生ごみを捨てるのは楽だが、堆肥になったものを畑に運ぶのが面倒。

コンポストを被ったちーぼーは、ウロチョロウロチョロどこにを置くか悩みました。そして悩みに悩んだ結果、万が一においや虫が出るといやだったので、畑の端っこの方に置くことにしました。

この場所をコンポストの拠点とします。

このコンポストは、実は中が空洞なのです。

なので、なるべく日当たりの良い土の上に設置しなければいけません。コンクリートやアスファルトの上では使うことができないのです。

設置方法は、容器を置き外周を土で囲めるように地面を10センチほど掘ります。また、中央部を20~40センチ掘っておくと、生ごみの減量を早めることができます。

コンポストに入れられた生ごみは、土中のバクテリアの働きで生ごみが発酵分解していきます。時々中に土や枯れ葉を補給すると、分解を早めることができます。

また、生ごみは半分以上が水分でできており、嫌な臭いやべとついたりしやすいので土や枯れ葉を入れることにより臭いもおさえることができるので、積極的に入れることがおすすめされています。

1か月に2,3回中のゴミをかき混ぜ、3~6か月ほどで堆肥ができます。

毎日生ごみをコンポストに入れていても、上からどんどん生ごみが入れられていくことで下の生ごみが圧縮され水分が地中に逃げていきます。そこで地中のバクテリアが働き発酵・分解をしていくので中々いっぱいになることはないそうです。

我が家では鶏を飼っているので、この鶏の糞もコンポストに入れることができます。鶏の糞は発酵されたものが、良い肥料とされ売られています。私もこの鶏糞を購入し、畑の土に混ぜています。

今までは鶏の糞はすべてゴミで捨てていました。発酵をさせると良い肥料になることは知っていたのですが、置いておくところがなく、鶏糞を捨てることがもったいないと思っていました。鶏糞は作物の健全化を促し、実のつきが良くなり甘い作物ができると言われているのです。

ですが今回コンポストを購入したので、鶏糞もコンポストに入れることができます。これで我が家では肥料を購入することなく、お金をかけずに無農薬のおいしい野菜が作ることができそうです。

このコンポストは八丈島で無料で貸し出しをしているので、畑をやっている方はもちろん、やっていない方もゴミを減らす環境のために使ってみてはいかがでしょうか。

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