いただいた渋柿で初めての干し柿作り

手作り料理

一気に寒くなりましたね、ちーぼーです。今日は朝から雨も降っていたので、お仕事から帰ってきた後はお布団でずっとぬくぬくしていました。

暑いと朝パッと目が覚めますが、寒いとお布団から出たくなくなり目覚めが悪くなります。暑かった日々が恋しいです。

渋柿収穫体験

先日まさおちゃんのお家で渋柿がいただけるということで、遊びに行ってきました。

条件、ふむふむ。女性!取りに行ける!家族(ニワトリを含む)で食べる!これは条件を満たしているということで渋柿をいただいちゃいました。

この日初めて渋柿というものを見た気がします。八丈島ではいろいろなところに果物の木が生えていますが、都内に住んでいた時は果物がなっている木なんて見たことがありませんでした。

桃栗三年柿八年という言葉は聞いたことがありましたが、柿って実がなるまでに8年もかかるんですね。今自分のお家で植えても柿ができるのは、私が40歳になるころです。想像しただけでも恐ろしい。

まさおちゃんのお話を聞いてみると、毎年こんなに柿ができるわけではなく今年は豊作だったそうです。できない年は1個とか10個とかしかできないこともあって、今年は異常変異だと言っていました。

私も実際に柿を取らせていただきました。柿を収穫するときに枝をT字につけておくのがポイントです。

ふふ、楽しい。私はニコニコご機嫌で柿の収穫をさせてもらいました。都会では体験できない田舎暮らしって感じで、こうやって自然を楽しんでいるときが1番楽しいです。

今回の渋柿はすべて干し柿にします。

まさおちゃんが干し柿の作り方を丁寧に教えてくれました。干し柿ののれんが1本だけ完成しました。

さっそく家に帰って残りの渋柿を干し柿にしていきます。

渋柿はなんで渋いのか

ちなみに干し柿を作るには、普通の甘い柿ではなく渋柿の方が適しているそうです。渋柿にはタンニンというポリフェノールの一種が入っています。このタンニンが渋みの原因です。

興味本位で「渋みってなんだろう」と思い1つ渋柿を食べてみました。すると、ベロがザァアアアーってなって、やけどしたみたいな感じでベロの感覚がなくなり、ベロが取れちゃうかと思いました。「どうゆうことだよ」と思った方は渋柿を食べてみて下さい。まじでこの世の絶望かと思い、発狂すると思います。

このタンニンはアルコールや炭酸ガスが抜けることにより、甘味が出て食べられるようになります。渋柿は渋みに隠れていますが、実は普通の柿よりも糖度が高く渋柿にするとグッと甘くなります。

少し熟した渋柿をぴよぴにおすそ分けしたら、喜んでつついて食べていました。

干し柿の作り方

まずいただいた柿をきれいに水洗いします。

そうしたらヘタの部分を残し、皮をピーラーでむいていきます。干し柿はサイズが小っちゃいので、皮をむくのがちょっと大変でした。

皮をむいたら、柿のヘタの上がT字になっているのでそこにアサヒモを結び付け落ちないようにします。この時柿と柿がくっついてしまうと、乾きづらくなり腐ってしまう原因になるので間隔を取り紐に結びます。

結んだら熱湯にサッと5秒ほど入れて引きあげます。殺菌消毒です。

出来たものを軒先の日当たりが良く、風通しの良いところに干します。雨が当たるとカビが生えてしまうので、雨が降っている日は部屋に干した方がいいかもしれません。

最後に食品用アルコールをシュッシュとかけて完成です。

今干し始めて3日で、周りが少し乾燥しはじめています。

干して1週間ほどで表皮がかたくなりはじめます。サイズも小さいので1週間たてば食べられます。この時点では水分含有量が50パーセントほどで、あんぽ柿のような感じで中はトロッとしています。

1か月ほど干しておくと黒くなっていき、さらに干し続けていると白い粉をふくそうです。この白い粉は柿の糖分が表面に浮き出て結晶になったものです。この時の水分含有量は30パーセントほどになり、中はようかんのような食感になっています。

途中で干し柿を揉み、中の渋みがきちんと抜けるようにするとおいしさが増すそうです。

私はこの白い粉が噴き出るくらいの干し柿が好きなので、1か月以上干そうと思っています。できあがった干し柿はワインにもあい、おつまみにもサイコーです。

白い粉が噴き出る前に、いつものようにつまみ食いでなくならないように気をつけたいと思います。

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