苗やら種やら目についた野菜はすべて育てています、ちーぼーです。ネットや道端・農協などで見つけた野菜を購入し植えているため、どこに何を植えているのか分からなくなってしまうときがあります。
この野菜がなんなのか分からなくなってしまい、Twitterでみんなに聞いてみました。
すると「モロヘイヤなのでは」と教えてもらいました。たしかに私もモロヘイヤの苗を購入し、植えた記憶があります。そうかこれはモロヘイヤだったか!
ただスーパーに売っているよく見るモロヘイヤとは見た目が違うので「はて?」となり、調べてみることにしました。
実はモロヘイヤには毒がある
モロヘイヤには毒性をもつ部位があり、誤って食べると非常に危険です。収穫期を過ぎた茎や完熟した種子には毒があります。この毒はストロファンチジンと呼ばれる猛毒で、食べると動悸や吐き気・めまいや下痢などを引き起こすと言われています。特に黄色い花が咲いた後のさやには、フグ毒と同じくらいの強い毒があるみたいです。
実際にお家のモロヘイヤを見てみると、黄色いかわいらしい花が咲いました。この花が種になったときに毒性を持ちます。この種を食べた牛が死んでしまったという事故があるほど、毒性が強いそうです。
また調べ進めてみると、若葉にも毒性があるそうです。なので大きく育っている葉っぱだけを収穫し、茎や花・若葉は決して食べないようにしなければいけません。
ちなみに茎が赤くなっているのは肥料切れなんだそうです。今日一応肥料を追加であげましたが、花が咲いているのでもうそろそろ葉っぱが固くなって食べられなくなってしまいそうです。
モロヘイヤを食べるのは、かなりの気を遣いますね。初めて毒の部位を持つ野菜を育てました。ちなみにスーパーで売っているモロヘイヤは、もちろん茎も葉っぱも食べても毒はないので安心してください。
収穫・調理
初めての収穫です。念のため赤くなっている茎のところは収穫せず、安全そうな茎の青い部分のところだけ収穫してきました。茎は毒があると怖いので捨て、食べるのは大きく育っている葉っぱの部分だけです。
モロヘイヤは灰汁があるので、必ず下処理が必要です。塩を入れた熱湯で30秒ほど茹でます。茹ですぎてしまうと食感が悪くなってしまいます。
茹で終わったらすぐに冷たい流水できれいに洗います。
水気を切り刻んでつゆをかけて、今回はモロヘイヤのお浸しを作りました。
初めての収穫ということで、試しに少しだけ収穫しお浸しにしました。お浸し以外にも、スープやカレーなどの煮込み料理に加えたり、炒めものにしてもおいしいです。
よく「毒味」といいますが、本当に毒味になってしまいました。
恐る恐る食べてみると、今まで食べていたモロヘイヤの味がちゃんとし粘り気もあり、癖になるほどのおいしさでした。収穫の時期を間違えないように、はやめに収穫して残りのモロヘイヤも食べたいと思います。
モロヘイヤは毒がある部分もあり、家庭菜園では気をつけなければいけません。ですが野菜の王様ともいわれ、抗酸化作用がありビタミンたっぷりの栄養価の高いお野菜です。育てる際は虫もつかず肥料切れにだけ気を付ければ簡単に育てることができます。家庭菜園でモロヘイヤを育てる方はくれぐれもお気を付けください。
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