ちーぼーです。おととい首を寝違えてしまい、それから3日が経ちました。まだ痛いです。寝違えたのっていつになったら治るんでしょう。あまりにも痛くて仕事を早退しようかと思ってしまいました。ですが「早退理由→寝違えたため」はさすがに心優しい八丈島でも通用しないと思ったので、斜めになりながらがんばりました。
今日は八丈島に移住して初めて知った昆虫、ナナフシについてのブログです。八丈島は熱帯地域の自然あふれる島なので、今までに見たことのない昆虫にたくさん出会うことができます。私は虫が好きな方なので、毎回虫を見つけると楽しい気持ちになり手にとってしまいます。虫が苦手な人にとっては、八丈島はちょっぴり辛いかもしれませんね。
ナナフシ
私の初めてのナナフシとの出会いは、八丈島に移住して2週間経った頃でした。まだ当時はボコボコになっていない車に、大きな枝のようなものがついていたのです。
「なんか虫みたいな枝ついてるわぁ・・・」と思い、取ろうとすると動いたのです!
「え!ナニコレ!虫なの!?焦げたガリガリのカマキリじゃん!」と感動し、Twitterに写真をあげると、ナナフシという虫だということを教えてもらいました。
最初は訳も分からない名もなき虫だったので、車にくっつけたままにし、一緒にドライブを楽しみました。結局このナナフシは風で飛ばされることもなく、お家へと連れて帰ることになりました。
それからもいろいろなところでナナフシに出会い、一緒に遊びました。
肩に乗っているナナフシ
頭に乗っているナナフシ
触ってからあとで知りましたが、ナナフシには毒はないそうです。海外には弱い毒を出すナナフシもいるそうですが、日本のナナフシは触っても大丈夫です。ちなみに身を守るためにくさい臭いを出すナナフシもいるそうですが、八丈島のナナフシは無臭でした。くさい臭いをだすときは、湿布のようなツーンとした臭いの白い液体を噴出するそうです。
ナナフシはダンスを踊ります。ユラユラと体を揺らしてみたり、手をフリフリ振ってみたり、とても愛らしい昆虫なんです。
みなさんはナナフシをご存じでしたか?
木の枝に擬態した姿が特徴的で、熱帯から温帯地域に生息する昆虫です。体長は数センチ~50センチを超えるものまでさまざまです。世界には約2500種類ものナナフシが生息していて、日本には20種類程度が生息しています。
ナナフシは卵のまま冬を越し、春先に暖かくなると孵化していきます。夏までには成虫になり、秋になると少しずつ数を減らし11月になるとほとんど死んでしまいます。
脱皮を繰り返し、生まれた時から比べるととても大きくなります。生まれたての時は少し透けているような色味をしていますが、脱皮とともに木の枝のようにゴツゴツとしてきます。
私が八丈島で見つけたナナフシは飛ぶことはできませんが、飛ぶことのできるナナフシや、オスのみ飛ぶことのできるナナフシもいるそうです。
他の虫から襲われた際に脚を切り離す、自切(じせつ)を行うことができます。これはヤモリがしっぽを自分から切るのと一緒です。失われた脚は、自切をしたときが若ければ脱皮とともに再生されますが、成長段階の終わりに近い時期の自切は、再生がほとんどされることはありません。
ナナフシは自分の体重の40倍もの重量を運搬することができます。私は体重が50キロなので、2000キロもの物を運ぶことができるということです。昔、産業用ロボットを改良するため海外の大学でナナフシが研究され、ナナフシモデルと呼ばれる6脚ロボットが開発されるなど、現代産業にもナナフシは活躍しているのです。
とてもかわいらしい昆虫なので、もしナナフシを見つけた際はかわいがってあげてくださいね!
コメント