ちーぼーです。今日は麻雀好きなおじちゃんにいただいたカブツを満喫するブログです。みなさんカブツってご存じですか?私は八丈島に移住してから初めて、カブツという果物を聞きました。
ノリヒトに「みてみてー!サツマイモとカブツいっぱいもらってきたよ!」と言うと「カブツって何?もしかして果物をカブツって読んでない?違うよ、ダッサー!果物はクダモノって読むんだよ。」と、なんだか嫌みを言われました。
「いやカブツはカブツだよ。柑橘のミカンみたいなレモンみたいなゴツゴツしてるやつ。」と言いましたが「ハ?」と笑われました。あいつは私のことをバカだと思って信じて疑いません。八丈島にいるとよく聞くぞ!バカはどっちだ!おバカ!!
カブツとは
調べてみると八丈島で「カブツ」と呼ばれる果物は、実はダイダイなんだそうです。ダイダイであれば今までも聞いたことがありました。島ではこうやって、島ならではの呼び方をするものがいろいろとあります。
カブツの大きさはみかんよりも大きく、グレープフルーツよりは小さめです。レモンやライムに比べると皮が厚く、ゴツゴツとしているのが特徴です。酸味が強く少し苦味があり、果汁たっぷりな果物です。
そのまま食べるには少し酸っぱいですが、島では果汁にハチミツを入れてジュースにしたり、焼酎に入れたりして島の人たちから愛されています。家庭で育てているお家も多いらしく、収穫時期の冬にたくさん果汁を絞り、冷凍して楽しむ人も多いみたいです。
カブツサワー
この無限カブツサワーをするために、キンミヤと搾り器を買ってきました。私はキンミヤが大好きなのですが、八丈島のスーパーでは一軒しか取り扱ってないのです。そのスーパーも毎週木曜日はお休みになるため「キンミヤが飲みたい!」と思っても、なかなか手に入れられないことがあります。
コップにキンミヤと炭酸と、搾り器で搾りたてのカブツを入れます。こうやって搾っていると、居酒屋さんに行った気分になります。
酸味が強く感じられ、サワーにするとさわやかなお味になります。やっぱり搾りたての生サワーが1番おいしい!
ポン酢
以前八丈フルーツレモンで作ったポン酢がめちゃくちゃおいしかったので、今回はカブツを使ってポン酢を作りました。
ポン酢は自分で作った方がおいしいです。果肉が入っていて、惜しみなく果汁を入れて作ったポン酢はサイコーにおいしいです。市販で売られている柑橘系のポン酢よりも、その柑橘自身の味を強く感じられます。
材料
かぶつ 9こ
醤油 600cc
みりん 250cc
出汁用昆布 20センチ×10センチほど1枚
写真にはお酢が写っていますが、今回は贅沢にカボスの果汁だけを使って作りました。果汁が足りない方は、その分お酢を足して作ってください。
まず、昆布をだいたい20センチ×10センチほどのものをカットします。
カブツはよく水で洗い水気をふき取り半分に切ります。
半分に切ったら果汁を搾ります。
こしきがなかったのでザルを使い、種と薄皮を取り除き果汁のみにします。貧乏性なので薄皮が取れてしまうほど搾ってしまいました。
よく女子がレモンサワーを飲む時、力がないからなのか表面をちょっとぐりぐりしただけで搾り終えてしまうのを見ていつも「もったいない!!」と心の中で叫んでいました。私はいつも最後の一滴まで搾り出すので、時々苦くなってしまうことがあります。どっちもどっちなので、ほどほどに搾ることをおすすめします。
搾った果汁と残りの材料を煮沸した瓶に入れたら完成です。
使いやすいように、使う分だけ細い容器に移し替えました。
カブツの味がしっかりと感じられ、自分で作るポン酢づくりは自分好みの味にすることができるのでおすすめです。お刺身やお鍋で食べるのが楽しみです。
島寿司
麻雀好きなおじちゃんが「よく島寿司作るみたいだから、お酢の代わりにシャリに混ぜるとおいしいよ」と教えてくれたので、やってみることにしました。想像しただけでおいしそうです。
材料
お米 1合
カボス果汁 おおさじ1.5
砂糖 少々
ネタ
搾り器でカブツを絞り、ご飯に果汁と砂糖を少々入れ、しゃもじで切るようにしてまぜます。島寿司のシャリは少し甘いのが特徴です。
今回はいただいたアオゼを醤油につけて、島寿司のネタにのせました。
見て下さい!見るからにおいしいです。カブツのいい香りが鼻からぬけ、これからは毎回島寿司を作るときはお酢ではなくカブツで作りたくなるおいしさでした。
いただいたカブツは一瞬でなくなってしまいました。いくつあっても足りない!これからはレモンがたくさん出てくると思うので、今から楽しみです。
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