八丈島花火

なんか日焼けしてきたなぁって思っているんですが、比べる相手も見てもらえる相手もいないので、黒くなっているのかよくわかりません、ちーぼーです。

２０２２年８月１１日に行われる八丈島の花火大会があります。

まだ都内にいるころ、引っ越し準備をしながら八丈島のことをTwitterで調べていると「今年久しぶりに花火が行われる」というtweetを発見しました。ここ数年コロナウィルスの影響で、全国的に花火は中止されていて花火ロスだったので、これは絶対に行かなきゃ！と思い、この花火のことについて調べました。

島の夏🏝️が戻ってきたぞぉ！
３年ぶりに八丈島納涼花火大会🎆🎆開催！
８／１１（木）絶対に晴れわたらせてみんなで楽しみましょう👍👍👍👍#八丈町公式 #八丈島 #花火 #底土海岸 #夏 pic.twitter.com/XYVPbgGpol

— ロベレニくん（八丈町公式） (@hachijomachi) July 4, 2022

自分の花火をあげたい

２０２２年８月１１日PM８時１１分から、３年ぶりに花火大会が開催されます。よく見てみると、個人でも花火があげられると書いてありました。「こんなん花火あげたいに決まってるでしょ！」と、すぐに実行委員会の会長に電話をしました。

と、花火のことをいろいろ聞こうと思っていたのに、世間話を１０分くらいして終わってしまいました。お話をたくさんしてくれる、気さくな会長さんでした。

八丈島に引っ越してきて、バタバタしていると会長さんから電話がかかってきました。花火の受付をしたいので、事務所まで来てほしいとのことでした。

すぐに車で向かい事務所につくと、猫ちゃんがお出迎えしてくれました。元は野良猫で、今は事務所で飼っているそうです。

八丈島の花火事情

事務所につき、会長に八丈島の花火のことを聞きました。

今からだいたい２０年前は、八丈島の花火大会は役場で担当していたそうです。しかし、花火の資金を集めることが難しくなり、役場から花火の担当を受け継いでくれないかと、当時から建設業を営んでいた会長に、お話がありました。会長は、二つ返事でOKをだしそれから約２０年間、花火大会の活動をボランティアでやっています。

１番最初始めたころは、花火の資金を集めることが難しく、なかなか集めることができませんでした。警察署が協賛してくれたら、ほかの人たちも協賛してくれると思い、最初に警察署にお願いをしたそうです。警察署の方は快諾してくれ、そこから商工会にも協賛してもらえないかお願いして回りました。

今はやっていないそうなんですが、花火大会に人を集めるためにイベントや出店もやっていました。出し物では「赤ちゃんのハイハイ競争」をやり、赤ちゃんが参加すればその両親やおじいちゃんおばあちゃん親戚が参加してくれると考え、企画していたそうです。

建築業者を自分で経営し、ボランティア活動にも力を入れているパワフルで素敵な方でした。私が八丈島に来た理由は、もちろん島に移住したいという気持ちがあったからでしたが、そのほかにもなにか人のために、八丈島のためになにかしたいという気持ちがありました。

自分のためにだけ働いていくことに、どこかで飽きてしまい、お金を稼ぐではなくなにかまた他のものを得るために、毎日生活をしたいなぁと思っています。実際に実践しているこの会長の話は、今の自分の思っていた像に当てはまり感銘を受けました。

花火の詳細

花火は個人で３万円、企業で５万円と書いてありますが、５万円の企業の方が花火も段違いに大きいらしいので、私は５万円の花火をあげることにしました。花火をあげている間？あげる前に自分で決めた100文字程度のメッセージを読み上げてくれるそうです。

なんていうメッセージにしたかは秘密です。当日は3.4000人の人が花火を見に来るみたいなので、みんなに聞いてもらえると思うとワクワクしています。ちなみに雨が降っても中止することはなく、絶対に花火は行われるそうです。

八丈島で唯一渋滞が起きる日が、花火の日なんだそうです。しかしこの花火に協賛をした人は、底土港の３階の特別に準備されている会場で花火を見ることができます。特等席で花火を見れるなんて、大人の特権！いつかやってみたかった！今から花火があがるのが楽しみです。

東京都の伊豆諸島では、東京から島に対して支援金がいくらかもらえるのですが、八丈島は他の島よりもその支援金が少ないそうです。それは、花火大会を自治体が運営しているのではなく、個人でやっているという形になっているからです。しょうがないのかもしれませんが、なんだかこの話を聞いてしまうと少し複雑な気持ちになりました。

特別な花火の思い出に、八丈島の花火のために募金や協賛をしてみてはいかがでしょうか！ぎりぎり花火の協賛もまだ受付をしているみたいなので、気になった方は連絡をしてみてください。

これは八丈島の花火募金です。スーパーなどに、花火に実際使われる玉の募金箱が置いてあるそうです。私も見つけたら募金しようと思います。

スナックでのお話

それから会長と仲良くなり、後日ご飯に行くことになりました。場所は会長がよく行くスナックでした。

八丈島の人たちはどうやって飲み屋さんに行くのか疑問だったんですが、この日は家まで車で迎えに来てもらい、帰りはその飲み屋さんに車を置いて歩いて帰りました。タクシーを呼んであげるねって言われたんですが、歩いても帰れる距離だったので歩いて帰りました。

この日は結局帰り迷子になってしまい、しかも八丈の夜は真っ暗で半べそかきながら当初予定していた４倍の時間をかけて歩いて帰宅。「お言葉に甘えてタクシーに乗って帰ればよかった」とちょっぴり後悔しました。

ここのスナックも自分たちで建てたそうです、とても綺麗ですよね。手前に写っているのが八丈太鼓という有名な太鼓で、お客さんが太鼓をたたくこともあるそうです。

島の人の飲み始めははやく、１７時半から飲み始めました。スナックのママさんがいろいろ準備をしてくれていたので、会長と冷蔵庫からだして温めたり焼いたりしてこんなにたくさんの品数になりました。

お刺身に明日葉が添えてありました。これはシソみたいに食べれるよっていう意味だったのかな？島唐辛子も輪切りで添えてあり、それを醤油に浸してお刺身を食べます。今まで家で島唐辛子を輪切りにして醤油につけてその輪切りも食べていましたが、基本的には食べるものではないみたいです。食べて悶絶していたら、笑っていました。

たくさんの料理の中でも１番美味しかったのが、トコブシです。初めて食べました。「昔は八丈島でもよく採れていて、小学生のころ海で泳いでトコブシを拾い水着にいれて、海を出たときには水着がパンパンになっていたけど、アソコにひっついて痛かった。」と申しておりました。今回私が食べたのは大島で採れたトコブシだそうです。アソコにひっついた貝でなくて良かったです。

生で食べてもおいしいそうなんですが、今回はグリルで焼いていただきました。味はアワビみたいで、小さくて硬くなり過ぎず本当に美味しかったです。私は食べ物で海鮮が１番好きで、その中でも貝には目がないのでとってもハマりました。今は八丈島では採れなくなってしまったらしいので、違う島からお取り寄せしようかなぁ。

この日は結局２３時頃まで飲み、楽しい気分で帰宅しました。

何かに一生懸命取り組んでいる人はとても素敵です。会長はくだらない話が９５％ですが、残りの５％にめちゃくちゃ素敵な、ほかの人が体験したことのないようなお話をしてくれます。

ちなみに会長に、今度工事現場の旗振りの仕事を頼まれているので、旗を振ってきたいと思います。絶対に見つけられないと思いますが、見つけたら声かけてくださいね！