ちーぼーです。
先日八丈島に遊びに行ったときに、2日間職業体験をしてきました。1日目は乳業の工場、2日目は私が応募していたお目当ての牧場で働いてきました。そこでどのようなことを体験したか、そして私の感想も含めお届けしたいと思います。
八丈島乳業
1日目に職業体験をした八丈島乳業は、ゆーゆー牧場でとれた乳牛を使った製品を作る工場です。牛乳や、ヨーグルト、プリン、バターなどを作っています。私は工場で働いたことがなかったので、ワクワクドキドキでした。長靴を履きエプロンをして、帽子を被り手袋をして、いざ!
工場に入ってみると、作業しているスタッフの方が3名いました。工場って聞いていたので、沢山の機械が並び、その機械の前に人がいてバケツリレーのようにセカセカ作っていると思っていたので、想像していたものと違いました。広い場所でそれぞれが1人1製品を作っている感じでした。
私は一緒にプリンを作るのをお手伝いさせてもらいました。甘いものをあまり食べない私にとって、人生で初めてのプリン作りでした。卵を割って黄身と白身を分け、そこに八丈島の乳牛いれて~色々入れて~、冷やして器に入れて完成!実際はもっとたくさんの工程を経て、きっとおいしいプリンが出来ます。工場長がプリン食べさせてあげるねっていってくれたのに、それっきり忘れられてプリン食べさせてもらえなかったので、本当においしいかは私はわかりませんけどね!!(笑)
今度自分で買って食べたいと思います。ネットでも注文ができるので、みなさん良かったら食べてみてくださいね。
ほかにも、牛乳から生クリームを作ったり、残った脱脂粉乳飲ませてもらったり、ヨーグルト食べさせてもらったり。ヨーグルトは人生で食べた中で1番美味しかったです。スーパーで買ったヨーグルトしか食べたことなかったんですが、ゆーゆー牧場のヨーグルトは、牛乳から出来ていたんだぁと気づかされるくらい、味に深みがありました。
作ったプリンや牛乳を配達するのにも同行させていただきました。この工場には直営カフェが2つあります。1つが、スーパーあさぬまに併設されている八丈島ジャージーカフェ、もう1つが八丈島植物公園内のビジターセンターに併設されているGelateria365です。八丈島空港、リードパークホテルにも設置するところがあり配達に行ってきました。
配達していた時の風景が、とても綺麗でした。なんていうか八丈島の緑は濃いですよね。色味がはっきりしていて写真映えする島です。
こんな感じの風景のところをずっと走っていました。もう最高ですよね。空気も食べちゃいたいくらい美味しかったです。
製品を作って、重い機材や材料を運んだり、力仕事も少しありますが、教えて下さった方たちも優しくて、あっという間の職業体験でした。
ゆーゆー牧場
かつて八丈島は酪農王国と呼ばれていましたが、今はゆーゆー牧場だけになってしまったそうです。この牧場は、昔ゴルフ場だったところに今は牛が放牧されています。海が見える牧場は、なかなかないみたいです。とにかく景観が良く、私はその景観と、放し飼いにされている牛に惹かれて八丈島に行きました。
待ちに待った2日目の牧場職場体験。私はネットでゆーゆー牧場と、そこのスタッフさんのことをめちゃくちゃ調べていて、お顔とお名前と歴も知っていたので、実際に会えて内心ムフフって嬉しい気持ちになっていました(笑)
朝6時からのお仕事で絶対寝坊できないと思っていたら、あまり寝付けず起きたら朝4時でした。でもそのおかげで、とてもきれいな朝日を見ることが出来ました。遮るものがなく、こんなに綺麗に朝日を見たのは初めてでした。
朝6時お仕事開始。まずは、前の日に残った餌を片付けて新しい餌をあげました。その餌をあげるときに、ホークという道具で餌を持ち上げるんですが、これが難しかったです。
私はこの4本の棒の隙間から餌が落ちてしまい、半分くらいしか餌を持ち上げることが出来なかったんですが、牧場長はがっつりとモリモリに餌を盛って運んでいました。
餌を変えると一言でいっても、大人の牛の餌を変え、中くらいの子たちの餌を変え、子牛を変え、別のところにいる気の弱い子たちの餌を変え、餌を変えるだけでも一苦労でした。そのあともすぐに、うんちなどを片付け綺麗にして、牧場に生えている雑草を刈って、お水を綺麗にして、なんやかんや大忙しです。気づいたら12時になっていて、みんなでご飯を食べに行きました。
13時からお仕事再開。牛たちの餌となる、八丈島にしか生えていないマグサという草を刈りに行きました。この草刈りが1番ハードでした。暑い中長袖長ズボンで、ひたすらマグサを刈ります。女性のスタッフさん2人と一緒にやっていたんですが、黙々と草を刈る草を刈る。
草を刈っていると、大きなカタツムリや、サソリモドキ、ナナフシが出てきました。都会で今まで見たことなかったんですが、これからはお世話になると思い「よろしくお願いします」と心の中でそっと挨拶をしました。
正直途中で「あ、これもう無理だわ」って思っていたんですが、2人が作業しているのに辞めるわけにもいかず、必死についていきました。近くで農作業をしていたおじいちゃんにも「若いのに偉いねぇ。女の子だったらこんなに大変な仕事しなくてもほかにも楽な仕事いっぱいあるだろぉ。」って言われるくらい、2人は草刈りのプロフェッショナルでした。
草刈りが終わり、軽トラ2台分いっぱいのマグサをゲットし、牧場に戻りました。牧場に戻ってからも作業がたくさんあり、最後に搾乳のお手伝いをさせてもらいました。
初めての搾乳。ドキドキ。ゆーゆー牧場の牛は全員名前がついています。名前を呼ぶとその牛は寄ってきてくれます。なので、搾乳する時は、一頭ずつ搾乳室に名前を呼び搾乳していきます。
消毒をして、最初は手で乳しぼりをして、また消毒して、最後にこの搾乳機で乳を吸い上げていきます。牛はみんなお乳の形が違ったの可愛かったです(笑)形が違うので、つけ方も違ったり牛も動くので搾乳機をつけるのは難しかったです。
搾乳を終え1日が終了。次の日筋肉痛で体のあちこちが痛みました。
私はこれといって牛が大好き!というわけではありませんでした。しかし1日働いてみて、草刈りや作業をしていると、なにやってるんだー?って「モー」って言いながら、こちらに近付いてきてちょっかいをだしてきたり、名前を呼ぶとすりすり顔をこすりつけてきてくれます。牛はみんな同じような顔に見えますが、スタッフの人たちは顔を見ただけで名前が分かり、この子はこういう子だよと説明してくれました。みんな性格が違い、そんな姿を見ていたら、愛おしくてたまらなかったです。草刈りや力仕事はとても大変で、忍耐力が必要です。ただ、この子達の為ならやっていきたいなぁって思いました。
八丈町定住支援金
八丈島には移住者を支援する、八丈町定住支援金があります。八丈町に転入し、継続して移住し就業する意思がある人が対象です。就業の場合は、単身世帯で60万円 2人以上の世帯で100万円。テレワークの場合は、単身世帯:30万円 2人以上の世帯:50万円だそうです。
この八丈町定住支援金をもらうには、いろいろな規定を満たさなければいけません。詳しくはサイトの1番下にある問い合わせで確認していただけたらと思います。
まとめ
私はこの2つのお仕事体験をしてきました。こちらの会社では、カフェとホテルのお仕事も募集しているそうです。寮も完備しているので、住む場所はすぐに探す必要はありません。八丈島に行く飛行機代とやる気さえあれば、八丈島で生きていくことが出来ます。
ほかにも、探せば居酒屋や老人ホームなど結構なんでも仕事はあります。是非一緒に八丈島で仕事をしましょう!
コメント
にゃおでお世話になった元スタッフです。
店長が辞めた事、島に移住した事、
突然聞いてこのブログも一気に読みました、
とても面白かったです。
店長の事、麻雀業界で出会った人で一番といって良い程尊敬してました。
コロナ落ち着いたらお店に遊びに行きたいな〜と思ってたのも叶わず、残念でしたが、
新しい生活を応援しています!
いつか八丈島遊びに行くのでその時はお酒でも一緒に飲んでください笑
なんで名前隠してるの?笑
誰だろーいつでもおうちに遊びに来てね!誰かわからないけど
ラインください!猫も待ってるよー