ちーぼーです。ということで、2日目は花火本番です。
前日の汗びちょびちょの反省を生かし、この日はタオルを首にかけていざ出陣です。
会場に着き、この日も仕込みからはじめます。どうやら今日は花火本番の日のため、昨日の倍の量の仕込みがあるとのことでした。
私はできあがった焼きそばをひたすら容器へとつめる作業をしました。ビニールの手袋をし、やきそばを容器へうつしていたんですが、熱い。いくらなんでも熱い。体感70度近くあり笑っちゃうくらい熱かったです。
みんなでお話しながら楽しく仕込みをする予定でしたが、熱すぎて何も言葉も出ず黙々と1時間仕込みをしていました。
灼熱の仕込みも終わり、本日もお会計係をやります。
連日のお会計係で、計算や作業にも慣れ昨日よりもスムーズに販売できた気がします。知っている方も遊びに来てくれ、おしゃべりしながら余裕のお会計ちぼちゃん登場です。
途中知り合いの女性の方に「このあいだはこどもと遊んでくれてありがとねー」と声をかけてもらいました。ですが、この方にお子さんがいることすら知らず「はて?」と目線を下げてみると、先日のBBQにいたこどもが、ちょこんといました。
「おおおおー!一緒にあそびました!〇〇さんのお子さんだったんですね!」とビックリです。BBQの日はお父さんとお子さんが来ていたので、まさかお母さんが自分の知り合いの方だとは知りませんでした。
島ではこういうできごとがよくあり、こどもたちと遊んでいると、実は親御さんが自分の知り合いだったパターンが多いのです。こどもと遊んでいる時は、こどもと同じ目線で下ばっかりみていて、親御さんの顔はまったく視界に入っておらず気づかないのかもしれません。
こどもだけ知っている、お父さんだけ知っている、お母さんだけ知っているが、実はみんな同じ家族だったと気づいた時は毎回ビックリします。ビックリしながら、なんだかうれしい気持ちになっています。
おしゃべりをしながらもお会計を続け、気がづけばお金を入れいた金庫もお札であふれかえっていました。売れど売れどお客さんは止まらず、余裕だったちぼちゃんも「ひゃーーーーもう無理ーーーーー」とお手上げ状態でした。
すると、ドーーーンと海の方から音が聞こえ、やっと花火がはじまったのです。
花火がはじまるとお客さんは花火に見入っていて、ちょうど販売していたものも全てなくなり無事に物販は終了しました。
私も出店のお片付けをしながら、チラリチラリサボりながら花火を眺めることができました。
この日は警察の方も見回りで、たくさん来ていました。私が花火を眺めている近くで、働いている警察官の方と、そのお子さんが一緒に花火を見ていたのが微笑ましたかったです。「お仕事できっとパパとは見ることができないと思っていたけど、パパを見つけて一緒に見ることができたんだね。良かったね。」と、心の中でのほほんと思いました。
八丈島の花火では、お金を払うとオリジナルメッセージ花火をあげてくれます。私も移住した年に、メッセージ花火をあげていました。
「八丈島に移住した麻雀プロの松岡千晶です。みなさん仲良くしてください。よろしくおねがいしまーす!」みたいな何も内容のない、自己紹介の花火です。
今回も亡くなられた方へのメッセージや、日々の感謝を伝えたメッセージ、お店の宣伝などさまざまなメッセージ花火があげられました。
その中でも印象的だったのが「赤ちゃんが生まれます。今から性別発表をします。赤だったら女の子、青だったら男の子です!」という新生児の性別発表の花火です。
そのメッセージを聞きざわつく会場に、ヒューッドーンと大きな赤い花火が打ち上げられ、大きな拍手が起こっていました。
この産まれてくる赤ちゃんの誕生を、島の人たちが迎え入れているような雰囲気がし、とてもステキでした。
あともう1つ印象的だったのは、私もお世話になっているあしたば加工工場のメッセージ花火です。
あしたば加工工場創業40周年で作られた、akeboshiという曲を流しながらのメッセージ花火です。とても心地よい歌声で、ついつい聞き入ってしまいました。とても良い宣伝になりましたね、あしたば加工工場さん!
思い思いのメッセージを聞きウルウルしながら、お店の片付けをし私の花火大会は終了です。
花火が終わり会場の撤収作業がはじまりました。係員の人の「会場の片付けをできる方はお手伝いよろしくお願いします」というアナウンスに、遊びに来ていたおとなもこどもも椅子やテーブルの撤去を手伝っていました。
都内だと、花火の係員・見に来る人と完全に役割が別で交わることはありません。ですが島では係員も見に来る人もみんな島の人で知り合いです。少ないコミュニティだからこそ、みんながみんなのために動いていてとてもステキな島だなぁと改めて思いました。
今回の花火大会は、一緒に行く人がおらず寂しいなぁと思っていましたが、出店のお手伝いに声をかけていただき、おかげさまで楽しく花火大会に参加することができました。
二日間たくさん声をかけていただきありがとうございました!私もまた来年メッセージ花火をあげようかなぁ!
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