猫を保護しました。里親を探しています。

移住生活

今日から私は大阪に行っております、ちーぼーです。

今日のブログは猫を保護したお話しです。最後まで読んでいただけるとうれしいです。

10日のお昼に魚八亭でお仕事をしていました。すると「店の前に猫いるよ」と言われ、見に行ってみるとこの子がいたのです。

まだ子猫で、見るからに風邪をひいていてガリガリです。

仕事中だったので触ったらまずいと思い立ち去ろうとすると、足の周りにくっつきひっくり返ってお腹を見せてくれました。

店長に「すいません、猫ちゃんの顔だけでもキレイにしてもいいですか?」と確認をすると「いいよ、行っておいで」と使わなくなったおしぼりを渡してくれました。

私はお店の前で、お湯につけたおしぼりで目やにや鼻水をキレイに拭き取りました。目やにがついたままだとそのまま目がくっついてしまい、一生見えなくなってしまう可能性があります。

顔を拭いていると、お店から出て来たお客さんが「あらー子猫ですね」となでなでしてくれ、猫はそのお客さんにスリスリして甘えていました。

最初見た時は顔がぐちゃぐちゃで、もうダメなんだろうなと思いましたが、拭いてみるとわりと綺麗になりました。

私は顔を拭きながら、「ここは車通りが多いし、懐っこいからくっついて行って轢かれちゃうかもしれない。ガリガリではあるけど元気だし、まだ今なら保護したら間に合うかもしれない」と思いました。

八丈島には野良猫がたくさんいます。去勢手術をしないのに、餌をあげる人がいっぱいいるからかもしれません。

私は島に移住してから何度も子猫も見かけたし、体調が悪い子も見かけました。

毎回助けてあげたい気持ちでいっぱいでしたが、私の家にはたくさんペットがいるし、他のペットに病気がうつると困るからと見てみぬふりをしてきました。

ですがこの子であればまだ助かるかもしれない、人懐っこいから里親を探せるかもしれないと思い連れて帰ることに決めました。

とりあえず猫を捕獲し手を洗いまくって、店長に「すいません、あの猫連れて帰るのでキリのいいところであがりたいです」とお願いし、お家へ連れて帰りました。

他の猫とは接触させないよう、すぐに庭でチュールをあげました。すると「うみゃうみゃ」と喋りながら5本も食べてしまいました。本当はそんなにあげちゃいけないと思うのですが、とりあえずこの子が気が済むまであげました。

この日は日曜日だったので動物病院はやっておらず、島の保護猫活動をしている方に連絡をしました。すると「うみ動物病院なら、もしかしたら電話に出てくれるかもしれないよ」と教えてもらい、電話をしました。

電話はつながり事情をお話し、連れて行かせていただくことになりました。いつもお休みの時に急に電話してしまいすいません。

先生に診てもらうと「顔ぐちゃぐちゃだけど、割と島の中ではマシな方かもね。今週は野良猫の交通事故が3件あったし、連れて来てもらえてよかったね。島の猫のためにありがとう。」と、「ありがとう」と伝えられました。

本当は周りに親猫がいるかもしれないし、私は飼えないし、とりあえず保護することしかできないから、連れて来てよかったのか分かりませんでした。

ただ、あそこにいたら車に轢かれるかもしれないと思い、いてもたってもいられず連れて来てしまいました。

その話を先生にすると「正解なんてないと思うよ。連れてくるなって人もいるかもしれないけど、もうこんなにガリガリなんだから死んじゃうだろうし。死ぬのもまたその子の人生という人もいると思うけど、それもどうかと思うし」と言ってもらえて、少しホッとしました。

先生にウイルス予防のお薬をさしてもらい、目薬と飲み薬をもらいました。

ちなみにお会計はお休みの時間価格で、5600円でした。なにかの参考になれば。

診察が終わり家に連れて帰り、そのままお風呂に入れました。

猫はお風呂嫌いなイメージでしたが、わしゃわしゃ洗っても嫌がりませんでした。あったかくて安心したのか、お湯をはったバケツに自分から浸かってのほほんとしていました。

放っておくとずっと浸かってそうだったので、子猫だし体力ないだろうからほどほどにしてタオルで拭いて乾かしました。

お風呂から出ると毛並みもきれいになり、ふさっふさのいい匂いの猫ちゃんの完成です。

さっきもらった目薬をさして、ペットたちが接触しない場所にゲージを立てておやすみしてもらいました。

なんやかんやしていたら落ち着いたのは20時をすぎていて、ご飯を食べたら私も寝落ちしてしまいました。

次の日の朝「ハッ!!」と目が覚め、恐る恐るゲージをのぞきました。最近ニワトリが死んじゃったし、弱っていた鳥を保護したんですが死んでしまったりして、死に遭遇しすぎて、また死んじゃってるかもしれないと正直怖かったんです。

ゲージをのぞき、猫ちゃんを呼んでもびくともせず「ひゃーーーーうそーーー」とあわててゲージをあけて触ってみると、ぬくもりがありました。体に触ると「あおっあおーん」と起きた様子で、どうやら安心してぐっすり寝ているだけだったみたいです。

朝からあわてて、汗びっしょりで目が覚めてしまいましたが今日も元気そうで良かったです。

カリカリをふやかして缶詰と一緒に混ぜ、餌をあげました。猫ちゃんはこれでもかとモリモリと食べていました。

この日は朝から用事があったり、畑仕事をしていたら、お家に着いた時にはもう夕方になっていました。

ゲージをのぞいてみると、どうもおしっこやうんちをしている様子がありませんでした。まる丸一日おしっこもうんちもしないなんて、絶対になんかおかしいです。

「おい!おしっことうんちしたのかよ!ほれ!!」と話しかけていると、おもむろにトイレに行きシャッシャっと砂をかき分け始めました。

「お?これはおしっこするんじゃないか?」と見守っていると、初めてのおしっこをしてくれました。結局しっかりしたうんちも2時間後にしてくれ、私は一安心です。おトイレもちゃんとおトイレでできてえらいね。

うちんちのココちゃんは子猫が大好きです。いつもはむはむして味見をしています。気になってしょうがない様子です。

我が家に来て3日目の今日、私は大阪へと旅立ち、かわりにノリヒトが帰って来ます。

朝いつものように目薬とお薬をあげました。だいぶ目が開いてきましたね。目がくっつかなくて良かったです。お腹のガリガリも少しだけですが、ふっくらしてきました。

もう少し元気になったらですが、この子の里親を探しています。基本的にはお家の中で飼ってあげてほしいです。とても人懐っこく、今のところおトイレもできて、体調も回復しています。

この子をずっと大切にしてくれる方からの、ご連絡をお待ちしております。

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