昨日はそろそろカツオが釣れるかなと思い、カツオ狙いで釣りに行きました。
これは私が去年釣ったカツオです。カツオが堤防から釣れる八丈島は神です。
今回も前回釣れた時と同じ弓角の仕掛けで、カツオを狙います。
釣り場に着き、竿を準備していると「んー?なんかリール小っちゃい・・・」ということに気が付きました。
よくよく見たら、間違えてイカ釣り用の細い釣り竿を持ってきてしまいました。せっかく来たので何投かしましたが、もしカンパチやカツオなどの大物が釣れた時、竿が折れてしまったら困るので早々の退散です。
「せっかく釣りに来たのに~」と思いながら、ノリヒトが投げている横でウロチョロウロチョロしていると足元に貝がいるのを発見しました。
むむ。なんだか見たことあるし、おいしそう。
何か分からなくて困ったときにはTwitterです。
Twitterでみんなに何か聞くことにしました。
すると、ヨメガカサ貝だということが分かりました。
ヨメガカサ貝は厚みがあまりなく、大きさ4センチ~6センチほどの貝で非常においしいと言われています。ヨメガサラと呼ぶ地域も多いらしく「嫁にはたくさん食べさせないように浅い皿で食べさせる」という、お嫁さんいびりをしてしまうほどおいしいことから、ヨメガカサという名前がついたそうです。
ヨメガカサ貝は八丈島のスーパーで1こ100円くらいで売っている、人気の貝です。
八丈島では、漁業権の関係で採っていい貝と採っちゃダメな貝があるのでヨメガカサ貝を採っていいか調べました。
するとここにはヨメガカサは書いてありませんでした。
採ってよさそうだったものの、もし採っちゃダメなのに採ってしまい島八分(村八分)にされると困ります。なので念には念をと思い、島の何人かの人に「ヨメガカサ貝採っていいのかな?」と連絡をしました。
すると「自分たちで食べる分くらいだったら平気だよ」「売ったりしなきゃ平気」と教えてもらい、自分たちで食べる分で大きいものだけを採ることにしました。
貝を採るときはマイナスドライバーを使うといいそうなんですが、そんなものは持ってきていないのでハサミを使って採ることにしました。
貝を刺激すると、下にくっついてしまいうまくとれませんでしたがなんとかGET。
1個採れるとコツをつかみ、ポコポコ貝を採ることができました。
おいしそう。ちっちゃなアワビみたいな感じです。
私が採っていると、ノリヒトが「やりたい」といいはじめハサミを取られてしまいました。
今日食べる分を採り終えたので、釣りはやめ帰宅することにしました。
帰宅途中もヨメガカサ貝を探してみると、いたるところについていました。
食べてみておいしかったら、また採りに来ようと思います。
お家に帰り、夜ご飯に採ったヨメガカサ貝を食べようと思っていましたが、我慢できず2個だけ調理をしました。
まだ生きているヨメガカサに醤油を垂らし、魚グリルで焼きます。あんまり火が通りすぎると小さく硬くなってしまいそうで、生でも食べられるそうなので少しだけ焼き食べてみました。
やっぱり貝はうまい~。私はもともと貝が大好きなので、これがタダで食べられるのはめちゃくちゃうれしいです。貝の旨みは少し薄い気もしますが、とっても美味でした。
1個食べたら止まらなくなってしまい、そのまま酒蒸しも作りました。
勢いのまま作ってしまったので、ネギも入れずただお酒を入れて蒸しただけです。
ヨメガカサ貝は加熱をすると殻から貝が自然と採れ、とっても食べやすかったです。酒蒸しも大成功で、パクパク食べてしまい採ってきた貝はすぐになくなってしまいました。
八丈島のスーパーにはあまり貝は売っておらず、八丈島で潮干狩りはできません。なので今回初めて貝をGETして、自給自足レベルがちょっぴり上がりとてもうれしいです。
貝も魚もそうですが資源は限られているので、たくさん採りすぎず自然のことを考えながら、ちょっぴりいただきたいと思います。ヨメガカサ貝は釣りのエサにも使えるらしく、とってもおいしかったのでまた今度採りに行きたいです。
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