ちーぼーです。夏の八丈島は雨がほとんど降らず、畑が割とダメになってしまいました。割とダメになってしまいましたとか報告してる場合じゃないくらい、実は落ち込んでいたのです。
去年と違い、ほとんどの野菜にマルチをかけていたので、ホースで水をあげてもマルチで弾いてしまいなかなかうまく水をあげられなかったのも原因です。途中からマルチの穴を大きくしたりと工夫しましたが、きゅうり長ネギピーマントマトチョロギは枯れて土へと返ってしまいました。
500本近く植えていた島唐辛子も、今や300本くらいになってしまっています。農家さんの大変さを身をもって感じました。
夏は毎日「雨降れー雨降れー」と祈っていましたが、私の思いは全く届かず毎日カンカン照り。観光客の人たちはいつ来ても天気が良かったので、それはそれでよかったなぁとは思います。
しかし、9月半ばを過ぎると今まで溜めていた水を吐き出すように、毎日毎日雨が降り続けていました。極端すぎるやないか八丈島さんよ。天気予報を見て「明後日はやっと雨だー」と思っていても、当日になると晴れ。島の天気予報はあてになりません。
そんな雨ばかりの毎日でしたが、ある日晴れる日がありました。
晴れたらあそこに行こう釣りに行こうといろいろ考えていましたが、島の夏さんのツイートを見かけて、大滝へと行くことにしました。こんな場所があったんですね。
三原山大滝へ沢登り
Twitterではガイドさんが同行していますが、一応個人で行くこともできます。険しい道もあるので、安全を考慮するのであれば、ガイドさんにお願いすることをおすすめします。
三原山の途中まで20分かけ車で向かい、この鴨川林道終点というところからは歩きで向かいます。
この日は30度を超え猛暑日でしたが、山の中はやっぱり涼しいですね。空気も澄んでいて、ヒンヤリとしていました。
10分ほど歩いて山を登り下ると、川がありここからは水の中を歩かなければ進めません。
この日は晴れていましたが、前日までずっと雨だったので水量が多く膝まで水に浸かってしまいます。
「冒険の始まりだー!!」という感じで、水の中を歩くのはめちゃくちゃ気持ちがよかったです。本当は泳いでいこうと思いましたが、携帯を持っていたのでしぶしぶ歩いて通りました。
川をまた10分くらい歩くと、1番最初に小さな滝が現れます。
そしてここからが大変。這いつくばって岩をのぼりながら前へと進みます。
多分割と危ない。岩は湿っていてぬるぬる滑る場所が多いので、岩をきちんと選んで進まないと滑って滑落するので気を付けてください。軍手は必須だと思います。
クモの巣をかきわけ険しい岩をのぼり進め10分ほど経つと、また滝があります。
この滝の横の岩を登ります。
山の中は生物反応はなく、イモリが泳いでいるだけでお魚がいる様子はありませんでした。
途中黒いチンアナゴみたいなキノコが生えていました。あんまりにも毒々しいので、なんでも触る私でも触るのはやめておきました。命大事。
先ほどの滝からまた10分ほど進んで行くと、ゴールの大滝へと到着です。片道だいたい30分ほどで大滝へとは着きます。
一応この先も進めるみたいですが、この先は断崖絶壁なので専用ののぼる道具がないと進むことはできません。
滝つぼに着き休憩です。
本当はこの滝つぼは水が透けキレイで泳げるらしいのですが、連日の大雨で濁っていて深さが分からないので遠慮しました。せっかくゴーグル持ってきたのに使う機会がなく無念。
滝つぼの前でゴロゴロ寝っ転がり自然を感じていると「さ、帰るよ」とそうそうにノリヒトに帰る宣告をされました。なんて情緒のないやつなんだ。ゆっくり自然を感じようよ。
ノリヒトが待ちくたびれている様子だったので、仕方なく帰ることにしました。
山登りあるあるかもしれないんですが、行きののぼりより帰りの下りの方が大変です。岩を登るのはしがみつき踏ん張って登ることができますが、岩を降りるのは足が届かなかったり、届かないところへ急に着地するのは滑ることもあり行きよりも危険な気がします。
案の定、帰りに滑り転んで尻もちをつきました。尻もちをつき「いてえええー!!」って言ってるのに、ノリヒトはすたすた先に進んでいて気づいてくれもしませんでした。まあ転んでるところ見られたらバカにされそうだし、良かったとも言えますけど。
ノリヒトはその後も、私の前をすたすたピョンピョン跳ねながら進んでしました。するとちょうど川の目の前でツルッと滑り、頭から川へとダイブしたのです。まるで犬神家の一族のような、両足だけ出ている状態です。
あまりにもその姿が滑稽で、時が止まったかのような気がしました。川が浅いことも分かっていたので、特に助けることもなく私の爆笑は止まりませんでした。
少し経つと体制を立て直し顔をにょきっとだし、ノリヒトは何事もなかったような顔をしながらこちらを見て来ました。あまりにもおもしろい。動画を撮っておけばよかったです。
実は、私だけ沢登りに携帯を持ってきていて「どうせ転ぶんだから携帯持っててあげるよ」とノリヒトに言われていましたが、以前ノリヒトが海で波をかぶって滑り携帯を水没させ壊していたので、信用ならんと思い預けていませんでした。本当に良かった。預けていたら私の携帯も水没していました。
そんなこんなでここからはずっと笑いが止まらず、ケラケラ私は笑いながら下山をしたのでした。
また大滝への沢登りをしたいと思います。次は滝つぼで思う存分泳ぎたいです。
私たちは怪我をしても割と笑って過ごしていますが、大滝への沢登りは割と危険なので怪我をしないように長袖長ズボン・ちゃんとした靴・軍手・あればヘルメットをして登ることをオススメします。
大滝は行き帰り1時間ほどで行くことができます。自然豊かな八丈島は、実は沢登りというアクティビティもあるよという紹介ブログでした!みなさま山登りはくれぐれも安全に気を付けてくださいね。
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