八丈島船釣りで高級魚オナガダイを狙う

釣り

ちーぼーです。ノリヒトが1週間半上京しているので、1日中ベッドの上でYouTubeを見ながら食っちゃねしようと思っていましたが毎日予定があり忙しく、充実した日々を過ごしています。

今日のブログは八丈島に来て、2回目の船釣りに行ったお話です。

オナガダイ釣り

ある日フォロワーさんからTwitterのDMが来ました。

「八丈島に旅行で行き船釣りをします。貸し切りの船で1席余っているので、良かったら来ませんか?どちらにせよ1席余っているので、船代はいらないです。」

今まで雀荘で働いている時から、TwitterのDMはいろいろな人から来ていました。ですが怪しい「ご飯行きませんか」とか「会いたいです」とかばかりで「そんなのDMで言わないでコメントで言ってよ!ってか知らない人とご飯行くわけあるかあああ!」と思いながら返事をすることはありませんでした。

今回のDMも、そもそも会ったことない人だし顔も分からないしTwitterのアイコンも怪しいし「うーん。本当に釣りに行くのだろうか。どんな人か全く分からないし、もしかしたら海に置いてきぼりにされちゃうかも」と思いながら「少し考えてみますね」とお返事をしました。

そこから1週間「行く!・・・いや辞めておこう。・・・行こうかな!でもなぁ。」と1人で行く行かない問答をしていました。

釣りはやりたいし、船釣りをするのには少なくても2万円近くするので、自分ではなかなか気軽に船釣りはいけないし。それに高級魚のオナガダイ狙いだし・・・オナガダイ切り身でしか見たことないから見たい。

「行こう!行ってイヤだったら、その時また考えよう!」楽しそうなものに行かないで後悔するより、行って後悔しようと決め「行きます」とお返事をしました。

もともと釣り当日は予報では快晴でした。ですが、日が近づいてくると雨模様になり、しまいには釣り中ずっと雨の予報になってしまいました。びちょ濡れオナガダイツアーのはじまりです。

当日になり、どんな人たちが来るんだろうとドキドキしながら漁港で待っていました。知っている情報は、3人組で40代の釣りキチおじちゃんということだけです。

私が先に着き待っていると、車が1台来て3人組が降りてきました。「この人たちだ!」と思い、みんなに「今日はよろしくお願いします」と挨拶をすると、おじちゃんたちは爽やかな良い人そうな方たちで内心「ヨシ!マッチングは成功だ!」と安堵しました。

さっそく船に荷物を積み、出港です。オナガダイは水深300m付近のところにいるので、今回は電動リールを使います。電動リールはおじちゃんが持ってきてくれ、貸してくれました。

今までに私は、1度しか電動リールを使ったことがありません。バックラッシュをするかもしれないし、指を挟むかもしれないし、はたまた竿を海に落としてしまう可能性もゼロではありません。

万が一壊してしまったら場合いくらお支払いしようかと思い、恐る恐る一応値段を聞くと15万くらいとのことでした。私の2か月分の給料がぶっ飛びます。高級魚オナガダイ10匹釣っても元が取れません。冷や冷やしながら、竿を貸していただきました。

船が出航し3.40分で最初のポイントに到着です。

今回の釣り方はコマセカゴが上についていて、針にはオキアミとオキアミが簡単に取られないようにイカやサバをつけています。

最初おじちゃんは釣りをしないで、やり方を付きっ切りで教えてくれました。仕掛けもつけてくれるし、エサも手伝ってくれるし、仕掛けが絡まったら外してくれるし、船の上でこんなに優しくしてもらったのは初めてです。甘やかしてもらいました。

場所を移動させながら何投かするとアタリがありました。しかもデカい!

竿はしなり、電動で巻いていきますが魚に引っ張られラインがみるみる出て行きます。

船長さんも「これはデカいよ!あんまりない引き。デカい尾長かカンパチかもしれない」と言っていて、魚があがってくるのをワクワクしながら待ちました。

この写真は待っているときのウキウキちぼちゃんです。

そして10m・5m・1mと近づき、魚影が海の中から現れました。デカい!

さすがに魚が大きかったためギャフを持ってきてくれ、ギャフで刺し魚をあげてくれました。

人生初オナガダイです!大きい!重さが5キロ近くあり、このサイズは3.4万はするそうです。ひょえー。

私はこのオナガダイが、初めましてのオナガダイさんだったのでいまいち大きいのか小さいのか感覚が分かりませんでした。

ですが周りの人たちが興奮していて、船長さんもビックリ、よく八丈島で釣りをするおじちゃんも「こんなサイズは釣ったことない」とビックリサイズだったみたいです。

みんなの反応を見てやっと「ヤッター!!大物ゲットしたぞー!」と実感がわきました。

「あんなに大きいのは滅多に釣れないから、あれが当たり前じゃないからね!」と船長に言われ、おじちゃんは「俺の仕掛けがよかったわ」と言っていました。結局おじちゃんの「俺の仕掛けが良かったわ」は1日を通して10回くらい聞かされました。

何投かしているうちに慣れ1人で釣りをできるようになり、そのあともルンルンしながら仕掛けを落としていきました。

ヒョイヒョイヒョイ!いっぱい尾長が釣れます!

途中から雨が土砂降りになり、カッパを着ていましたが上しか着ておらずおぱんちゅまでビチョビチョになってしまいました。船長さんがカッパをくれ、カッパONカッパでしたが風と雨がすごくそこら辺から水が入ってきて髪の毛もビチョビチョでした。

雨に濡れ寒くてフルフル震えながら投げ続けていると、また大きなアタリがありました。ラインがでていき、これはまた大物です!

釣れたのは5。6キロのメダイです。先週メダイを捌いていたので、1週間ぶりの再会です。でかぁ。

まわりのおじちゃんたちもオナガダイがいっぱい釣れ満足したらしく、途中からはシマアジ・アオダイ狙いに行きました。

場所を変え投げを繰り返しましたが、エサ取りも多く時合いも終わってしまったらしく、釣りは終了です。

帰りはビューンとマッハで船が走っていたので、スプラッシュマウンテンどころじゃないくらビッシャビシャになりました。あんまりにもビッシャビシャで、楽しくなって1人でずっと笑っていました。

港に着き、私が釣ったお魚を取り出してくれました。

私の釣果です。特大オナガダイ1匹とオナガダイ5匹、大きなメダイと・・・ちっこいのなんだっけかな。

お魚は1週間くらい熟成をした方がおいしいらしく、こんなにいっぱいのお魚は家で保管できないので、全部バイト先で保管をさせてもらっています。

おじちゃんたちに「夜飲みに行くから良かったら」と誘ってもらい、すっごい楽しかったし、よいおじちゃんたちだったので夜も参加させてもらうことにしました。

一度おじちゃんたちとはバイバイし、お魚をバイト先に持っていき保管してもらい、1匹だけオナガダイを持って大家さんのお家に遊びに行きました。

お魚を渡すと喜んでくれ「おいしいお魚釣れたらもっていくね」と前々から大家さんに言っていて、なかなかもっていけていなかったので、やっと持っていけて私もうれしい。

夜はいっぱい食べて飲んで、初めて島にあるキャバクラのゲッツにも連れて行ってもらい、充実した1日でした。

次の日もおじちゃんたちは早朝から釣りにいっていました。私はお食事処通で働いていたので、釣り終わりにご飯を食べに来てくれ、釣れたアオダイをおすそ分けしてくれました。

最初は釣りに行くかずっと悩んでいました。おじちゃんたちも、私が来るとは思ってもいなかったみたいです。でも行ってみたらおじちゃんたち良い人だったし、釣りはめちゃくちゃ楽しかったし、行って本当に良かったです。とっても良くしていただきました。

「あんな土砂降りの中でずっと投げ続けて根性あるね」っておじちゃんたちにほめてもらえて、うれしかったです。

今、お家はお魚天国です。島寿司・カルパッチョ・塩焼き・アクアパッツァ・煮つけ、なんでもできちゃいます。お魚が熟成されるのが楽しみです。

ちなみに今回乗った船は、第八幸漁丸(第八幸漁丸 | Facebook)という船です。船長さんが優しい方です。今まで乗った船の中で1番優しかったです。今までの船長さんには怒鳴られることが多かったので、船長=怒りっぽい人・せっかちな人と思っていましたが、そういう訳ではないということをはじめて知りました。八丈島でどの船に乗ろうか悩んでいる方は、おすすめです。

あー楽しかった!

コメント

  1. モーリー より:

    いっぱい釣れて

    良かったね\(^o^)/