【北海道からの贈り物】8キロのタラを捌いて1匹丸々食べつくす

手作り料理

12月になり八丈島にも冬がやってまいりました、ちーぼーです。暑いのは得意なんですが、寒いのが苦手でコタツでコタツムリになり、麻雀をする日々を送っていました。去年の今頃はまだコタツがなく、家の中でも白い息をだしながら生活していましたが、やっぱりコタツはサイコーですね。

先日北海道の知り合いから、8キロもある大きなタラ1匹と白子と数の子が送られてきました。このタラを捌いてタラ鍋・したらきのたらこ炒め・胃袋のポン酢和え・肝のポン酢和えを作ったお話です。

この様子はYouTubeで生配信していたので、お暇なときご視聴よろしくお願いします。

タラ

冬に旬を迎えるタラは、身が雪のように白いため「鱈」と名付けられました。主にタラには3種類あり、スケトウダラ・コマイ・マダラがあります。よくスーパーで売られているタラコはスケトウダラの卵です。マダラにも卵がありますが、スケトウダラよりは味が落ちると言われています。

タラは頭が大きく、お腹が膨れているのが特徴です。大きいものでは体重20キロにもなり、今回送られてきたタラも重さを計ると8キロを超えていました。

YouTube用にタラを持って写真を撮ろうと思いかかえると、あまりの重さで腰の筋を痛めてしまい、それから1週間腰が動かず「ヨッコイショーイテテテテ」と言いながら生活をしていました。もう私もすっかりおばあゃんです。

お魚はかわいいと思っていましたが、ここまで大きいと恐怖を感じました。タラは海の中で、海底近くで生活し深海魚の仲間です。深海魚ってちょっと見た目がグロイというか、かわいげがなくて怪獣みたいな顔をしている気がします。

この大きなタラを恐る恐る捌いていきます。最初はお腹を開き、内臓をとりだしていきます。

卵巣

胃袋

です。

スーパーでタラの内臓はめったに売られていないので、1匹丸々捌いた人だけが食べられる貴重な部位です。八丈島に移住してからは、「魚を食べる=魚を1匹捌く」ということばかりなので、漁師さんの嫁になった気分です。

内臓はタラ鍋には入れず、後日別の料理に使いました。

タラ鍋

内臓を取りだしたら、三枚おろしにしていきます。あまりにも大きいので、まな板には乗せずに捌きました。こんなに大きな魚を捌いたのは初めてです。

2人で苦戦しながらも交代交代で捌いていきました。タラの切り身は4キロほど取れました。これはもう3年分くらいのタラの量です。

タラ鍋に使うのは、この6分の1ほどです。残りのタラの切り身はサランラップで包みジップロックにしまい、冷凍保存しました。

こちら完成したタラ鍋です。

「多分白子は入ってないから、別で買っていれておくわ」と用意周到な知り合いのおかげで、白子も食べることができました。

タラ鍋を食べてみると、身から出汁がでていて旨みが濃く、タラの身はふわふわでポン酢で絡めて食べるとサイコーにおいしかったです。結局このタラを1匹丸々捌くのに1時間もかかりました。苦労した分お腹もすき、2人でビールを飲みながらペロリと食べてしまいました。

しらたきのタラコ炒め

材料

・たらこ

・したらき 1袋

・ごま油

・酒 大さじ2

・しょうゆ 大さじ1

・みりん 大さじ1

・かつおだし 小さじ2

したらきを食べやすい長さに切り、熱湯でさっとゆでます。ざるにあげたしたらきをフライパンに入れ、ごま油で炒めます。

たらこは薄皮がついているので一部薄皮を切り、中のタラコをしぼりだして、しらたきと混ぜます。

汁がなくなってきたら、残りの調味料を入れたらこの色が変わるまで炒めます。この時たらこが焦げやすくなるので、必ず焦げないようにかき混ぜます。

たらこたっぷりの、しらたきのタラコ炒めが完成です。

実際はこの10倍の量ができました。タラコがこんなにいっぱい食べられるなんて幸せです。これをビールと一緒に流し込み、痛風の完成です。

肝のポン酢和え

こんなに大きな肝は初めて見ました。いつも釣ってくるお魚と同じくらいの大きさをしています。

材料

・肝

・酒

・塩

・ポン酢

最初、肝についている血管をきれいに取り除きます。きれいになった肝を食べやすい大きさにカットし、酒と塩につけておき臭みをとります。

1時間ほど経ったら、熱湯にそのまま入れ中に火が通るまで熱していきます。

できあがったらポン酢とネギをかけて完成です。すごい量の肝のポン酢和えができました。もう本当に痛風待ったなしです。

こちらはさすがにお酒にあいすぎるので、ちびちびと晩酌のたびに食べ進めています。

以前アンコウを捌きあん肝を食べましたが、それにくらべると歯ごたえがあり旨みは薄いです。アンコウのあん肝が、多分肝界で1番おいしいです。

胃袋のポン酢和え

配信をしている中で「タラの胃袋もきれいにして湯がいて食べたらおいしいよ」と言われたので、言われるがままに胃袋も調理して食べることになりました。魚の胃袋を食べるのは3回目くらいです。

ちなみに後日、いただいた北海道の知り合いに「タラの胃袋食べてる人初めて見た」と言われました。北海道民もビックリだったそうです。

材料

・胃袋

・ポン酢

胃袋をひっくり返し表と裏を包丁の背でゴシゴシこすり、汚れを取っていきます。汚れが取れたら熱湯で湯がき完成です。

畑で採れた小ネギをなんでもかんでもかけがちなちーぼーです。

歯ごたえがコリコリしていて、お魚の胃袋って案外おいしいんです!実際なんの魚の胃袋は食べられて、何が食べられないか分からないままですが、タラの胃袋はおいしかったです。

さいごに

いつもみなさま差し入れをしていただきありがとうございます。

こんな感じで、いただいたお魚や食材を捌き料理をし食べるという配信を最近しています。プレゼントしてくれた方も「実際に捌いて食べている姿が見れて楽しかった」と言ってくれるので、今後も続けて行こうと思っています。

あ、いつでも差し入れお待ちしております。みなさまのおかげでちーぼーは痩せずにぷくぷくと育っています!(笑)

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