ちーぼーです。昨日は今年初めて海で泳いできました。
持っているウェットスーツを着て泳ぐはずだったのですが、太ったせいできつくて泳ぐどころじゃなかったのでラッシュを購入しました。まあ、ちょうどラッシュも欲しいと思っていたんですよ・・・!
本当は車で5分で海にダイブできるくらい近いし、私はダイエットがてらもっと泳ぎたいんです。ですがひとりで海で泳ぐのはさすがに危ないと思い、ノリヒトが乗り気になるのを待っていました。危うく7月になってしまうところでしたね、危ない危ない。
この日海に誘うと「お!いーじゃん、行こうよ!」とめずらしくノリノリノリヒトでした。
海に着き、今年初入水。最初は「つめたーーーい」と思いましたが、すぐに体も慣れ心地よい温度でした。
八丈島の海は透けていてとてもきれいなんです。海に入るとお魚いっぱい、ウミガメもちらほらといました。せっかくなのでGoProも持っていって、みんなにも見せてあげたかったです。
この日は私は泳ぎ釣り、ノリヒトは銛突きをしながら泳ぎました。泳ぎ釣りでワームをつけてみたらどうなんだろうと思いつけてみましたが、根がかるだけでお魚は全然興味をしめさず失敗。
ノリヒトはハリセンボンを突いていました。
ハリセンボンは海の中で泳いでいるとピヨピヨヒヨコのように動いているため泳ぐのも遅く、比較的銛で突きやすいお魚です。泳いでいる姿がとてもかわいらしいので是非水族館で見てみて下さい。
海にあがると、観光客の方に「わーすごいですねぇ!なんていうお魚なんですか?」と聞かれ「ハリセンボンっていうんですよぉ~」とノリヒトは得意げに答えていました。
特に魚が取れると思っておらずノープランで来たため何も入れるものがなく、1時間ほど泳いでハリセンボンを抱えて帰宅しました。
お家に帰ってからは、このハリセンボンを夕飯で食べるため調理という名の格闘です。
ハリセンボンは見た目通り針だらけで、触るとめちゃくちゃ痛いんです。刺さると血がでます。
まず、針に気をつけながらお腹をはさみで切ります。中はこんな感じでほとんど空洞のため、食べる身は少ないです。
皮・身・浮袋・肝に分けます。この日はアバサー汁・唐揚げ・フグ皮ポン酢を作ります。
前にハリセンボンを食べた時は皮を食べられることは知りませんでしたが、このあいだ島の人に皮も食べられると教えてもらい、フグ皮ポン酢にも挑戦です。
ちなみに針の服をぬいでスッポンポンになっても、口をパクパクさせてまだ生きていました。噛まれると指がちぎれるくらい痛いので、捌いたからといって安心してはいけません。
私はフグ皮ポン酢を作る係、ノリヒトは島寿司・唐揚げ・アバサー汁を作る係です。
なんで私が1品で、ノリヒトが3品なんだって思うじゃないですか。これがフグ皮ポン酢を作るのが超大変なんです。
まず最初に皮を茹でます。ネットでは数十秒茹でると書いてありましたが、それだけじゃ針は全く抜けないので3分近く茹でました。
茹でたら皮をいったん氷水で冷やします。
そうしたらこの針を1本1本手作業で抜いていくんです。
針はマキビシのようになっていて、ちょっとやそっとでは抜けません。手に針がささりながら、力を入れてクイックイと引っこ抜かなければいけないのです。
この日は皮の半分の針を抜きました。
ハリセンボンは名前の通り針が1000本あると思われがちですが、実際には350~400本あるそうです。なので私は200本の針を抜いたことになります。
40分間針を抜き続け、できたフグ皮ポン酢はたったのこの量です。私がお店で出すなら、4000円はつけたい手間のかかりようです。
私が針と格闘している間に、ノリヒトは唐揚げとアバサー汁とオナガダイの島寿司を作ってくれました。
島のお魚を使った豪華な晩御飯の出来上がりです。
アバサー汁は、肝を溶かし出汁もしっかり出ていて、唐揚げは上品な白身でぷりぷり。肝心の手間暇かけたフグ皮ポン酢はプリップリで弾力があり、あっというまに完食してしまいました。
時間はかかりましたが、自分たちで捕まえ調理して食べるお魚は格別です。
ちなみにハリセンボンは無毒と言われていますが、みなさまもし食べることがあったら気を付けてくださいね!おいしいですが補償はできませぬ!
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