天鳳 八段

移住生活

ちーぼーです。

このたび麻雀格闘倶楽部を卒業するにあたって「ただでは転ばねーぞ」と、今までに興味があった天鳳を初めることにしました。

麻雀プロになった当時から天鳳の存在は知っていましたが「天鳳をやるなら自団体のネット麻雀を打ってほしい」という団体の意向があったため、打つという機会はありませんでした。

一方私は、プロ何年目かで麻雀格闘倶楽部の出演が決まり、ネット麻雀では麻雀格闘倶楽部やロン2を打つ日々が続いていました。

それからというもの麻雀格闘倶楽部やロン2に夢中になり、月日が経っていたのです。なので今回麻雀格闘倶楽部卒業するにあたって、天鳳に挑戦することにしたのです。

天鳳

とは言え、私の天鳳知識は「天鳳とはラスだけ取らなきゃいいゲーム」ということしか認識しておらず、ノリヒトに「天鳳とは」を少し教えてもらいました。

天鳳というネット麻雀は1番メジャーな麻雀ゲームだと思われます。麻雀プロで天鳳をやっている方も多いです。天鳳〇段になったらリーグ戦を昇級する制度のあるプロ団体もあり、天鳳位をとったプロは一躍有名人になることができるのです。

初級から始まり、初段~十段、その先にあるのが天鳳位と言われるものです。七段からは鳳凰卓と呼ばれる一番強いリーグで戦うことができます。なので七段まであがると一般的に麻雀が強いと言われ、チヤホヤしてもらうことができます。

私は天鳳をはじめるにあたって、麻雀格闘俱楽部卒業の3月31日までに〇段になるという目標をたてようと決めました。あまりにも天鳳知識がなかったのでTwitterで、麻雀プロで天鳳をやっている人を調べ、最近七段になったという女流プロを見かけたのです。

その方の昇段ツイートはバズっていました。七段でバズるなら八段はもっとすごいんじゃないかとフワッと思いつき「ヨシ。じゃあ3月いっぱいまでに、ちぼは七段の上の八段になったろ。」と目標を決め、その日から天鳳を打ち込むことにしました。

ちなみに天鳳をやっていることは誰にも言っておらず、ノリヒトに「ちぼちょっと今から八段になってくるわ」と伝えると「いいや、ちぼはいいとこ四段だね。その前にまずやめるだろうし、鳳凰卓にはいけない。天鳳なめんなよ」と言われました。

たしかに天鳳をまだ1度も打っていないにも関わらず、八段になると言うのは身の程知らずでったかもしれません。

ノリヒトにしつこく「八段になれると思ってんの?」と言われたので「なれるじゃなくて、八段になるまでやるんだよ!!!」とキレ気味に、ちーぼーは返したのでした。

三麻を選んだ理由

なんで四麻じゃなく三麻だったのかというと、今までリーグ戦や雀荘でも三麻をリアルで一度も打ったことがなく、あまり私にとって親しみがないルールだったからです。麻雀プロとして、いろんなルールで強くありたいと考えたのです。

「三麻は苦手なんだよね。」とか「Aルール(連盟公式ルール)は苦手なんだよね」なんてカッコ悪いことは言いたくないのだ!だって麻雀プロだからな!

と、かっこいいことを言ったものの、三麻はあまりちゃんと打ったことがなかったので苦労しました。

60000点あるのに平然と捲られ、北を4枚抜いた人にリーのみをツモられ裏ドラに西があり倍満と言われたり「やったー!北来た!抜いたろ!」と北を抜くとロンと言われ、1日3回役満を被弾し、なんて理不尽なゲームなんだと絶望の日々でした。

昇段ペース

「そろそろ麻雀格闘倶楽部卒業になるだろうなぁ」と思いアカウントを1月末に作り、麻雀格闘倶楽部卒業を発表した2月14日ごろから打ちこみはじめ、1週間後には六段になることができました。

六段から七段になるためには、トップポイント+105、ラスポイント△120とトップラスのポイントに差があります。昇段するにはトップをラスよりも多くとらなければいけませんが、トップラスのポイント差があるので今まで以上にラスを減らしトップをとる必要がありました。

今まではやればやる分、さらりさらりと昇段ができていましたが、七段に上がるまでには1週間かかってしまったのです。

そして七段になったここからが、ようやく天鳳のはじまりです。鳳凰卓と呼ばれる、上位のユーザーしか入ることができない卓に挑むことができるのです。

案の定今までの打ち方では勝つことができず、苦戦をしました。一時期はポイントを35ポイントまで減らしてしまい、あと一回ラスを引くと降段するところまで来てしまったのです。

私はこのままではまずいと思い、上位の天鳳ユーザーのリーチ率・副露率・放銃率を調べ自分の成績と見比べました。

この時は、自分の成績はリーチ率・副露率が低かったので少しあげるようにし、放銃率は高かったので下げるように(配牌からスリムにしたり、ダマケア)しました。今はまた打ち方は変わっています。


たしかに鳳凰卓に入ってからは、リーチをしても出ないだろと考え、ダマにする機会が多かったのです。ですがダマが増えることにより、デカトップをとることが減ってしまい西入が増え1局勝負で負けるというパターンが増えていました。

やっぱり四麻と三麻のバランスは違います。三麻の中でも今まで打っていた麻雀格闘倶楽部やロン2とも、また天鳳の三麻はバランスが違います。


麻雀格闘倶楽部やロン2の三麻は四麻に近いものがありますが、天鳳三麻は北抜きドラ・ツモ損・西入・ラスが悪と、また別もののような気がします。


打ちはじめた時は北をいつ抜けばいいのかも分からなかったし、ツモ損でのツモった時の相手との差を計算したり覚えたりするのにも時間がかかりました。また、特上卓・鳳凰卓のユーザーの雰囲気も違います。

何度も打ちながら考えスタイルを構築し、ようやく20日ほどかけ八段に上がることができたのです。

ちなみに今はサラっと八段になれたと言っていますが、ここまででおよそ1か月で天鳳を930ゲーム打ち、1日8時間近く寝る食う働く以外は天鳳を打っていました。島でお仕事をしている時も頭の中は天鳳のことしか考えておらず、レモン農家さんで働いている時間のご飯休憩もご飯は食べず車の中で打ち、トイレに行くのに片道10分くらいかかり「その間に2ゲーム打てるわ」と考え、近くの雑木林でおトイレを・・・あ、言うのはやめておきます。

とにかくまあまあ麻雀漬けの日々を送っていました。天鳳に加え、この間も麻雀格闘倶楽部や龍龍も打っていたので、1か月1000ゲーム以上麻雀を打っていたためブログやSNSの更新まで手が回らず、気が付けば畑の大根やら白菜はとう立ちしお花が咲いてしまっていました。

ボーナス

天鳳をはじめてから数日経ったころ、ノリヒトに「もし万が一四段になれたら、四段以降昇段するごとに好きな食べ物を買ってあげるよ。」と、煽り混じりの応援をされました。

私は負けず嫌いなので、この言葉を聞いてなおさら天鳳に時間を費やし、この言葉の数日後には四段になってやったのです。

ノリヒトはビックリしている様子でしたが、嬉しそうに「がんばったね、何食べたい?」と言ってくれ、四段では白カビサラミを買ってもらいました。

この時までは私の昇段に、ノリヒトも喜んでくれていました。ですが私は、四段になった次の日に五段なり、五段になった2日後に六段になったのです。

ノリヒトは連日

「じゃじゃーん!五段なり〜。牛タン買って!」


「てってれ〜六段。ホタテ食べたい!」

「バアァァーン!!七段やで〜!白カビサラミおかわり!」

と、私に言われげっそりした顔でこちらをにらんでいました。私がこんなに打つとも、こんなにはやく昇段するとも思っていなかったようです。私をあまりみくびるなよノリヒトめ。

私が五段になったころ、ノリヒトも横で天鳳三麻を打ちはじめました。「ちぼちゃんが五段になれるならオレはもっと上いけるわ」と意気揚々と参戦してきたのです。


だいたい同じ時間帯に2人で参戦していたので「もし同卓しちゃったら、不正を疑われるかもしれないしやだなぁ」と思っていましたが、ノリヒトが卓を上げると同時に私も卓を上げられていたので、同卓することは一度もありませんでした。

ノリヒトは五段で苦戦し、3週間近く五段のままでした。ですがあるときからグングントップをとるようになり、3月17日現在で、ノリヒトは七段に昇段し鳳凰卓に参戦をしてきたのです。大変と言われる六段から七段までの昇段を1日で終わらせ「いやぁ~コツ掴んだわ。ちぼちゃん抜いちゃお」とニヤニヤしてこっちを見ていました。

私は20日間ずっと七段でくすぶっていましたが「ヤバイ。本当に抜かされる。それはウザすぎる」とお尻に火がつき、ノリヒトが七段にあがった同日、死ぬ気でやり八段に昇段することができたのです。もはやノリヒトのおかげと言っても過言ではないと思っています。

ちなみに鳳凰卓になってから何が辛いって、なかなか卓が立たないことです。鳳凰卓に入れるのは上位何パーセントかの人間しかおらず、人数が少ないため卓が立ちづらいのです。夜はまあまあ立っていますが、朝8時前まではなかなか立ちません。

卓に入る予約ボタンを押しそのまま家事をし、立卓の「テッテッテ♪」という音が流れると家事を止め、麻雀を打っています。連続で打てないことも多く、なかなかリズムをつかめないでいます。

さいごに

私にとって麻雀格闘倶楽部はとても大きな存在で、今回の卒業で私は心にポッカリと穴ができていました。今まで応援してくれていたファンの人たちに、私の努力不足で悲しい思いをさせてしまい、全国のユーザーさんと打て名前を知ってもらえる機会を失ってしまったからです。

ですがこれを機に天鳳に挑戦し、卒業を発表してからは新しく目標をたて麻雀を打ち込み、忙しさのあまり悲しいという感慨にふける時間がありませんでした。ちなみに写真は卒業を発表しホテルで泣いていた日のちぼです。

2か月で八段になれたらいいなぁとボヤッと思っていましたが、1か月ちょっとで目標を達成することができ今は新しい目標ができました。

それは「女性初天鳳位」です。

実際、そんなカッコイイことを言っても今の実力のままだと厳しいです。なので最近は強い人たちの観戦をしたり、YouTubeを見たりしてお勉強をしています。

道のりは長いですが、ただ天鳳位を取るまで打ち続けます。なので私は天鳳位をとります。

ここ1か月のような打ち込み方は人でなくなってしまうので、これからはまた新しく計画を立て頂点まで目指したいと思います。

これからは天鳳女子ちーぼーとして、見守っていてください。あと、まだ天鳳をはじめたばかりなので、天鳳知識がほとんどありません。三麻でのたとえば、このアカウントは〇〇プロだよとか、〇〇さんは強いよとか、このYouTubeやサイト勉強になるよとか、なんでもいいので教えてもらいたいです。参考にしたいです。

それと「ちーぼーと一緒に麻雀打ちたい!」と思ってくれる方がいらっしゃいましたら、天鳳三麻鳳凰卓まで来てください。

「ちーぼーと打ちたいから鳳凰卓来たよ」という方が現れる日を楽しみにしています。ふふふ

コメント

  1. 匿名 より:

    直近の三麻天鳳位と言えば、鈴木聡一郎さんじゃないですかね。園田賢さんのYoutubeの助手やってる人です。