八丈島名物うみかぜ椎茸を加工し、ふわふわ削り節作り

移住生活

ちーぼーです。この日は朝8時から、あしたば加工工場でうみかぜ椎茸の加工のお手伝いに行ってきました。朝ニワトリと遊んでいたら遅刻しそうになったのは内緒です。結局信号の後押しもあり、途中車が信号で止まることなく一直線に向かうことができ、無事に1分前にタイムカードを押すことが出来ました。

絶対に行かないと損!うみかぜ椎茸と男メシ食堂 | 麻雀プロの八丈島物語 (chibooop.com)

うみかぜ椎茸とは、八丈島で有名な肉厚でジューシーな椎茸です。八丈島特有の海風と高い湿度、豊富に湧き出るおいしい水で育ち、他では見ないほどぷっくりとした椎茸なのです。

今回はそんな椎茸を使って、ふわふわ削り節の加工をしていきます。

朝工場に行くと、すでにたくさんのうみかぜ椎茸が届いていました。どれも加工するにはもったいないほど大きく肉厚でおいしそうです。ついつい「うわぁ・・・なんだかもったいない。このまま食べてしまいたい」と思ってしまいました。

この椎茸は、あしたば加工工場の特許製法にて瞬間高熱をし、ふわふわの削り節にしていきます。椎茸の旨味をぎゅっと凝縮した削り節はどんな料理にかけてもおいしいと思います。

手袋・帽子・マスクをして加工します。この機械に椎茸を入れると生の椎茸がプシューっという音を出し踊りながら、高熱の中で押しつぶされていきます。椎茸が高熱で熱されているため、マスクをしていても椎茸のいい匂いが香ってきます。

すごいたくさんの量があったので、3時間近くこの作業をしていました。高熱で熱された椎茸からは水蒸気がたくさん出ており、全身椎茸のにおいになってしまいました。いつも明日葉の加工をしているときは、全身明日葉のにおいになります。ですが、女の子の体から椎茸のにおいがするのはちょっと考えものです。体からキノコが生えてくるかと思うほどでした。

機械の下からは削り節がでてきます。

これをパック詰めすると、このうみかぜ椎茸のふわふわ削り節が完成です。

うみかぜ椎茸ふわふわ削り節 – 【八丈島あしたば加工工場 オンラインショップ】 (ashitaba-hachijo.com)

椎茸の加工が終わると「ちょっと今日は試しに島唐辛子をふわふわ削り節にしてみる」と工場の方がいいはじめました。

「え・・・?」

ふわふわ削り節の加工をする場合、入れたものの水分が水蒸気となり、それを全身に浴びます。島唐辛子は普通の唐辛子も辛く、島唐辛子の水蒸気なんて浴びた日には、全身痛くて立ってられません。少量でさえ家で島唐辛子を切っていると指が痛くなったり、ラー油を作るために島唐辛子を熱しただけで家中辛味でむせてしまうほどです。

こんな量の島唐辛子を熱したら致死量です。化学兵器なみにやばいです。

ですが製品を作るためにはいろいろ試さなければいけません。

島唐辛子を投入する人はゴーグルをし、他の人たちはへっぴり腰でおびえながら近くで見学することになりました。

案の定激辛成分が蔓延し、辛い成分をマスクをすり抜け粘膜を攻撃してきます。みんな目も鼻も口もやられ、てんてこまいでした。

肝心のふわふわはこんな感じできれいな緑色で出てきました。一味のふわふわしたバージョンといった感じです。

試作品なので、ここには椎茸加工の残りが入ってしまい茶色くなっていますが、実際は薄い緑で見た目は鮮やかです。味見をしてみるとほんのひとつまみ足らずで、島唐辛子の辛味が襲ってきます。

一般的な一味唐辛子の何十倍も辛く、辛い物が大好きな私にとってはサイコーな商品です。あまりにもおいしかったので、試作品で作った島唐辛子のふわふわ削り節をいただいちゃいました。

実際に商品化するかはまだ分からないそうなんですが、私は島唐辛子の加工する日はおやすみをいただこうと思います。みなさん頑張ってください。

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