【スマガツオ】初めて狙ったお魚を釣りました

釣り

島寿司は毎日食べたい、どうもちーぼーです。八丈島に移住してから、初めて島寿司というものがあるということを知りました。島寿司は少し甘めのシャリに醤油で漬けた魚をのせて食べる、漬け寿司のようなものです。

八丈島のいたるスーパーや飲食店に置いてあります。私はこの島寿司がとても好きで週に2,3回は家でお寿司を握って食べます。私は島でなぜか、意地をはってお魚は買わないようにしています。島寿司が食べたくなったら釣りに行くのです。

今日はカツオが食べたい気分だったので、スマガツオを狙って釣りに行きました。

島で釣りをはじめた当初からノリヒトは「カツオを釣りたい」と言っていました。カツオを釣るためにルアー釣りをはじめましたが、今までなかなか釣ることはできませんでした。

私はどうしてもノリヒトにカツオを釣ってもらいたいと思い、ネットや島の人からカツオを釣る方法を教えてもらったのです。そこで島の人から「カツオ釣りたいなら弓角がいいよ」と教えてもらいました。

弓角とは

弓角とは日本最古のルアーと呼ばれ、動物の角や骨を使って作られたルアーです。もともとは船で引っ張ったり糸を手で引いて泳がせていたりしましたが、リールが登場してからロッドを使って楽しめるようになりました。

弓角の上にジェット天秤というオモリをつけ、投げてただ巻くだけで弓角はキラキラ光りながらクルクルと回転し、小魚のように見え魚が食いついてくるという仕掛けです。主にアジやサバ・カンパチの子供ショゴ・カツオなどの青物を釣りたいときに使用されます。

スマガツオ釣り

さっそくこの弓角の仕掛けを作り、釣りに行きました。

この日は台風前ということもあって、なんだかどんよりした雰囲気です。若干風もあり雨も降りそうだったので、あまり長くならないように1時間勝負と決めていました。

弓角を投げ、表面・中層・底層で泳がせます。竿を立てると表面で弓角が泳ぎ、竿を寝かせると中層・底層を狙うことが出来ます。また、早く巻くと上の方に行き、遅く巻くと下の方に行きます。最初は表面から狙い、徐々に高さを変え底層を狙うと良いそうです。

いろいろ試しながら、私は移動し投げ続けました。ノリヒトはそうそうに飽きたらしく、いつものように寝っ転がっていました。

するとグググッとあたりがありました。さほど大きいあたりでもなく、走ることもなかったので「あーこれはカツオじゃなさそうだなぁ」と思いながら糸を巻いていくと、なんとそうそうにカツオが釣れたのです。

今までずっと狙っていたお魚が釣れ、あまりにもうれしくてノリヒトをたたき起こしハイタッチをしました。大きさは30センチほどとあまり大きくはありませんでしたが、今まで釣りをしていてハイタッチなんてしたことがなかったので、1番うれしかったかもしれません。

堤防からカツオが釣れるなんて、やっぱり八丈島はすごいです。

すぐに血抜きをしました。他のお魚よりも血がドバドバでていたのにびっくりです。その後私が釣れたのを見てノリヒトもやる気をだし、2人で少しだけ釣りを続けました。

ですが今回釣れると思っていなかったため、クーラーボックスをもっていなかったのでスマガツオを1匹だけ抱えてそそくさと帰宅することにしました。

釣れた20分後には3枚におろされたスマガツオくんです。

夜食べるために少しだけ寝かせておきました。

そして釣ったスマガツオで作ったのが、カツオのたたきです。

お味は、んー・・・おいしい。すぐに血抜きをしたためカツオ独特の血なまぐささみたいなものもなく、おいしいっちゃおいしいけど、カツオっぽくない!という感想です。でも、お魚としてはとてもおいしかったです。もしかしたらもう少し血なまぐさい方がおいしいのかも・・・?

カツオを釣るのが1つの目標みたいなところがあったので、とても上機嫌でこの日はお酒が進みました。次の日6時に起きなければいけないのに結局2時半まで飲んでいて、二日酔いになりました。

大家さんに大風呂敷を広げ「カツオを釣ったら持っていきますわ!」とだいぶ前に約束をしていたので、今度はもっとたくさん釣って約束を果たしたいです。

ゴロゴロノリヒトはいつかお魚釣れるんでしょうか。

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